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俺の友達の話シリーズ

サボテン

作者: 尚文産商堂

俺が育てているシャコバサボテンっていうのがいるんだ。

デンマークカスタスっていう名前でも呼ばれているんだけどな、そのままズバリ、デンマーク生まれのサボテンなんだ。

こいつらがかわいくてな。

まあ、それはいいんだ。


30年ほど前に、俺の母親の妹だから、叔母からもらってきたやつなんだがな。

そいつを大事に育てていたんだ。

今でも俺の部屋に、そいつらはいるよ。


でだ、ある時な、夢を見たんだよ。

なんだか、妙に騒がしいんで目が覚めたんだが、そこには、水を飲み交わす人らが、家の中にいたんだ。

どうしたんだと俺が聞くと、青い水を飲んでいた彼らが、俺を見て笑っていたんだ。

そして、その水を俺にも飲ませてくれたんだ。

なんとなく甘い感じの、さらりとした喉越しだけど、腹の中に入ると苦々しい感じのジュースって感じだな。

それからは、いろいろと話し合っていたんだ。

俺よりも、俺のことに詳しいんだが、不思議と怖くはなかったんだ。


これが夢だと気付いたのは、俺がしっかりとフトンに入って朝を迎えたからなんだ。

目が覚めてから、あの青い色のことを思い出したんだ。

あれ、サボテンの栄養ドリンクなんだ。

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