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20話 帰還

初めて小説を書いていきます!拙い文章ですが満足していただけるととてもうれしいです!


指摘等ありましたらコメント欄にお願いします!


昨日投稿分忘れてたので朝にずらします、すみません!

俺は目を覚ますと道中で休憩している途中だった

レジーネが「何も食べてないでしょ?」と俺に干し肉をくれる

俺はお礼を言って2本貰う、いつも食べる口の水分泥棒だ

おれは食べ終わった後、立ち上がる


「お、お兄ちゃん、無理しないで?」

「大丈夫だもう立てる、罠といいこれといい迷惑をかけるな...」

「そんなこと...あ、言っちゃった」


俺はレジーネの言葉を最後まで聞かずにクミンの元へと駆けつける

彼女は元々杖の一部だった水晶を慎重に割っている途中だった


「おい!クミンさっきのは酷くないか?」

「わっ、驚かせないで、失敗したら冗談じゃないわ」

「さっき杖壊したのだよ、そもそも誰かの贈り物なんだろ...?」


クミンは少しめんどくさそうな顔をしてため息をつく


「あれは誰かの贈り物じゃない、私からの物よ」

「え?なんでそんな回りくどい事を...」

「そんなの察してよ」


そういって彼女はそっぽ横を向いた

俺は彼女の視線の前に立ち少し大声で彼女に問いかける


「何で杖を壊したんだよ」

「言ったでしょ?あれは()()なのよ」

「俺は何度もあいつに救われた、なぜ目の前で壊されなきゃいけない...」


彼女はため息をついて説明を始める


まず、あの杖で俺に力を分けていたのはあの赤く光る水晶なんだそう

水晶とは人の込める魂気を力に変換する大切な装置なんだそう

クミンの短剣や投げナイフ、クラッソスの剣にも水晶が組み込まれている

どんな武器にも水晶は組まれていてもはや必須品だと言う


魔法は元々魔族の主力武器だったらしいけど300年前

急に消滅して以来誰も使えなくなってしまったらしい

ダンジョンとは元々魔族の要塞だった物が多いから

こういって魔法の杖が出てくることがある


クミンがくれた杖もダンジョンから出たもので

柄はただの持ち手であって何の役に立たないから

捨てたのだそう、だけど人の大切な物だったというのは

分かってくれてちゃんと謝ってくれた


クラッソスが俺達を呼んで街道へ出る、休憩終了だ


「カミルス、お前もう歩けるのか?」

「はい、もう大丈夫ですよ」...

「あ、あのっ!」


救助した子が俺達、というより俺に話しかける

俺と同じくらいの背丈に年齢の女の子

汚れいているものの取り繕った後の無い服に綺麗な肌と手、さすがは地主の子だ


「ん?なんだい?」

「カミルスさん...ですよね?何歳なんですか?」

「今年で13だけど」

「へえ...!いいなあ、私より年下なのにこうやって仲間と冒険なんて...」


そういって彼女は目をキラキラさせる

そんないいものでは無いがな、彼女には理想しか見えてないんだろう

こんな危険な生活なんてのはあんま良い物ではない


だがこうやって死ぬかもしれないと思って血反吐はいて

命のやり取りをしている時、人は初めて生きてることに強く感謝する

少なくとも俺は『生きててよかった』とあれほど強く思ったことは無い


他愛のない話をした後、村に着く

彼女が大声で自分の名前を呼ぶと一番奥の大きい家から人がぞろぞろと人が来る

家の人達と家族の再会を喜んでいるのだ、こうやって見るとやりがいがあるな


前世、仕事でやりがいや誇りなんて分からなかったし分かろうともしなかったな

そんなのくだらない、自分の今の職に満足してない時なんとか

自分に辞めさせないよう言い聞かせるための戯言だと思っていたが、今なら分かる

幸せに近い、金で買えないし好きな時には感じられない物だ

クミンなら『高級品』って言うだろうね


俺たちは依頼版にサインを貰いペリジアへと帰る

このサインがあれば救助完了って事だ、これで報酬は俺たちのって事だ

ぐふふ、さて何に使おうかな


「なあカミルス」

「何だい?ラミ、俺はいま今後の展望を考えるのに夢中で....」

「...まあなんだこれやるよ」


そういって彼女はただの紐と黒い布袋をくれた

彼女によれば水晶は通常高く売れる

前使っていた杖や普通の剣についてるのなら大体4,000デナリウス

俺の今の杖についている大きな水晶ともなれば3万デナリウスもくだらない


そのくらい高価な貴重品なんだそう、こんな高級品隠しもせず

ブラブラと持ち歩くと『盗んでください』と言ってるのと同義

だからこれでかくして持ち歩くのがいいと言ってくれたそう


「ああ、ありがとうラミ!助かる」

「へへ、いいって事よ」


俺はふと疑問に思ってラミの槍を指させて言う


「なあ、ラミのその槍...」

「ファルだ」

「そのファル、水晶ついてないよな...」


ラミは俺の方を向くのをやめて下を向く


「まあな、私は魂気使えないからな、代償で...」

「あ、そうだった...ごめん無神経だったかな?」

「大丈夫、お前より無礼な奴はいるからな」


ラミはそういってクラッソスの方を向く


「はっくしょん!今、誰か俺の噂をしたな?全くモテ男はつらいぜ」

「あんたも面白い冗談言うもんなのね」

「なっ!なんだよ冗談って」...


ーーー


ペリジアまで残り1時間とでもいったところ、足に痛みが少し来る

もう日は落ちてもう少しで夜になりそうな時間、普通なら野営するが

もう少しでペリジアだ、このまま突っ切った方がいいだろう


にしてもだ、今日倒したゴブリンやオークって何なんだろう

人間というのは社会性が非常に高い生物だ、他人の話に共感して

笑ったり泣いたり、他人の痛みをまるで自分の痛みの様に感じ取れるほど

共感力の高い生物で、そのおかげでこうやって高度な文明を気づいてきた


ゴブリンだって今までの行動を見れば人間と同じような行動が見られる

初依頼の時、燃えていたゴブリンを助けていたり

さっきの依頼だって、捕虜になったゴブリンは俺達を罠に引っ掛けたり

道案内をごまかしたり、仲間を売るようなことは一切しなかった


病的なまでに仲間想いで自己犠牲を厭わない精神は人間よりも強い

俺の知り合いは皆ゴブリンはただの魔物と言うけど

俺はどうも魔物とは思えない、あんなに知性と社会性が高いのに...

それに魂気だってまとえるって話だ...


かわいそうな連中だな、聞く話によるとこの世界にはエルフや獣人

といった人間以外の亜人と呼ばれる種族も居るらしい

ゴブリンだってそういう亜人に足るくらいの社会性もあると思う


集団の中で明確に役割分担があったし稚拙だが言葉も理解できる

仲間と感情を分かち合ったり子供をかわいがる仕草も見たことがある

もしかしたら人攫いや村落の略奪なんかしなきゃ亜人として扱われていたのかもな


「な、なあクミン」

「なによ」

「人攫いゴブリンなんだけど、容疑者は連行しなくていいの?」


俺がそう言うとクミンはどこか浮かない顔をして俺を見つめて

ポカーンと口を開けて唖然としている、少し間があった後笑い出して言う


「容疑者、連行...あんたって本当にバカね、本当バカ」

「お、おいなんだよ!急に罵倒して」

「別に悪い意味じゃないわ、ただおもしろおかしいだけよ」


いや悪い意味じゃないバカってなんだよ、確実にバカにしたような

笑い声だったしな、腑に落ちないな...

クラッソスがこっちを向いて言う


「ゴブリンが罪を償うと思うか?あいつらにそんな知能はねえよ」

「ああ、お前といい勝負だもんなクラッソス!」

「おい、なんだよそれ!」


まあそうだ、ゴブリンやオークは人を攫って略奪する

犯罪者、犯罪者なら悪者、悪者なら魔族...

そういう短絡的な考えで終われたら楽なのかもな...

最後まで読んで頂きありがとうございます!


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