表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

痛覚処理場 ホームページ

作者: 明後日

ホーム >サポート>よくあるご質問(FAQ)


よくあるご質問(FAQ)


【Q心の痛みがそちらの処理場で処理されるのか】

A ご質問の通りです。

弊社では痛覚全般を処理しております。

痛覚とは、日常生活の中で作り出されたストレスをはじめとする「負の感情」を指します。通常の医療でこれらを処理することは今もなお不可能であり、以前までは個人による比較的正しい適応機制や合理的解決によって解消されておりました。ところが近年、自分自身で痛覚を上手く処理できる人間が少なくなり、犯罪が増え、社会問題にまで至りました。これに危機感を抱いた政府は犯罪の原因となる痛覚を国で一括処理することにし、その結果、弊社が誕生しました。それからは、確実にほぼ全ての痛覚が処理されるようになり犯罪件数を激減させることに成功しました。

また、失敗することによって生まれる精神的・肉体的な痛覚を気にかける必要もなくなった為、停滞しかけていた政治や経済の成長にも一役買うことができました。


【Q自分はストレスを感じる。処理場は正常に稼働しているのか】

A 19歳以下の方の痛覚の一部分につきましては弊社で処理を行わず、持ち主にお戻ししております。理由としましては未成年時代における痛覚による「心の成長」を国単位で推奨している為です。ただ、ご本人様にお戻しするのは「生産的な痛覚」と「非生産的な痛覚」のうち「生産的な痛み」と弊社で判断されたものだけになります。例としましては、喧嘩時に生じたとみられる痛覚はお戻ししております。


【Q大人になっていずれ全ての痛覚が処理されるのであれば、未成年者にわざわざ痛覚を返すことはコストの浪費や失敗に対するトラウマの植え付けになりかねないのではないか】

A 上記のように、痛覚のお戻しは「心の成長」を推奨してのシステムです。しかし将来的に質問者様のような声が増加するようでしたら、全ての年代における全ての痛覚の処理を弊社で行うことを検討いたします。



ページトップへ↑


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ