弱そうな異世界の住人と言われた俺
ジャジャジャジャ―ン!
謎の効果音と共に現れたのは倒れた少年だった。
その服装はこの世界の物とは思えない。まさに
「異世界の住人」だ。
「うわ。なにこの弱そうな少年」
「これはまた面白そうな人ですね」
「このような異世界の住人を召喚しても何の得も
ないような気がするのですが...」
「うるさいぞハルバルド。いいじゃないか。服
装も私たちとは全く違う、正真正銘の異世界の住
人ではないか!」
「アッハイ」
「アッハイとはなんだアッハイとは!...まあいい
さ。おい!起きろ!異世界の住人!」
レイナは「異世界の住人」である少年を蹴る、蹴る、
蹴りまくる。そして蹴り終わったかと思えば、手にア
ホ色の炎を燃やし始めた。多分これで少年を燃やすの
だろう。怖い!レイナ怖い!。
「あ…ここは…」
「おらああああああああああああああ!」
「ぎゃああああああああああああああ!」
少年は間一髪で炎を避ける事が出来なかった!
何て事だ!少年はかなりのダメージを負って...いない!
レイナの炎は熱湯ぐらいの暑さだったのだ!
「何するんだ!お前誰だよ!」
レイナは髪をはさーってやった。はさーって。そして
キメ顔をし、手に相変わらずアホ色の炎を燃やした!
「私の名はレイナ...レイナ・レイナレー...違う!
レイナ・レイレナードだ!」
「もしかして...自分の名前間違えた?」
「そ...そうだ!悪いか!」
「いや...悪いとは言ってな.うわあああああああ!」
「そう言う奴はこうなるぞ」
「そろそろやめてあげた方が良いと思いますよ」
「そうですレイナ様。ルキア殿の言うとおりです」
「あー、分かった。でお前の名は?」
「Mrムラーイですが、何か?」
「何か?じゃないだろ!本当の名前を家!」
「家?」
「言え!」
「村井真人です。よろしくお願い致します」
「あ、うん。分かった」
こうして異世界の住人である弱そうな少年、
村井真人が召喚され、引きこもり大魔術師の塔に
厄介な住人が一人、増えたのであった。
こんなノリで書いていくと思うよ、うん