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概念の壁
我々は物理的に同時に存在している、これは肉体という側面から解釈できる
では、我々は精神的に同時に存在している
こういったとき、同時に存在するものを想像できるだろうか
人間が理解できない精神体に付けた幽霊という呼称は物理的解釈の中には存在しない
だから存在を否定する
脳科学が物質的に精神世界を解き明かそうとする限り
人間はスピリチュアルな世界に気づくことはできない
精神世界からの声やイメージを受け取れる人間は限られているのである
彼らとの言葉のやりとりは脳の中で行われる
言葉は必要ないのである
思ったことが意識として繋がり
彼らは意識を返してくれる
それには肯定的な意見も否定的な意見もあり
真実も嘘もある
人間の寿命はとても短い
そして、肉体に紐付く物理的、かつ先天的な概念から
そもそもとしてパズリングの材料が圧倒的に不足しているのである
これでは人は到底マザーに辿り着くことはできない