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詩集

長い冬

作者: しのぶ

道を歩いていると

欺きを売り付けようと


偽りの薬売りが

集まり跡を絶たないが


対価を払えば助けてやろうと

空しい言葉を吐いてこようと


決して信用してはいけない

断じて信頼してはいけない


頼れば痛い目見せずにおかない

それがこの苦界の習い


焼けた鉄をつかむように

火に寄り掛かるように


身を焼かずにはいられない

いや、捨てていくにしくはない


長い冬の始まってより十年

痛み分けを得てより五年


お前は苦しい目に遭って当然と

耳元で囁く声が延々と


全く悪魔は公然の敵よと

語られたのは当然の出来事


良いことの一つもあったなら

悪魔と呼ばれなかっただろうから


いや全く不倶戴天の敵である

そこには永遠の敵意がある

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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして!ネガティブというよりは厳しさを教えてくれる中身でしたね。 私じゃ深く読み切れませんでした。
2012/04/28 20:55 退会済み
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