~砂遊~
大日「楽しいの…楽しいの…」
不動「楽し過ぎる…ほれっ…ほれっ…」
愛染「海水をかけるでない…ほれっ…ほれ~…」
不動「愛染明王様こそ…ほれっ…ほれ~」
大日「不動明王様やめぬか…ほれ~」
愛染「大日如来大明王様まで…ほれ~」
一同で海に遊びに来て居た一行…。
大日「暇…」
一同「暇…」
暇を感じた神々一行は次なる修行ゑ…。
大日「そうじゃ…砂遊しようぞ」
一同「砂遊しようぞ」
こうして砂遊がはじまった…あんな事になるなんて…。
大日「砂山でも創ろっと…楽しいの…楽しいの…」
不動「大日如来大明王様…負けませぬぞ…」
愛染「我も負けませぬぞ…」
こうして闘いの火蓋は切って落とされたのである…。
大日「どうじゃ…」
と云い、砂浜に在るだけの砂を集めはじめた…。
愛染「せこいの…せこいの…分けてくれ…分けてくれ」
大日如来大明王様と愛染明王様の取っ組み合いの喧嘩が初まった…。
大日「黙っておれ…えいっ」
愛染「おのれ大日…またしても…」
そう云って愛染明王様は横になって気絶した…。
不動「邪魔だ…邪魔だ…」
轟音と伴に海岸から砂山(高さ500m)が動いて近づいてくる…。
大日「愛染明王が砂山(高さ500m)に…」
不動「邪魔だ…邪魔だ…」
大日「ぐぉぉぉ…」
こうして2神は砂山(高さ500m)に顔を出して埋まった…。
不動明王様はその後も海岸に砂山(高さ500m)を創り続けた…。
原作:黒色魔人