6話 初めての街
初めて小説を書いていきます!拙い文章ですが満足していただけるととてもうれしいです!
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ペリジア
ラマ―ノ共和国の北部に位置する都市、北部は温暖な気候と豊かな土壌がある穀倉地帯
そんな丁度中心に位置するペリジアには様々なモノがあつまる大都市だ
人口4万を誇るペリジアだが北部に無限の森とよばれる森があり
そこには大量の魔物とダンジョンが存在する
食料が安く魔物もいるペリジアは冒険者にとっては最高の都市だ
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あの後2日かけてペリジアの近くへと来た
本来はもっとかかる物なのだがクミンが近道を知っていると言って獣道を歩かされたのだ
おかげで2日でついたが服にひっつき虫が着いたり水源がなかったりで酷い物だった
森を抜けて城壁の入り口へと来た、いくつもの砦と10mはあるだろう高い壁
しかもそれらはピカピカに白く光っている、ここは100年前にはあったと言われている
だから定期的に整備してるのだろう、趣味のわかる領主だ。
城門をくぐろうとしたら甲冑を着た男2人が槍で俺たちの行く手を槍で塞いだ
「ここ、初めての来訪者には検問があるのよ、私は先で待ってるから」
そういってクミンは男にカードを見せて先へ行ってしまった
「おまえら、初めての者か」
「あ、はい」
「すぐ終わる、この水晶玉に手を置くだけだ」
そういわれるとレジーネは手を置いた、特に問題は無かったらしく
走ってクミンのところへ行ってしまった
俺も早く合流したいと思って手を置いた時、綺麗な水色だった水晶玉が赤く光った
「貴様、何者だ!」
「おかしい、赤く光る前例なんて聞いたことないぞ」
「え?僕なにかやっちゃいまし、、た?」
城壁の後ろからぞろぞろと兵士が出てきて俺を取り押さえて
剣を没収され、その後手足に縄を掛けられ、砦の中へと連れて行かれた
言い訳しても怪しまれると踏んで黙ったまま十数分まっていたらさっきとは違い
頭に青い飾り羽を付けた兵士2人と司教みたいな服装をした男が来た。おそらく審問官だろう
「ごほん、これより審問を開始する、貴様は魔族か?魔王の手先か?」
「ちがいます」、、、
そのあと審問官が来た目的や出身などの質問責めに会った
俺は戸惑いながらも答えて、とりあえず敵ではないことは認識してもらえたようだ
「そうか、とりあえずは問題ないな、では彼の衣服を脱がせろ」
そう言うと2人の兵士が縄を解き、俺の荷物を取って服に手を掛けたのだ
「ちょっと、どういうことですか」
「魔族は体が紫かかることがある、なあに手荷物検査だ」
「待ってください、どうやらフリウス家の者のようですが、、」
「なに?」
審問官は駆け足で俺の元に駆け寄って俺のペンダントをじっくりと見る
父さんが付けていたやつだ、まさかこんな早くに約に立つとは
彼は瞬きを何回も繰り返し、焦った顔で兵士に脱がせるのをやめさせ、椅子と机とお茶を用意させた
「これは失礼しました。ペリジアへようこそ」
「失礼も何も、ちゃんと説明してくださいよ、どういうことですか?」
「は、はい!最近は魔王軍の侵攻や使者の襲撃が頻発しておりまして、あの水晶玉が緑に光ると魔族と言うのが分かるのですが!赤と言うのは前例がなく、、」
審問官からさっきの堂々とした姿は無く
汗をかき動揺している物言いで俺に説明してきた
身なりが貧相とはいえ貴族の印を持っているというだけでこの扱いの様変わりだ
「審問の理由は分かりました、これから僕はどうなるんですか?」
「今すぐ解放いたします!もしよければ案内人も付けます!」
「案内人は結構です。もう行かせてください」
俺がそう言うと衛兵は俺に荷物と剣を返し
審問官は「これでお許しください」と口止め料を渡した
ふんこんなんで俺が許すわけがなかろう
俺は口止め料を無言で受け取った後
砦を後にして俺は待たせているレジーネとクミンに合流した。
「ごめん!待たせた!」
「お兄ちゃん!無事で良かったぁ」
「遅かったわね、それじゃまず街を案内するわ」
そう言われて街の色々なとこを回ることになった
レジーネは初めての街ということで回りをキョロキョロ見ながら事あるごとに「すごい」と言う
傍からみたら初めて街に来た田舎者だ、間違っては無いが
「ここが大通り、屋台もここにほとんど集まってるわ」
「わあ、すっごい!人がいっぱいだ、、」
大通りはこれまでの道とは違い石畳でできており、馬のカタカタという蹄の音が響いていた
人と馬車がひっきりなしに通っており
屋台にはカラフルな野菜や果物、日用品が売られている
だいぶ活気に溢れた街だ、気に入った
レジーネははしゃぎっぱなしだが俺は落ち着いていた
まあこう見えても元々は都内を歩き回るサラリーマンだったからな
これくらいじゃ動揺せんよ
「んじゃ、ギルドに行きましょ」
「紹介はこれで終わりなのか?」
「だって他に見せる物無いもの」
そういってクミンは俺たちをギルドへと連れて行く
そういえば検問の時引っ掛かったことがあったんだよな、クミンに聞いてみよう
「なあ、検問の時服を脱がされそうになったんだけど、どういう意味があるんだ?」
「どういう意味って、一つしかないじゃない」
「なんだよ」
「命令した人って男よね?」
「ああ」
「ここら辺じゃ男色は当たり前よ」
一気に頭から血の気が引いた、確かに、服を脱げと命令されたとき
審問官がいやらしい顔をしていた気もした
あの変態野郎、今度会ったら覚えていろ
他愛のない話をしながら俺たちはギルドの玄関へと着いた