表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/28

美少女からの提案

 理央ちゃんの提案。


「それは…恋人のフリ、キスまでオーケー作

 戦です」

 …と。

 

 えっ⁉︎

 キスまでオーケー⁉︎

 …う〜ん。

 それはヤバくないか⁉︎

 キスだぞ⁉︎

 いいのか⁇

 オレと⁉︎

 

「あの、理央ちゃん。オレとキスしてもいい

 の⁈」

「はい。」

 顔を赤らめながら答える理央ちゃん。

 

 ーマジかー…ー

 オレは、したいよ。

 もちろん好きだししたいっすよ⁉︎

 でも…

 んー…。

 理央ちゃん…、オレの事好きだったりすん

 のかな⁉︎

 嫌ならこんな事提案してこなくね⁉︎

 これって両思いなんじゃね⁉︎

 

「理央ちゃん、フリでキスまでオーケー作戦

 ってさ、いつキスするとか具体的にプラン

 あったりする?」

「えっ、私は…いつでも…。」

 いつでも⁉︎

 クソー。

 なんでもっと早くに気づかなかったんだ!

 鈍感男!

 オレの意気地なし‼︎

 こんなに、理央ちゃんを待たせるなんて‼︎

 しかも理央ちゃんにおねだりさせるなんて、

 なんて情けねー!

「理央ちゃん」

「は…はい」

 顔を上げた理央ちゃんにオレはキスを優し

 くした。

 

 ンフクッ

 理央ちゃんがかわいい声を出したから、オ

 レは、そのまま理央ちゃんを抱きしめた。

 理央ちゃんは、抱きしめられたままオレに

 こう言った。

「キスまでオーケー作戦…受け入れてくれた

 って思ってもいいのかな…?」って。

 だからオレは、

「うん。受け入れた。だからこれからは容赦

 なくするかもよ?」って言いながらまた理

 央ちゃんにキスをした。

 すると理央ちゃん。

 ‼︎

「良夜くん、ありがとう」

 と言い、今度は理央ちゃんからキスをして

 くれた‼︎

 

 うおー…⁉︎

 マジですかー⁉︎

 クッ…

 もう最高っす。

 

 次の日

 理央ちゃんにしつこくしてくる男どもを黙

 らす作戦開始‼︎

 オレと理央ちゃんは、廊下でイチャイチャ。

 しかし‼︎

 久々のモテ男くんが登場。

「あれー、お二人さん付き合ってるフリだっ

 たんでしょ〜?ねぇ〜?実際にはどうなの

 よー?」

 なんて聞いてきた。

 だからオレはすかさず、

「フリじゃねーよ。オレたちほんとに付き合

 ってるよ」

 って言いながら理央ちゃんにそっと壁ドン

 しながらキスをした。

 するとモテ男くん。

「うわー、引くわー」

 って言いながら去って行った。

 そしてそれ以降理央ちゃんがしつこくされ

 る事もなくなった。

 

 でもやっぱり人前で壁ドンとかキスとか…

 めっちゃ恥ずかしいよー‼︎

 でも、あれは理央ちゃんを守るためだった

 わけだし、仕方ない。

 

 いろんなハプニングがあったけどいつのま

 にか一年が過ぎた。

 そして高校二年生になった。

 オレたちは、相変わらずイチャイチャさせ

 てもらっている…んだけど、理央ちゃんの

 クラスになんと、モテ男くんがいるのであ

 った。


 しかもモテ男くん…廊下側の一番後ろの席

 なんだよな。

 だから、理央ちゃんのところに行くと必ず

 モテ男くんが…

 だから、ここは開き直って

「ウッス!」ってみずからモテ男くんに挨拶

 してみた。

 するとモテ男くん…。

「りーおちゃん、彼氏きてるぞー」

 って呼んでくれた。

「あ、わりい。ありがとな」

 モテ男くんにお礼を言った。

「フッ…安心しろ。もう理央ちゃん狙ってね

 ーから。あんなキス目の前でされたらな」

 って言いながらモテ男くんが笑った。

 ハハハ…。

 でも、なんだかんだでモテ男くんっていい

 奴なのかもしれない。

 それからは、すれ違うたびにモテ男くんに

 ウッスって言っていたら、自然と向こうか

 らも挨拶してくれるようになった。

 そして、オレはモテ男くんをもうモテ男く

 んと呼ばずに杉もっちゃんと呼んでいる。

 すっかり友達になってよく恋の相談を受け

 たりしている。

 

 そんな様子をいつも見ていた理央ちゃん。

 良夜くんは、なんだかみんなをいい感じに

 変えてしまうような力があるねって微笑ん

 だ。

 オレにはそんな力ないっす…。

 ただみんながいい人なんだろうとオレは心

 の中で思った。

 

 そんな平和な毎日を過ごしていたのだけれ

 ど…

 

 ある日理央ちゃんがオレの部屋に訪問して

 きた。

 いつも通りはーいって言って振り向くと…

 

 ⁉︎   ⁉︎   ⁉︎

 

 ええぇエ〜⁉︎

 

 理央ちゃん⁉︎

 …理央ちゃんがまさかの…まさかの格好で

 登場してきたじゃないか。

 なんなんすか⁉︎

「ヤベー、可愛すぎ」

 思わず心の声もれまくりになってしまった。

 

 理央ちゃんは、なぜそんな格好で現れたん

 だろうか…⁈

 

 でもかわいい。とにかくかわいいのであっ

 た。

 

 

 どんな格好かというと…

 それは…

 

 続く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ