害悪プレイヤーに鉄槌ヲ
5対5のフラッグ戦…相手は度が過ぎたマナー違反をするプレイヤー達(害悪プレイヤー)が繰り返す行為に注目!(注やってはいけません)
フラッグ戦、それは敵陣地にフラッグを奪いあるという5対5のチーム戦のである。
古びれた工場それがMGOのフラッグ戦では人気のあるステージだ。なにを作っているか分からないそんな不気味さのあるこのステージで赤と青の2チームがフラッグを取り合う。
「くそっ、リンがやられた!誰かカバー入れ!」
野良プレイヤーの[サタラン]というプレイヤーが後ろにいる仲間に指示を飛ばす。今、青のフラッグ付近で激しい戦闘が行われている。赤は3人青は4人、人数的にいえば青が優勢のはずだが押されているのは青の方だった。
「お前ら弱すぎだろ、まぁ楽して勝てるならそれでいいけどな?はははっ!」
赤チームのリーダー格であろう男が挑発行為を繰り返す。それに便乗して周りにいた赤チームのプレイヤーが、
「雑魚ども!おとなしく諦めろ!時間の無駄だってこと分からねぇのかよっ!」
「そうだぞっ!早く道を開けやがれ!俺たちの陣地を守っているのは俺たちよりももっと強い2人だ!俺たちにも苦戦してる奴らがあいつらに勝てるわけないんだよ!」
どんどん状況が悪くなるなか、青チームのプレイヤー達にはこの害悪プレイヤー達への怒りが大きくなっていった。
「マナーがなってないわねあなた達っ!武器の性能に頼ってばかりのあなた達にそんな大口を叩ける道理はないわ!」
プレイヤー[サツキ]が自分が思っていたことを害悪プレイヤーに向かって言い放った。
「そうだ!チームを組んでいるお前らと違ってこちらは野良チームだぞ!それでお前らが少し勝ってるくらいで調子にのるな!」
サタランもサツキに便乗する。
「はっ、雑魚がなにを言ってんだか、武器の性能がどうとか野良チームがどうとかやっぱり言い訳も雑魚くさいな」
赤チームのリーダー格の男が呆れたように言う。
「みんな、このままじゃずるずると負けてしまう。そこで、一か八か全員で撃ちながら突撃しないか?」
サタランが青チームのプレイヤー達に提案する。
「みんなだってどうせ負けるのならあいつらに目にもの見せたいだろ?」
「その話乗ったわ!」
サツキが了解をだす。他の2人も同意見のようだ。
「よし、じゃあ合図を出したら行くぞ」
「3....2...1...GO!」
4人のプレイヤーが一斉に物陰から飛び出す。
「なんだ⁉︎」
害悪達が驚きの声を出す、しかし対応が早くすぐに打ち返してくる。サツキはジグザグに走りながら自分が愛用しているショットガンで狙いを定める…トリガーを引き、銃口から無数の玉が飛び出す。
「ぐっ…」
3人のうちの1人に大きなダメージを与えた。
「よし、この調子でっ!」
その時、
<青チーム.WIN>
『…はっ?』
突然の試合終了にサツキだけではなくその場にいた全員が 困惑の表情を浮かべ固まる。
しばらくして、サツキだけは誰の仕業かを理解した。 そして、
「あんのっ難聴鈍感モブA、やってくれたわね…」
自分が波に乗っている時にそれを台無しにされるのは誰もが嫌だろう、それが意図的にやってなくとも。彼女の怒りが対戦終了後の待機室で爆発することになったのは言うまでもない。