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かわいそうなロボット

作者: 祁答院 刻

ロボットは はたらいていました

あしたの 夜明けがまぶしすぎるから

相応しい すがたに磨かれたいと

泥水のんで はたらきました


いつの日も 未来は高貴にたたずんで

あこがれた 日付は仕事に消され

ロボットは 勤勉でバカでした

心優しく 損なタチでした


ロボットは 故郷を想うとき

アメリカの 金属的なスーパーを考えます

家族は 窮屈にカートをおして

外一帯 温水がみちています


ロボットは 深く誤解していて

精神状態は まるで無機質です

現実は 田舎じみてあたたかいもので

いくぶんか アナログが強めです


ロボットは 誰にもささげられず

汚れさえ 問題になりません

彼の変化を 故障といわないで

控えめに おきがえと呼んでください


ロボットは まさしくわたしでした

自由に飢え ひまをもてあまし

なお揺れる瞳が かわいそうですが

夢見る余力は のこっています

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