表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぐうたら主の相談所  作者: 日下みる
1/63

登場人物紹介 *ネタバレ注意

登場人物紹介です。

本編の進展により加筆修正する場合があります。

ネタバレ注意。

作者のメモ的な役割も・・・(ぇ



*霞沢 理乃 (かすみさわ りの)

本編の主人公で、相談事務所の所長。

施設管理番号305番。

日本舞踊名は月代 (つきしろ)。

先天的自閉症の可能性が高いが、幼い頃は医学の発展途上や環境のため気付かれず、視覚的障害のみ発覚。

基本的に左目しか機能していないため、平面でしか見れない。

空間認識能力は皆無。

代わりに他の器官が日常生活に困るほど発達している。

第六感も優れており、普通の人間が見えないモノも認識している。

生存本能が強く、危険察知能力が高い。ウイルスや薬などの耐性が強く、異常気象、厳しい環境下での生存が可能とされている。

対応力が理乃の意識よりも高性能な為、殆どの事を本人の意思で本能に任せている。

その結果、意識して使える脳容量が少なく、思考回路は単純でシンプル。

言語能力が低く、言葉が聞き取れない。

「聞こえないなら読めばいい」と判断し、ある程度の情報、性格が分かれば、目を見ればある程度の思考が読めるほどに能力を発達させた。

本人は言葉を(もち)いらなくても意思伝達が可能。

平面の障害か、人間すら外見で認識が出来ず、独特な方法で区別している。

幼い頃に施設で育った事と機能欠損、自閉症により、独特な体感時間、価値観が世間と大幅にズレ、社会適応能力は低い。

無表情の為近寄り難いが、不思議な吸引力がある。

トラブル発生機体質な上、鈍感なので社会人時代を筆頭に大小なトラブルを経験している。

平面な書類や事務作業は得意。

複雑な感情は自身がない所為で不得手。恋愛感情の機微は理解外。

父親により、不順異性交遊について厳しく思想教育が施されており「ダメな事」と区別され、潔癖気味。

「人間のなり損ない」「欠陥品」と自覚しているため、日々訓練と勉強に明け暮れている。

社会に入れる様になる為に勉強しているが、「人間の文明、歴史、生態」を調べている。

近代史は生々しいので苦手であり、調べていない。

二次元も三次元も区別がつかず、文字や記号として認識している為だと思われる。

人間社会はおろか、現代に着いて行けない世間知らず。

人間よりも猫の方が習性が似ているとよく言われる。

友人曰く「変な所で細かい癖に、全体的に大雑把。朴念仁。方向音痴」

最近の悩み:悩みの意味が分からない。悩みって何?


*鈴木 真知子 (すずき まちこ)

理乃の中学時代からの友人。

唯一の事務所従業員。

元弁護士だが、不況の為リストラされ、理乃に拾われた。

真面目な優等生で面倒見が良い。

その為、中学時代から諸々と理乃の面倒を見るが、現在では食事の面倒まで見ている。

思春期時代の好みのタイプに理乃がドストライクだった為、無意識に理想が高くなっているが自覚なし。

最近の悩み:婚活をするか否か。


*武田 晴信 (たけだ はれのぶ)

心療医院長。

独立する前から理乃の母親を担当している。

優等生で真面目。

理乃を社会適格者にしようと頑張っている。

良き理解者ではないが、協力者ではある。

兄に劣等感を抱いているが、兄が変人な事もあり、自分を正当化する事に成功している。

名前負けしていると良く言われ凹むが、読み方が違うと開き直っている。

最近の悩み:思春期の娘が冷たい。



*葛西 正吾 (かさい しょうご)

現在は古本屋店長。

その前は商店街唯一の本屋を経営しており、理乃の母親を一時期雇っていた。

最も長い理乃の友人。

遺産相続により多数の土地やビルを所有しており、古本屋は趣味の商売。

理乃の事務所があるビルのオーナーでもある。

遺産相続の時に泥々な人間関係を体験し、人間嫌いに。

現在は昔よりマシになっている。

武田兄弟の学部は違うが大学の後輩。

無愛想だが美形。

理乃と色彩が似ており、昔は親子、現在は兄妹に間違われる事多々。

幼い頃から理乃を知っている為、何かと気にかける。

理乃が大人になった辺りから、恋愛対象として見るように。

最近の悩み:先輩の人使いの荒さ。


*武田 結菜 (たけだ ゆいな)

武田晴信の妻。

姉さん女房で夫よりもしっかりしている。

優しく穏やかな反面、食えない性格をしている。

怒ると一番怖い。

愛の鞭で夫を支える。

理乃とは仲良し。

最近の悩み:夫がヘタレ。


*武田 昌信 (たけだ まさのぶ)

武田晴信の兄。

理乃がいた医療研究施設所長。

面の皮が厚く、職場とプライベートではほぼ別人。

美形で頭の回転も早く、食えない性格をしている上、灰汁が強い。

とある件をキッカケに理乃と関わり、サンプル対象とは違う強い興味を示す。

最近では、度が過ぎてプロポーズまでしているが、速攻で振られている。

趣味は人脈作りと研究。

度々母校に訪れていたので、在籍年を問わず知人が多い。

理乃の良き理解者。

施設入所には、厳しく細かい条件を提示している。

理乃は父親に頼まれたので、特別に受け入れたが、予想外のサンプル価値があり、スポンサーが大勢着いたという経緯がある。

霞沢相談所への主な依頼主。

研究者気質な人間が職場に多く、雑務処理や経理処理すらも理乃に依頼している。

最近の悩み:理乃に警戒されている事。


*立川 昴 (たちかわ すばる)

理乃と同じビルの一階の喫茶店兼バーの店長。

父親も同業者な為、学生時代に必要な資格は習得済み。

大学で経営を学んでから独立

昌信の在籍時代の後輩で、晴信の先輩。

昌信から葛西を紹介して貰った経緯がある。

管理人も副業としている。

穏やかで物腰の柔らかく、清潔感があり、柔軟性や社交性が高い。


*雪 (ゆき)

施設管理番号26番。

健常者な為、サンプル価値が低い。

理乃のフォローで厨房で働く事が出来る様に。

理乃と施設内で最も仲が良く、二人部屋になった際は同室で数年過ごしている。


*夜子 (よるこ)

施設管理番号25番。

足が不自由。両親に疎まれ、施設に入所。

しっかりしていて姉御肌。

雪の親友。


*花音 (かのん)

施設管理番号119番。

幼い頃に病気で片目を失う。

眼帯で隠しており、人目に晒さない。

明るく元気な女の子で、施設のみんなを楽しませていた。

将来の夢はアイドルか声優。

片目同士、理乃と良く試行錯誤していた仲間。


*師匠

理乃が習う日本舞踊の師匠。

日本でも有数の大流派の跡取り。

飄々としていてマイペース。

同業者の中では異端児だが、気にしていない。

上下関係はきちんと感じていればタメ口でも気にしない。

必要な時に礼節さえ弁えていれば文句は言わない。

(教師内で寝っ転がったり、余りにも煩いと注意はする)

理乃が尊敬している人間の一人。

職業柄人を見る目が肥えており、本人よりも理乃の性格を理解している。


*月読 (つくよ)

理乃と同門の弟弟子。

近所の神主に頼まれ、正月と春の神楽を担当。

理乃の引退を機に一緒に代替わりしている。

現在高校一年生。

「引きこもり女神の転生譚」の主人公。


*父親

理乃の父親。

娘を溺愛しているが表現方法に問題あり、子供の頃に飼っていた犬と同じように幼い理乃と遊んでいた。

他者とのコミュニケーションが下手。

右耳鼓膜損傷の為、ストレスを感じている。

娘を何処の馬の骨とも知らない男に取られるくらいなら未婚推奨。

三十になった理乃に「お前に男はまだ早い!」というほどの親バカ。

最近では、子供達が独立し、寂しさの余り、犬を飼い「リノJr」と名付け、毎日癒されている。


*母親

理乃の母親。

愛されたい願望が強く、努力が苦手。粘着質で自己中。

子供の頃は失語症のため、両親に甘やかされて育った。

家事や整頓は不得手だが、裁縫だけは得意。

幼い理乃が邪魔になり、虐待の末、武田父の誘導により施設に売る。

帰って来た理乃に対しては媚び、ストーカー化しており、構って欲しくて仕方がない。

リノJrには幼い理乃に監視されていたトラウマがフラッシュバックし、ペットに対してすら怯えている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ