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白き大英雄と白銀の守護者  作者: 澤中雅
第十一章 波乱の序列選考戦編
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身分も忘れて

アクセスありがとうございます!



 選考戦に挑む二〇名が発表された時、もっとも注目されたのは言うまでもなくアヤトの選出だった。

 持たぬ者からの初選出、他にも噂の絶えない学食の調理師兼特別学院生の実力は本当に序列候補に相応しいのか。他の優秀な精霊術士や精霊士を差し置いてまで選出する価値はあるのかと良くも悪くも注目の的になる。


 しかし良い意味で最も注目されたのはやはりこの二人。


 ファンデル王国の王女であり生会長のエレノア。

 祖父が枢機卿の座を降りたとは言え教国の伯爵家令嬢であり聖女と呼ばれるミューズ。


 ロロベリアと並ぶ序列一位候補の王女と聖女。実力や家柄は当然ながら、親友という関係から二人の対戦が学院生の注目を集めるのは必然。

 観覧が出来ない学院生は二人の対戦がどのような結末を迎えたのかと長期休暇中も気にするほどで。


 ただ組み合わせが初日なので二人の対戦は七日目の次戦に行われたとは知らないまま、関係者のみが観覧する中、二人はフィールド中央で対峙した。


「体調はどうですか」

「問題ない。ミューズこそどうなんだ」

「休む時間もありましたから、わたしも問題ありませんよ」


 普段通りのやり取りを楽しむ二人は対戦直前とは思えないほど緩やかな雰囲気で、むしろ観覧席の方が緊迫した空気に包まれている。


「なら良かった。お前とは出来るだけ万全な状態で戦いたかったからな」

「奇遇ですね。わたしもあなたとは可能な限り対等な条件で勝負したいと思っていました」

「だから実を言えば初戦が良かった」

「ほんとうに」


 お互いの気持ちが同じだと確認するなり二人は小さく笑った。

 序列入りを果たすなら後を考えず全力を出せる分、強敵とは出来るだけ次戦で当たる方が有利。

 しかし相手が棄権しない限り次戦では心身や精霊力は消耗している。また相手によって消耗にも差が出来るので、両者共に万全な状態を望むなら初戦が適している。

 例え初戦の影響から次戦で敗北しようと、対等な条件を優先するほどに二人がこの一戦にかける思いは強い。

 出会ってまだ二年にも満たない関係だろうとエレノアにとってミューズは、ミューズにとってエレノアは特別な存在なのだ。


「だが決まってしまったなら仕方がない。今できる最高の勝負をしよう」

「では終わってからにしましょうか」


 故に選考戦で初めて両者は握手も交わさず背を向けて距離を取る。

 その対応に、同時に伝わる気迫に観覧する学院生が息を呑む中、二〇メルの距離で二人は向き合い。

 先ほどとは変わって真剣な表情でエレノアはレイピアを、ミューズは直刀のサーベルを抜き構え――


『試合開始!』


 闘技場に合図が響くなり両者は精霊力を解放、同時に地を蹴り距離を詰める。

 間合いに入るなりミューズはサーベルを振り抜き、僅かに遅れてエレノアもレイピアを振るう。


「この日を待ったぞ……ミューズ!」


 互いの武器が交差するなりエレノアが歓喜の声を上げた。

 一年前の選考戦でも当然ミューズと戦ったが、当時は防御一辺倒で自分から攻めることもしない。また勝利にかける執念も稀薄で敗北も仕方なしとの一面もあったほど。

 出来るだけ相手を傷つけたくないとの優しさに加えて、恐らく精霊力を視認できることから相手の動きや感情が読める優位性に後ろめたさも感じていたのだろう。

 エレノアとしては不満もあったが、優しさもミューズの美点と無理矢理受け入れていた。


 しかし今は違う。

 試合前のやり取りや攻めの姿勢、交える刃から伝わる勝利への執念は本物で。

 ようやく本気のミューズと戦えることがエレノアは嬉しくて仕方がない。


「お待たせした分、楽しんで下さい……エレノアっ」


 精霊力の輝きから読み取らなくてもエレノアの思いが伝わるからこそミューズも声を張り上げて返す。

 自分の戦い方に不満を持ちながら、強制することなく心配してくれたエレノアの優しさに。

 これまで意思を尊重して待ち続けてくれたのなら、待たせた分だけ期待に応えようと。


「はあ!」

「ふん!」


 互いに全力で勝利を求めて武器を振るった。



 ◇



 教国に帰省していた間、ミューズは出来る限りの時間をダリヤとフロッツとの訓練に費やした。

 近接戦の訓練はダリヤと、精霊術の訓練はフロッツと、教国でも最高位の実力を持つ二人との訓練は厳しく、しかし今まで強さを求める意思が稀薄だったミューズには得るものが多く。

 変換術を習得したのも相手に配慮をしすぎた精神的な枷が外れたからだとフロッツが教えてくれた。精霊力の扱いは精神的な部分が左右するだけに、威力の上がる変換術を無意識にミューズが拒んでいたからだと。

 もともと基礎能力の高いミューズなら習得してもおかしくなかっただけに、驚くことではないが、長い付き合いなだけに精神的な成長には驚かれて。

 ギーラスのことは残念ではあったが降臨祭前の事件や、アヤトとの出会いはミューズにとってプラスになったと褒めてくれた。

 また下克上戦の話から王国に留学したのも良い経験になったと兄貴分として喜んでくれた。


 そしてダリヤも喜び、だからこそと大切な心構えを教えてくれた。

 強くなる為には目標を持つべきで、王国には模範となるアヤトという強者がいる。

 強さの模範と言われてミューズも最初にアヤトが思い浮かんだ。守られるだけでなく守れるように、背中を見続けるだけではなく並び合えるように。

 まさに理想の目標だとミューズが頷く中、続けてダリヤは問いかけた。


 ライバルになりそうな相手はいるか――と。


 目標だけでなく、ライバルという存在も強くなる為に必要で。

 自分一人で目標に向かって突き進むより、ライバルと鎬を削り互いに高め合うことで目標に向かって突き進む。この人には負けたくないとの意思が自ずと自分を強くしてくれると。

 ダリヤも学院生時代、フロッツが居たからこそ強くなれたと語ってくれた。


 ちなみにダリヤの本心にフロッツが調子に乗りひと悶着が起きたりするも、この心構えを聞いたミューズの脳裏に真っ先に浮かんだのはエレノアだった。

 実のところエレノアが思い浮かんだミューズは戸惑っていた。

 マイレーヌ学院に留学して勝手の分からない自分を色々と助けてくれて、交流を深めていく内に親友となったエレノアになぜ負けたくないとの感情を抱くのか。

 だが少し考えれば分かることだ。

 王族としてのプライドを持ち、強さを求める直向きな姿勢を隣りで見てきたからこそエレノアなのだろうと。

 消極的で半端な志しか抱かなかった自分にはない強さを秘めるエレノアにこれ以上置いていかれたくないからこそ負けたくない。

 これからもずっと互いを高め合う対等な関係でい続けたい。

 生涯の親友と呼べる特別な存在に、自分にも同じ特別を向けて欲しい。

 故に生涯共に高め合う相手として思い浮かんだと――


『煌めく流星よ!』


 近接戦から一転、距離を取るエレノアにすかさずミューズは精霊術を発動。

 十数の氷鏃で追撃するもエレノアは軽快なバックステップで回避していく。

 精霊力の視認による優位性があろうと剣技や身体能力ではエレノアに分があるだけに近接戦で決めきれなかった。

 また次の動作が読めてもアヤトを模範して築き上げた体捌きで翻弄し、精霊術を巧みに回避していく。

 この一年でエレノアは心身共に大きく成長した。

 弱さを受け入れ、それでも立ち止まらず、自身を見つめ直し、悩んで導き出した強さ。 まさにこの一年の差が顕著に出ているとミューズは痛感。

 それでも負けたくない。

 今までエレノアに公式戦でも模擬戦でも一度も勝利していないからこそ。

 これからも対等な存在でい続けたいのなら。


(わたしはあなたに勝ちたいのですっ)


 今回ばかりは負けたくないとミューズは勝利に拘った。



 ◇



『青き星よ!』


「く……っ!」


 ミューズの猛追にエレノアは必死に予測し、フィールド内を駆け回りながらギリギリの回避を続けていた。

 近接戦ではジリ貧と距離を空ければ躊躇なく精霊術で攻撃してくる今までにないミューズの気迫、勝利にかける執念が恐ろしいほど伝わる。


 そもそも前評判で序列一位候補にロロベリアやミューズに並んで自分が加わるのは見当違いも良いところ。

 なんせ自分は二人のような優れた才能などなにもない。

 現にロロベリアには新解放の分配集約というデタラメな戦法で敗北した。また規格外な制御力から習得した数々の手札も含めて総合力でも劣っていると認めている。


 そして豊富な保有量や精霊力の視認による優位性だけでなく、精霊術の基礎能力や精神面の強さも含めたミューズの総合力にも劣る。

 今まではミューズの優しい心根を衝いて勝利していたに過ぎない。


 ロロベリアは当然、対等な条件なら自分はミューズよりも弱い。


 だから近接戦でも精霊術でも逃げ回ることしか出来ず。

 同じ序列一位候補と評価されているとは思えない一方的な展開になっていた。


(だが……それがどうしたっ)


 必死にミューズの精霊術を回避しながらエレノアは己を鼓舞する。

 他の面々に比べてそこそこの才能がないのも、ミューズと対等に戦えるほどの実力がないのも理解している。

 しかし才能も実力も劣っていようと負けたくない。

 幼少期から目の当たりにしていたレイドとカイルの絆。

 互いに身分も忘れて共に居る時間を尊く感じつつも、競い合う時は相手に負けたくないとの気持ちで高め合ってきた二人の関係にエレノアは憧れていた。

 そんな憧れを抱いている中でようやく出会えた。

 共に居る時間を尊く感じる親友に。

 そして一方的な思いではなく、相手も負けたくないとの感情をぶつけてくれるようになった。

 王族故に今まで出会えなかった、身分も忘れて対等でいられる存在。


 エレノアにとってミューズは親友でありライバルなのだ。


 故に誰よりも尊く、誰よりも負けたくない気持ちが溢れる。

 実力も才能も劣っていようと、これからも対等な存在でい続けたいからこそ。


(お前に勝つ!)


 無様な展開になろうともエレノアは勝利に拘った。



 ◇



(……妙ですね)


 エレノアを精霊術で追撃しつつミューズは違和感を抱いていた。

 精霊術の視認で先を読み、時には誘導しているにも関わらずギリギリ捉えきれないエレノアの動きは見事なもの。

 ただ回避ばかりで応戦してこない。

 発動速度では僅かに分があろうともエレノアは火の精霊術士。例え変換術を習得していなくても威力で勝るなら精霊術で応戦してもいいはず。

 なにより新解放を使わないのが気になる。

 精霊術が使えないネックはあれど、新解放の身体能力なら余裕を持って回避できる。

 更に動きを先読みしようと新解放を使われては近接戦でも有利なのはエレノアだ。

 にも関わらず危険覚悟で回避を続ける理由。

 輝きから感情を読み取れても心が読めるわけではないのでエレノアの意図が読めない。

 それでもミューズは精霊術で追撃するしかない。

 新解放で近接戦を挑まれると不利、距離を空けた今の状況こそミューズに有利だ。

 精霊力の輝きからエレノアが勝利を諦めていないなら何かを狙っている。

 ならその前に何としても捉えるとミューズは集中力を高めて――


「アァァァ――ッ!」


「……っ」


 動きを先読みして精霊術を放つ瞬間、疾走していたエレノアの精霊力が爆発的に膨れあがった。

 髪や瞳の変化を確認するまでもなくこの変化は新解放によるもの。しかし以前よりも精霊力の変化に予兆のない流れるような制御、完全に虚を衝かれたミューズの意識が僅かに乱れてしまう。

 その乱れを予想していたのかエレノアはレイピアを地面に突き刺し強引に方向転換、強化された脚力でミューズ目がけて突進してくる。


「さすがですね、エレノア……ですがっ」


 新解放の使用速度からエレノアの鍛錬を垣間見て感心するも、強化されようと三〇メルもの距離があれば充分対処できるとミューズは精霊術で応戦。


「――!?」


 だが言霊を紡ぐ前にエレノアの精霊力に更なる変化が起きて目を見開いた。

 なぜなら新解放で膨れあがった精霊力が急激に収束していき従来の解放に戻っていたからで。

 エレノアとシャルツの下克上戦を観覧していないミューズはエレノアが新解放使用から数秒以内なら即座に従来の解放に戻れるのを知らない。

 加えて観戦していた学院生もエレノアだけでなく、選考戦で当たる可能性があるからこその配慮として他の序列保持者がどのような激戦を繰り広げたのか詳しい情報を広めていない。

 更に他よりも感知能力の高いミューズだからこそ機敏に反応してしまい。


「はぁぁぁ――!」


「まだです!」


 再び乱れた意識の隙を衝き、エレノアは間合いに踏み込みレイピアを振り下ろす。

 しかしミューズも咄嗟にサーベルで防ぐ。


「……え」


 が、互いの刃が接触した瞬間レイピアが宙を舞い、エレノアの気迫とは裏腹に軽い感触からミューズは振るったサーベルを止められず。


「ミューズ……」


 完全に無防備になったミューズに向けて無手となった両手を振り抜いたエレノアはニヤリと口角を上げて。 


『我慢比べといこうか――っ』


「まさ――」


 ようやくエレノアの狙いを察したミューズの声は最後まで続かず。


 至近距離でエレノアは躊躇わず精霊術を暴発。


 中心で起きた小規模爆破によって二人は吹き飛んだ。



 ◇



 下克上戦でミューズがティエッタから学んだようにエレノアもシャルツから学んでいた。

 故にエレノアは最初から実力が劣る側としての覚悟から、確実にミューズを暴発に巻き込み勝利をもぎ取る方法を狙っていた。


 しかしただ巻き込むだけではエレノアに勝利はない。

 なんせ両者には保有量に差がある上に、暴発させた術者の方がダメージを受ける。

 精霊結界で精霊力を対価に威力を軽減できたところで、消費量もエレノアが上回ってしまえば身も蓋もない。

 だからエレノアは距離を取り、敢えてミューズに精霊術を使わせた。

 新解放を使わなかったのも精霊力を節約する為で、被弾覚悟の一か八かで回避に専念してミューズの保有量が下回るのを待ち続けた。


 更に出来るだけ至近距離で暴発に巻き込む為にミューズの優位性を逆手に取った。

 回避に専念していたところで急な新解放、突撃するなり従来の解放に戻る精霊力の急激な変化を視認させて意識を乱す。

 意識して感じ取る精霊力を無意識で視認してしまうミューズだからこそ通じるフェイント。

 後はレイピアで攻撃するフリをして完全にミューズの足を止めるだけでいい。

 暴発させるのは普通に精霊術を放つよりも制御をしないだけ早く精霊力を集約させられる。これならさすがのミューズも感知して回避する間もなく確実に巻き込まれるだろうと。

 まさにシャルツから教わった危険を覚悟で勝利をもぎ取る覚悟で。

 そしてアヤトに勝利した先輩達が見せてくれた意地を元に構築したエレノアの一か八かの賭けは――


「私の……勝ちだっ」


 暴発に巻き込まれた余波と精霊力を急激に消耗し、地面に倒れたままのミューズにエレノアは拾ったサーベルを突きつける。

 まあサーベルを拾えたのは偶然でしかないが、先に立ち上がれたのは予想の範疇。

 最初から暴発するつもりでいたエレノアと、予想外の暴発に巻き込まれたミューズでは精霊力の消耗や衝撃に対する心構えが違う。

 付け加えれば保有量の多いミューズは精霊力の急激な消耗も、枯渇寸前の負荷に慣れていない。

 対しエレノアはこれまでの公式戦や訓練時で何度も経験している。暴解放の負荷に比べればすぐさま行動に移すくらい造作もない。

 ただ最も勝敗を分けたのはやはりこの一年の過ごし方で。


「無茶を……しました、ね……」

「……しなければお前に勝てないだろう」


 顔を上げるミューズにエレノアは首を振る。

 なんせ実力も才能も劣っている自分がミューズに勝るものといえば一つしかない。

 この一年で敗北した回数、悔しさ、流した涙には自信があるからこそ。


「私がお前に勝っているものといえば……意地くらいだ」


勝利に対する執念だけはミューズに負けないとエレノアは笑った。

 その笑顔の眩さに、精霊力の輝きにミューズも全てを察して。

 積み重ねてきた覚悟の差を痛感して涙が溢れ。


「わたしの……完敗です」


 しかし不思議と悔いはなく、笑顔でエレノアを称えた。


『勝者――エレノア=フィン=ファンデル!』


 こうして学院生の注目を集めた二人の激闘は、エレノアの意地が雌雄を決した。


「……立てるか?」

「なんとか……ですが、約束通りお願いします」

「約束したのは今後ともよろしくの握手のはずだが……まあいい」

「細かいことは気にせずですよ」


 ならばと試合前に拒否した握手を改めて、倒れるミューズに手を差し出すエレノアという形で交わされたのだが。


「と……少し待てっ」

「え……っ?」


 起こすよりも先にエレノアの足がふらつき、両者共に再び地面に倒れてしまう結果に。


「いたた……しっかり支えてください」

「今さらだが私も限界なんだ……無茶を言うな」

「無茶では勝っていると言ったのはあなたではないですか……」

「それとこれとは別だ……ああ、模範を示す立場なのに無様な姿を見せてしまった……」

「ほんとうにです……ふふふ」

「ははは……」


 ボロボロの姿で倒れたまま笑い合う二人からは普段の王女や聖女の凜々しさも気品もない、少々やんちゃをしてしまった普通の少女のようで。

 それでもエレノアとミューズの尊い絆を感じた観覧席からは――


「なにが可笑しいんだ……ミューズ」

「なにが可笑しいんでしょうね……エレノア」


 選考戦全試合を通じて唯一の、惜しみない拍手が送られた。




おまけむっつめはエレノアとミューズの選考戦でした。

アヤトくんの助言通り、ミューズは攻め意識を強く持つ余りエレノアの術中に填まった形です。精霊力の視認に頼りすぎていたのも敗因ですね。

それはさておき、これまで親友として交流を深めていた二人がミューズの意識改革によって最高のライバルにもなった一戦は如何でしたでしょうか?

初めて本気でぶつかり合い、王女として振る舞い続けていたエレノアと聖女として慕われていたミューズが最後にお互いの身分や責務も忘れて普通の少女のように笑い合う様子に、少しでもほっこりして頂ければ作者として嬉しく思います。


さて、おまけも次回でラスト。

ここまでは今章をメインにそれぞれの先を見据えた内容ですが、ラストはある意味次章に繋がる内容でもあります。

どのような内容かはもちろん次回で。



少しでも面白そう、続きが気になると思われたらブックマークに登録、評価の☆をお気持ちのまま★にして頂ければ嬉しいです!

みなさまの応援が作者の燃料です!


読んでいただき、ありがとうございました!



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