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黒色魔人からの籏氏状  作者: 黒色魔人
14/15

~金~

大日「楽しいの…楽しいの…」

不動「山遊楽しいの…」

愛染「…愛が足りぬ…我に愛が足りぬ…」

大日「そう云えば…愛が足りぬの…」

不動「もう反省したから許してくれの…」

大日「許す…許すぞ…」

愛染「愛が満ちたわ…許すぞ…」

不動「…泣ける…泣ける…ありがとう…」

そうして山遊にふける神々一同…。

大日「川が在ったぞ…気持ちいいの…」

不動「あっ…金がゴロゴロあったぞ…」

愛染「ほんとじゃ…」

そう云って愛染明王様は金を握りしめ…金を溶かして…大日如来大明王様に金を塗った…。

大日「塗るな…塗るな…どやっ…」

そう云って大日如来大明王様は不動明王様に同じ様に金を塗った…。

不動「楽しいの…楽しいの…」

不動明王様は愛染明王様に金を同じように塗って塗った…。

一同「金祭じゃ…ワッショイ…ワッショイ…」

そうして神々は金を塗り合った…。

これでもかと塗り合った…。

飽きるまで塗り合った…。

大日「川に映る我を見たら…金ピカじゃ…って云うか皆金ピカじゃ…」

不動「金ピカ…金ピカ…金ピカ祭じゃ…」

愛染「皆で塗り合って…もはや愛…これは愛…愛の中の愛…愛が満たされる」

そうして神々は金ピカ神と成り…世に騒がれた。

猿族に金の在処を教えてあげた神々…。

7神と猿族は喜んだ…大いに舞った…楽しい日だった…。


原作:黒色魔人

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