roof
狭くて見慣れている空を
見上げ始めてからかな
色が掠れて消えていった
僕はこうして毎日同じこと
繰り返してるけどどうしてだろう
まだ泣けないもので舌をうった
机に飾ってる彼女の姿を
見つめては伏せてしまって
ほらこんな風にさ
何かを探してる
何も無いそんな日々を
目をつむって逃げ出そうとして
どこにいればいいのかなんて
わかるはずもなかったんだ
部屋をふらついてはただ
窓の外を眺めるだけ
世界は脆くも儚げで
大切なものも失ってしまう
狭い空に手を伸ばす
なんにも無くて僕は笑う
どうしてだろうこんなにも
胸が苦しくて困っちゃうな
ああ
隣の家の灯りが
僕を照らしてくるから
カーテンを閉めて一人ぼっちと
心を守ってるフリをするんだ
消えてしまうよ
君が好きだったあの空に
君はいるのかななんてね
願っているのも忘れるくらい
会いたくて会いたくて……
また朧げに崩れる夢の中で
君に会えればそれでいいと
こんなにも自分勝手な僕を
好きでいて嬉しかったよ
ねえ、君は今何をしてるのかな
狭くて見慣れた空を僕は
未だ見上げてるけど
色ははっきりと触れるから
doorの男性視点Verだと個人的に思ってる。