表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集

roof

作者: 蒼山詩乃

狭くて見慣れている空を

見上げ始めてからかな

色が掠れて消えていった


僕はこうして毎日同じこと

繰り返してるけどどうしてだろう

まだ泣けないもので舌をうった


机に飾ってる彼女の姿を

見つめては伏せてしまって

ほらこんな風にさ

何かを探してる


何も無いそんな日々を

目をつむって逃げ出そうとして

どこにいればいいのかなんて

わかるはずもなかったんだ


部屋をふらついてはただ

窓の外を眺めるだけ

世界は脆くも儚げで

大切なものも失ってしまう


狭い空に手を伸ばす

なんにも無くて僕は笑う

どうしてだろうこんなにも

胸が苦しくて困っちゃうな


ああ


隣の家の灯りが

僕を照らしてくるから

カーテンを閉めて一人ぼっちと

心を守ってるフリをするんだ


消えてしまうよ


君が好きだったあの空に

君はいるのかななんてね

願っているのも忘れるくらい

会いたくて会いたくて……


また朧げに崩れる夢の中で

君に会えればそれでいいと

こんなにも自分勝手な僕を

好きでいて嬉しかったよ


ねえ、君は今何をしてるのかな


狭くて見慣れた空を僕は

未だ見上げてるけど

色ははっきりと触れるから

doorの男性視点Verだと個人的に思ってる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ