人物紹介
アクセスありがとうございます!
そして九章までに登場したキャラクター紹介を更新してみました。
ここまで主要キャラを含めて結構な人数が登場していますし、次章から第三部に入り更に増える予定なので参考にしていただければと簡潔な情報も踏まえています。
つまり九章までのネタバレが少々含んでいるのでご注意を。
そして次回更新から第十章が開始となるのでお楽しみに!
◆主要人物
◇ロロベリア=リーズベルト 水の精霊術士
身長 163 白髪金眼
精霊術クラス一学生 序列十位
使用武器 瑠璃姫
本作の主人公。
入学当初は変換術のみ習得していたが遠隔操作、言霊といった高等技術だけでなく独自の発想から精霊力の部分集約を短期間で、更には集約防御、エニシの秘伝、アヤトの切り札から得た発想による精霊力を象った剣『蒼月』と精霊力の扱いにおいて異常な才能を見せ、ラタニから精霊術の申し子と呼ばれるほど。
ただ精霊力の保有量が学院でも平均的で、真っ直ぐすぎる性格から相手に振り回されやすく、戦法が読まれやすい欠点も。
またそ目的のためなら命懸けの訓練や手段も迷わず選ぶ危うい一面も。
相手の精霊力に干渉する異質な精霊力の影響を受けない性質があるも理由は不明。
余談としてベルーザに見初められたりナンパされたりとタイプは違うがサクラ、ツクヨ、ティエッタに並ぶ美少女……あれ? 四人ともクセが強い。
また何気に胸が小さいのを気にしていて小柄なのに大きいリースを羨ましく思っている。
◇アヤト=カルヴァシア
身長 175 黒髪黒眼
学食の調理師兼騎士クラス一学生
使用武器 朧月 新月→月守
本作もう一人の主人公。
実験の副作用で得た身体能力と頭脳を最大限に活かすべく試行錯誤を繰り返し続けた結果、卓越な技術を身に付け持たぬ者でありながら精霊術士すら凌駕する実力者。
加えて強靱な精神力、気配や周囲の空気を読む感覚の鋭さ、相手の力量や感情など読み解く能力が非常に高く、その戦闘センスはラタニに戦いの申し子と呼ばれるほど。
しかし持たぬ者が故に精霊力を感じられず、精霊術による不意打ちや精霊力に関する技能に対応できない欠点はあるも神との契約で得た神気を感じ取り、擬神化や白夜と言った切り札を編み出したことで作中でもラタニと並ぶ最強の一角。
ただ本作でも最強の一角ではあるも、それは擬神化した状態の場合。
素の状態だとラタニ小隊を始めエニシやダリヤといった実力者に劣り、相手の情報を即実戦に取り入れ活かす頭脳面とそれを可能とする戦闘技術、精霊術を斬れる朧月で補えているだけで実際はかなり危ない橋を渡り続けている。
シロの記憶を失っているはずなのに出会い当初からロロベリアを気に掛け、守る理を教えるべくロロベリアが強さを得るまで守ると約束するも真意は不明。
余談としてアヤトの初期設定に『中二病を拗らせた天然ツンデレ』とのメモがあった……作者はどんなキャラにするつもりだったのか。
◇リース=フィン=ニコレスカ 火の精霊術士
身長 149 金髪金眼
精霊術クラス一学生
使用武器 炎覇
ロロベリアの親友でユースの姉。
ロロベリア以上に考えるより先に行動と猪突猛進。
槍術の腕前、近接戦のセンスも天才的なのだが性格が影響して読まれやすく、また精霊術士でありながら細かい作業や思考が苦手なことから精霊術をほとんど使わないと、学院でもトップクラスの精霊力の保有量は残念ながら宝の持ち腐れ。
ただ強くなれるのなら躊躇わなく暴解放を使う辺りがロロベリアと似ている。
普段は弟のユースを邪険に扱うが内心はロロベリアと同じくらい姉として大切に思っている。
恋愛事に疎く、初恋もまだで憧れの異性は父親。
ただ最初は毛嫌いしていたアヤトの密かな努力を知り、父親と同じくらい尊敬の念を抱いている。
余談としてとにかくロロベリアが大好きなリースのロロ成分が枯渇するとやる気がなくなり食欲も減退していくらしい。
◇ユース=フィン=ニコレスカ 土の精霊術士
身長 178 金髪金眼
精霊術クラス一学生
使用武器 双剣
リースの弟。
リースに匹敵する近接戦の才能、独学で言霊、変換術、遠隔操作を習得した精霊術の才能、相手の情報を分析して優勢に立ち回るセンスを持ち合わせた学院でも屈指の実力者。
当初は憧れの姉より強くなったことを認めたくないと実力を隠し、過去のイジメから家族以外に興味を持たてず本領を発揮できなかった。
しかしユースの実力を察していた父親の気遣いや、アヤトとの存在から自身の弱さを受け入れたことでようやく過去を乗り越えた。
ただ乗り越えても相変わらず自身を隠す飄々とした態度は改めるつもりはなく、ロロベリアやリースと違い大切な物を守る為なら手段を選ばない冷徹な一面も。
道化のような振る舞いが目立つが相当な切れ者で、アヤトもそれなりに本心を見せるほど認めている。
余談としてユースはカイル、フロイスに並ぶ美形……なのだが、二人に比べて弄られキャラが濃い。
◇ラタニ=アーメリ 風の精霊術士
身長 169 赤髪紫眼
王国軍精霊術士団兼学院特別講師
使用武器 黒妃
自称アヤトの姉でロロベリアの未来のお姉ちゃん。
掴み所がなくどこまで本気でどこまで嘘か分からない言動や行動が目立つ。
しかし精霊術士としての実力は本物、ラタニの実力を知る者は全てバケモノと評するように擬神化したアヤトですら未だ分が悪く、王国どころか作中では間違いなく人類最強。
その実力と平民からの人気、誰だろうと関係なく気分で接することから権力者や軍の一部からも煙たがられている辺りはアヤトの姉というべきか。
ただアヤトは基本天然なだけで、ラタニは自覚した上での振る舞いとの違いはある。
余談として作中でも屈指の陽気キャラのラタニだが、その本性は……?
◇マヤ=カルヴァシア
身長 144 黒髪黒目
アヤトの義理の妹、その正体は時空神クロノフ。
実験施設に囚われていたアヤトに契約を持ちかけ、以降は自分と契約できたアヤトに興味を持ち、また契約上一定の距離から離れられないため常に行動を共にしている。
とにかく存在そのものが謎で、神気のブローチを始めとした人知を越えた現象を平然とやってのける。
見た目はアヤトの義理の妹となる際、それっぽい姿をラタニが考えたものでしかなく、様々な姿にもなれる。
マヤの正体を知る者は現在アヤト、ラタニ、ロロベリア、ニコレスカ姉弟、エニシ、カナリアのみ。
またマヤが興味を示しているのはアヤト、ロロベリア、ミューズ、ラタニの順。他の人間はアヤトが関わっている興味深い存在程度と、あくまで観察対象のアヤトが中心。
余談としてマヤが身に付けている白い花の髪飾りは契約で得たアヤトの過去……それを常に見えるように身に付けていることからこの子の性格が窺える。
◆序列保持者
◇レイド=フィン=ファンデル 風の精霊術士
身長 172 金髪金眼
精霊術クラス三学生 序列一位 学院生会会長
使用武器 ショートソード
ファンデル王国第二王子。
柔らかな笑顔と穏やかな性格から学院のみならず国内でも人気が高い。
反面、知る者からすれば厄介で陰険と黒い一面も持ち合わせている。
実力はアヤトから見ても序列通りの学院最強で精霊術、近接戦、心理戦と何でも熟す万能型。
カイルと過去、ある約束事をしているが秘密裏にアヤトに協力を持ちかけたりと単独で行動している様子。
◇カイル=フィン=アーヴァイン 水の精霊術士
身長 177 金髪金眼
精霊術クラス三学生 序列二位 精霊術クラス代表
使用武器 剣
侯爵家次男。
冷静沈着な反面、情に厚くアヤトよりもロロベリアに感化された負けず嫌い。
器用で近接遠距離と状況に合わせて戦闘スタイルを変えられる実力者ではあるも搦め手に弱く、レイドには一度も勝利したことがない。
メガネ着用で常に予備をいくつか持ち歩いている。
◇ティエッタ=フィン=ロマネクト 火の精霊術士
身長 170 金髪碧眼
精霊術クラス三学生 序列三位
武の一族と呼ばれる伯爵家長女。
非常に負けず嫌いで強さを追求するのに余念がなく、些細なことは気にしない生粋の強者バカ。
しかし相手の強さを素直に認める一面もあり、強者と認めた相手には純粋な憧れと敬意を向ける。
精霊術の才能は秀でているも近接戦のセンスはいまいち。
独自の強者理論を持ち合わせているからか、アヤトとは何気に気が合う。
◇フロイス=レイモンド 精霊士
身長 180 銀髪碧眼
精霊騎士クラス三学生 序列四位
使用武器 紅蓮
ロマネクト家に代々仕える従者の家系の一人息子。
主のティエッタを絶対の存在とし、彼女が肯定する物全てを肯定する生粋の主バカ。
身体能力は学院生でもトップクラス、多少の被弾も気にせず猪突猛進な戦闘スタイルだったが小器用な立ち回りも可能と近接戦において学院最強(アヤトを除く)。
◇エレノア=フィン=ファンデル 火の精霊術士
身長 163 金髪金眼
精霊術クラス二学生 序列五位
使用武器 レイピア
ファンデル王国第一王女。
王族に生まれたことを誇りに持ち、正義感溢れる民思い性格。
アヤトやラタニから剣術、精霊術の才能はそれなりとの評価を受けているものの、ロロベリアに敗北したのを切っ掛けに柔軟な考えを持ち合わせ、またアヤトの挑発から尊敬する兄たちの背中を追うのを辞めたことで自身の殻を破り、大きく成長した。
王位継承権は二人の兄よりも低いが、序列戦の勇士から学院のみならず国内でも男女問わず憧れの存在。
◇ラン=レヒド 精霊士
身長 164 茶髪紺眼
精霊騎士クラス二学生 序列六位
使用武器 蒼穹 影縫 灯火
ラナクスで古くから経営している食堂の看板娘。
誰とでも友好的に接する気さくな人柄や明るさから住民からも人気が高く、序列内でも普通の女の子。
直感に優れ、身体の柔軟性や瞬発力を活かしたトリッキーな戦闘スタイル。
ディーンとは幼なじみで幼少期から好意を抱いているが、恋愛において初で素直じゃないことから未だ幼なじみの関係から抜け出せていない。
◇ディーン=ソフラネカ 風の精霊術士
身長 170 茶髪碧眼
精霊術クラス二学生 序列七位
ラナクスで古くから経営している宿屋の息子。
単純で子どもっぽい性格から振り回される反面、冷静に物事を観察することに長けている、序列内でも地味なのが悩み。
この性質から他の序列より精霊術の扱いは未熟でも状況を把握し、予想外な発想から戦況を覆す強みで序列入りを果たした。
幼なじみのランとはいつも一緒に居ることが当たり前の存在で異性というより気心知れた友人のような感覚と、色恋においては精神年齢が低い。
◇シャルツ=ライマーク 土の精霊術士
身長 181 赤髪緑眼
精霊学クラス三学生 序列八位
使用武器 サーベル
研究職の両親と姉が二人に妹が一人を持つ長男。
優美で温和な性質で姉妹の影響から趣味思考が乙女チック。
精霊術に必要な想像力だけでなく制御力も序列内では優秀、しかし身体能力は低く、序列入りが出来たのは知略を駆使した結果。
ランと同じく社交性は高いが、シャルツは計算した振る舞いから。
また色恋沙汰では男女どちらでもいける。
◇ミューズ=リム=イディルツ 水の精霊術士
身長 159 銀髪赤眼
精霊術クラス二学生 序列九位
使用武器 直刀のサーベル
レーバテン教国からの留学生。
慈愛に満ちた振る舞いや温和な性格から聖女と呼ばれ、学院のみならずラナクスにもファンが多い。
ただ幼少期は活発でイタズラ好きな一面もあり、従者を良く困らせていた。
精霊力の保有量はリースに匹敵するほど多く、治療術の腕前は学院生レベルを超えていて、堅牢な防御力は並みの精霊士では崩せないほど。
しかし治療術や防御力は相手の精霊力を視認できる特異性から。
またその特異性から教会を裏で操っていた謎の存在に神の器として狙われたが、なぜその特異性が開花したのかは不明。
精霊力の輝きから相手の感情を読み取れても悪意などに悲観するより、感情を読み取る後ろめたく感じるほど優しい心根を持つまさに聖女と呼ばれるに相応しい人格。
反面、攻撃を躊躇してしまうことから戦闘では特異性を活かし切れていない。
余談として九章までほとんど出番がなかったが、マヤに興味を持たれたことやアヤトに対する想いを自覚したことで次の人物紹介があれば主要人物に仲間入りする……かも?
◆学院生会
◇グリード=マドリック
身長 183 金髪金眼
騎士クラス三学生 騎士クラス代表
両親共に持たぬ者で実家は武器や防具を扱う商家。
幼少期から剣などに触れ、騎士を目指し日々訓練を続け、学院では騎士クラス代表になるほどの実力を身に付けた苦労人。
また学院生会でも比較的常識人で、騎士クラスの後輩達の行く末を思いやる男気もある。
◇ルビラ=フィン=フレンディ 精霊士
身長 146 茶髪金眼
仕官クラス三学生 仕官クラス代表
男爵家の次女。
間延びした口調やポワポワとした雰囲気ではあるも、愛らしい声音で平然と毒舌を吐く。
精霊士でありながら武の才がなく、代わりに知力を磨き続けたことで女性ながら仕官クラスでも成績はトップ、人を纏める巧さから代表に選ばれた。
精霊力の有無、地位などよりも人格を重視することからレイドと共に学院の理念を浸透させるべく奮闘している。
◇ズーク=フィン=ギャレット 精霊士
身長 177 青髪碧眼
精霊学クラス三学生 精霊学クラス代表
使用武器 なし
子爵家三男。
普段はやる気なく暗い印象があるも、精霊学について語る際は人が変わったようにハキハキと喋る。
また地位や名誉よりも精霊学の発展を望み、ルビラと同じく精霊力の有無や地位を重視し本質を理解しようとしない愚行を嫌う。
◇ミラー=ハイネ 精霊士
身長 140 金髪碧眼
精霊騎士クラス三学生 精霊騎士クラス代表
使用武器 大剣
精霊騎士団副団長を父に持つ一人娘。
見た目同様性格も幼く、純粋な心根から同性からはマスコット的な扱い。
しかし武器を持つと一転、野性染みた本能と高い耐久力から攻撃一辺倒の荒々しい戦いぶりと、学院最凶と恐れられてもいる。
◆ラタニ小隊
◇カナリア=ルーデウス 水の精霊術士
身長 165 茶髪金眼
ラタニが精霊術士団に入団した頃からの付き合いで、面倒見が良く生真面目な性格。
また幼少期のアヤトをとても可愛がっていたが、それは面倒見とは別の理由から。
学院生時代は序列一位、精霊術だけでなく勉学も優秀な成績を収めて鳴り物入りで精霊術士団に入団したことで少々天狗になっていたが、ラタニにそのプライドをズタズタにされてしまった。
ただその圧倒的な強さや、振り回されても憎めない人柄に惹かれてに純粋な憧れを抱いてもいる。
小隊の中でも一番の常識人ということからラタニを始めた同僚やアヤトに振り回されている苦労人。
余談として実家と折り合いの悪いカナリアの過去や、ラタニがなぜ最強の小隊を作ると決めた際に一番最初に思い浮かんだ真意については後々明かされる……予定です。
◇モーエン=ユナイスト 土の精霊術士
身長 177 少し白髪交じりの金髪金眼
ラタニ小隊最年長で唯一の所帯持ち。その為かアヤトたち次世代の未来を常に考えている良いお父さん。
カナリアと同じく小隊でも希少な常識人だが、隊長を始めとする曲者の同僚と一緒に悪乗りをして楽しんでいる節があり、カナリアに叱られることもしばしば。
学院生時代に序列入りを果たせず、上位精霊術士まで上り詰めるものの自身の限界を感じて一線から退こうとしていたところをラタニに口説かれ現役続行を決意。
結果、最強の小隊に相応しい実力を身に付けたことでラタニには恩義を抱いている。
◇ジュシカ=ラズリエア 風の精霊術士
身長 149 赤みを帯びた金髪碧眼
隊長のラタニを除いた小隊最年少。
細かいことは気にしない単純明快。
しかし小隊入りするまでは優秀な兄と比べて常に自信が持てない気弱な性格だった。
それでも必死にもがく一生懸命な性質をラタニに買われて小隊入りを果たし、正しい努力の仕方を教わってから着々と実力を付け、同時に自信が付いたことで活発になっていった。
◇スレイ=ラズリエア 火の精霊術士
身長 180 赤みを帯びた金髪碧眼
ラタニ小隊副隊長でジュシカの兄。
学院生時代は二学生でありながら序列一位、在籍期間最長記録の持ち主。
また熱血漢で周囲に分け隔てなく接する人柄から高い人気を誇っていた……が、ラタニと小隊入りを賭けた模擬戦でプライドをズタズタにされ、持たぬ者のアヤトにボッコボコニされたことですっかり自信をなくして卑屈になってしまった。
余談としてスレイを含めた四人の小隊の実力はまだ明確に描かれていないが、もちろん今後の展開で最強の小隊に相応しい活躍ぶりを予定してます。
◆学院関係者
◇シルヴィ=モンドメル
身長 170 金髪金眼
騎士クラス一学生
特別学院制度を利用したアヤトに最初にぼっこぼこにされた同級生。
ただ相手が悪かっただけで騎士クラスでも実力はトップクラス、剣技の才能も持ち合わせた有望株。
また中性的な顔立ちや姉御肌な性質もあり、同性から人気が高い。
◇フィーナ=メェルファ 精霊士
身長 150 茶髪碧眼
精霊学クラス一学生
シルヴィの幼なじみで、精霊学にも精通しているアヤトに興味を持ち仲介役を頼んだ。
大人しく引っ込み思案な性格だが精霊学のことになると夢中になり積極性を見せる。
その性質からケーリッヒと出会い、好意を抱いたことで後に学食の調理師として派遣されたケーリッヒと少しでもお近付きになりたいとアヤトに頼んでシルヴィと共に学食で働かせてもらっている。
◇ケーリッヒ=デイザー
身長 166 金髪金眼
学食の料理師
元は王都の料理店で働いていたが、アヤトが任されている学食の人員増加に伴い派遣された。
理由として過去、アヤトに救われた恩義を返すためと学院内でもアヤトに対して数少ない理解者の一人。
その過去編については……もう少々お待ちを
◇ジュード=フィン=マルケス 火の精霊術士
身長 177 金髪金眼
精霊術クラス二学生 元序列十位
ロロベリアに破れるまで序列十位。
また序列保持者の中でも地位を重んじる性質から、打倒ロロベリアに燃えている……が、選抜戦ではアヤトに瞬殺、入れ替え戦の挑戦権を賭けた模擬戦ではユースに圧倒と完全なやられキャラ。
それでも元序列十位だけあり学院内でも実力は高い……相手が悪いだけです。
余談としてジュードは今後もしっかり登場します。
◆ファンデル王国関係者
◇ツクヨ=ヤナギ 精霊士
身長 171 黒髪金眼
鍛冶師
使用武器 月守
アヤトが武者修行の旅をしている中で出会った女性。
父であり師でもあるジンから幼少期に技術を学んだこと若いながら鍛冶の腕前は一級品で、精霊力の扱いにかけてはラタニに匹敵するほど。
またアヤトの悪友と豪語するだけあり豪胆でマイペースな性格であり、情に厚く姉御肌。
元はずぼらな生活を送っていたが、アヤトと出会ってから家事なども万能。
瑠璃姫を始めとする精霊力に絶えられる特種な武器を打てる唯一の存在。
精霊力の輝きから感情を読み取るミューズに対し、ツクヨは精霊力の色で精霊術士の属性を読み取ることができる。
加えてジンから鍛冶技術の一つとして訓練を受けて可能としたツクヨに対し、ミューズは精霊術士に開花すると同時に精霊力を視認できるようになったと両者の特性には大きな違いがある。
余談としてミューズと同じくマヤから神気のアクセサリーを渡され、新月を破壊されたアヤトの主力となる刀を打つ目的から次の人物紹介があれば主要人物に仲間入りする……予定?
◇クローネ=フィン=ニコレスカ
身長159 金髪碧眼
リースやユースの母でありロロベリアの義理の母。
ニコレスカ家で唯一の持たぬ者として武に関しては全くだが、一代にして王国屈指の商会を立ち上げた女傑。
ロロベリアを血の繋がり関係なくリースと同じくらい愛情を注ぎ、母として見守っている。普段は弄っているがもちろんユースにも。
アヤトが非合法な実験の被害者と知る数少ない人物であり、その才覚や人柄を気に入りロロベリアと結婚して欲しいと心から願っている。
◇サーヴェル=フィン=ニコレスカ 精霊士
身長197 金髪金眼
王国軍精霊騎士団団長
リースやユースの父でありロロベリアの義理の父。
クローネと同じくロロベリアをリースやユースと同じように愛情を注いでいる。
また天涯孤独となったロロベリアの危うさを見抜き、養子として迎え入れたのもサーヴェル。
実力は王国最強の精霊騎士と呼ばれるほどで、ラタニと共に王国の双璧とも呼ばれている……が、アヤトにはボッコボコにされている。
ただサーヴェルも最強の精霊騎士と呼ばれるに相応しい実力者……つまり相手が悪いだけ。
◇アレク=フィン=ファンデル 精霊士
身長178 金髪碧眼
ファンデル王国第一王子
レイド、エレノアの兄であり学院生時代は精霊士でありながら序列一位まで上り詰めた実力者。
またレイドのように物腰が柔らかく、弟妹を大切に思っているが、二人に比べて少々押しの弱い苦労人な一面も。
余談としてラタニとは学院生時代の先輩後輩として頭が上がらないが……?
◇レグリス=フィン=ファンネル
アレク、レイド、エレノアの父でありファンデル王国国王。
非常に民思いで強かな一面を持ち、ラタニやアヤトに絶対的な信頼を寄せていることから私的な時間では友人のような関係を築いている。
また無類のチェス好きではあるも腕前はいまいち。
◆帝国関係者
◇サクラ=ラグズ=エヴリスト
身長 150 灰髪緑瞳
エヴリスト帝国第二皇女
実力主義の帝国で持たぬ者として生まれたことから有能な欠陥皇女。
主に精霊学の才能から他国に劣る帝国の精霊器技術を数年で追いつくほどまでの功績を挙げた才女。
最初は自身の理想から持たぬ者でありながら親善試合の代表として帝国に訪れたアヤトに興味を抱くも、共に過ごす内に好意を抱くようになる。
しかしロロベリアの存在を知り、勝てないと潔く身を引いた。この恋心を唯一知るのはユースのみ。
来期から留学生としてマイレーヌ学院の仕官クラスに所属予定。
◇エニシ 水の精霊術士
身長 177 白髪多めの黒髪黒眼
サクラ専属執事
使用武器 桜花
サクラの専属従者。
精霊力の保有量に恵まれず悲観していた所をサクラの母、ツバキに励まされて諦めず手練を続けたことで皇帝も認める帝国でも最強の実力者となった。
また保有量の少なさを補う為に精霊力を武器に纏わせ放つ秘伝を編み出し、アヤトですら気配を感じ取れない技量の持ち主。
武術以外にも精通し、万能な執事でもある。
マヤから神気のカフスボタンを渡されるなど、マヤの正体を知る数少ない人物の一人で、教会の陰謀を阻止するのに一役買うなどアヤトやラタニからの信頼も厚い。
◇ベルーザ=ラグズ=エヴリスト 火の精霊術士
身長 172 銀髪碧眼
ガルディス学院精霊術クラス二学生 序列一位
王国にも天才精霊術士との評価が届く実力者で、模擬戦とはいえレイドを圧倒するほど。
優秀な兄姉や妹に対して劣等感を抱いていたことから、精霊術士として開花して以降、傲慢な振る舞いが目立つように。
ただそれは妹のサクラに認めて欲しいとの感情でもあり、親善試合の敗北を機会に心を入れ替え今は昔誓った理想を叶えるべく少しずつ関係も修復している。
◇ソフィア=マーナクト
サクラの教育係であり、精霊学の師匠。
貴族家に生まれるも、持たぬ者という理由から家族にも冷遇されていた。
周囲を見返すべく精霊学を学び始め、優秀な成績を収め続けたことで若くして帝国の精霊器開発を牽引するようになる。
それでも実力主義の帝国では周囲の精霊持ちにその才を疎まれ、持たぬ者が故に精霊力を感じられないハンデから足を引っ張られ続ける中、精霊士の男性と将来を約束する恋仲となった。
しかし霊獣の討伐中に精霊術士が放った精霊術によって婚約者を失い、抗議も虚しく事故として処理されたことで精霊力を持つ者、特に精霊術士を忌み嫌うようになった。
結果として帝国そのものを憎み、密かに対精霊術士兵器『レヴォル=ウェッジ』の開発に着手。資金面の問題から開発を諦めていたところを教会に復讐心を利用され、資金援助を得たことで完成させた。
後にサクラがベルーザともう一度手を取り合うと打ち明けたことで暴走、サクラを誘拐して帝国から精霊術士を根絶やしにしようとするもアヤトの白夜によって『レヴォル=ウェッジ』は破壊される。
失意のまま捕らえられ、最期は口封じの為教会の刺客の手によって獄中で息を引き取った。
◆教国関係者
◇ダリヤ=ニルブム 精霊士
身長167 青髪碧眼
聖教士団所属
使用武器 ロングソード 聖剣エクリォル
迷子になっていたミューズに声を掛けたのが切っ掛けでギーラスの支援を受け、二二才ながら剣舞祭で優勝し、聖剣を与えられ他国にも剣聖と呼ばれるほどの実力者。
その実力は模擬戦で聖剣の力があったとはいえアヤトに勝利するほど。
元は孤児出身で剣聖まで上り詰めたことから平民からの人気は非常に高い。
またミューズを妹のように想い、孤児院に支援してくれたギーラスに深い恩義を抱くも、その恩義から後に苦悩する。
フロッツとは学院入学時からの付き合いで、普段は毛嫌いしているがそれなりに認めているからこそ何だかんだで共に行動していたりもする。
◇フロッツ=リム=カルティ 風の精霊術士
身長172 赤髪金眼
精霊術士団所属
男爵家の三男として生まれ、奔放に生きていたところ訓練するダリアの姿から自分にはない直向きな姿勢に惹かれていく。
以降は道化を演じつつ影ながらダリヤを守り続け、国王派に協力したのもあくまでダリヤを教会から救うため。
また本編で明かされていないが、カナリアの耳に入るほどの実力者でもある。
その実力は後のお楽しみということで。
◇リヴァイ=リム=イディルツ
身長175 金髪赤眼
ミューズの父であり次期財務局長候補。
また王国派筆頭として教会に対して不審を抱き、影で対抗する戦力を集めていた。
家庭を顧みない仕事一辺倒で、娘のミューズにも辛く当たっていた。
ただ妻を亡くした寂しさから逃れるように打ち込んでいただけで、自身の過ちに気付いても上手く接することが出来なかった不器用な父親。
その仮面をアヤトに看破され、教会の問題も一段落したことで不器用ながらも娘に愛情を向けられるよう努力中。
ちなみに本作では明かされなかったがリヴァイは持たぬ者、妻のミレイラはミューズと同じく水の精霊術士。
◇ギーラス=リム=イディルツ
身長165 白髪赤眼下
元枢機卿
ミューズの祖父で教会では枢機卿の地位。またミューズに留学を勧めたのもギーラス。
元は孫思いで枢機卿としても神の教えを勤勉に守る善人だったが、教会を裏で操っていた謎の存在の影響で、動けなくなった教皇に代わり他国の混乱とミューズの身体に神を降臨させようとしていた。
事件以降も教皇と同じく唯一記憶を残していて、その罪から自ら枢機卿の座を降り地方の教会で生涯罪を償いながら余生を送ることになった。
◇レムア 水の精霊術士
身長160 灰髪赤眼
ミューズの専属従者。
当初は良くない噂の多いアヤトを警戒していたが、アヤトと共に居るミューズの表情や深く接することで為人を知り、今ではミューズの恋路を応援するほど認めている。
精霊術士としての技量は従者の中でも高く、カナリアと同年代に見える容姿ではあるもミューズの幼少期から仕えている古参の一人と実年齢は謎。
◇ネルディナ
両親の愛情を受けず、後に精霊士を精霊術士に開花させる実験に巻き込まれた被害者。
その実験から他者の精霊力を蝕む異質な精霊力を手に入れたことで実験に関わった者だけでなく同じ被害者をも殺してしまった。
自身の人生に悲観し、死のうとしたところを教会の暗部、異端審問官としてギーラスに拾われる。
ミューズと顔や体格が似ていることから、神の器として使命を果たすミューズの代わりとして死ぬことで誰かに愛される喜びを望むも、ツクヨと交戦し敗北。
それでも偽者のまま愛されて終わるより、ネルディナとしてツクヨと会話を楽しむ普通の時間に幸福に満足して息を引き取った。
◆過去編
◇ジン=ヤナギ 土の精霊術士
身長180 黒髪黒目
鍛冶師
ツクヨの父で朧月や月守の製作者。
幼少期に刀の可能性に魅入られ実家を飛び出し、精霊力を扱う鍛冶の技術を編み出した。
またツクヨの師なだけあり、アヤトもあの世を含めて最高の鍛冶師と認めている。
剣術家としての技量も高く、まだ一四才とはいえアヤトと引き分けるほどの実力者。
妻を失ってからはツクヨを思う良き父として、また師として成長を見守っていたが病に冒さてしまう。
自分が死ぬ前にツクヨに自身の知識や技術を残す為、準備をしているところ刀を求めて訪れたアヤトの実力や為人に惚れ込み刀を打つ条件としてツクヨのお守りを任す。
しかしジンの病やその真意を知ったツクヨを怒らせてしまい、すれ違ったまま霊獣地帯からわき出した霊獣に後れを取り、最期はツクヨの笑顔で見送られたかったと嘆きながら精霊術を暴発させて死亡した。
◇レーイエ=ヤナギ
ツクヨの母で過去編でも既に故人。
刀の可能性を模索する旅の道中で心が折れかけたジンを心身共に癒やし、共に暮らすことで惹かれ合い、後に夫婦となった。
ツクヨを生んで間もなく病で亡くなっているのでツクヨは母との思い出がない。
◇マリア=リーズベルト
ロロベリアやアヤトが引き取られていた教会で暮らす子どもたちの中でも最年長。
アヤトとの関係に悩んでいたロロベリアの背中を押し、後に二人がシロ、クロと呼び合う仲を取り持った。
◇アースラ=カルヴァシア
アヤトの父。
元騎士という経歴を持ち、アヤトが生まれた頃には商人として働いていたが、ワカバとの出会いや馴れ初めは不明。
強面ではあるも、内面は温厚でお人好しとワカバに頭が上がらない。
ただアヤトに知識の必要性を教え、読書好きにしたりと多くの影響を与えていて『何かを守ることは、まず己が守られることで学ぶ』との理を教えたりと弱い者イジメを嫌い、己の力を無闇に振るわないアヤトの信念はアースラの影響が大きい。
◇ワカバ=カルヴァシア
アヤトの母。
祖父から東国の文化を色々と教わり、あやとりを始めとした東国の文化をアヤトに教えた人物でもある。
また平民でありながら貴族家令嬢のような気品溢れる見目や所作と出生に謎が多い。
強情で豪胆な性格で、あやとり好きはもちろんアヤトの人混み嫌いや多少捻くれている(人体実験の影響から多少どころではなくなったが)ところもワカバの影響と思われる。
ただ義理堅く約束事を守る一面もワカバの影響が大きく、父のアースラと同じく自分の両親で居てくれたことへの感謝が薄れないとアヤトに言わせるほどに親愛と尊敬を抱ける存在だった。