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19話 新しい杖

初めて小説を書いていきます!拙い文章ですが満足していただけるととてもうれしいです!


指摘等ありましたらコメント欄にお願いします!

ダンジョンをしばらく進む、もう潜って1時間はするだろうか

まだ疲れは来てないがランタンが心配だ、中のロウソクがもう半分を切っている

ゴブリン達の隠れ場所ってのが一行に見つからない


「なあクミン、ゴブリンってのはどこにいるんだ、まだ着かないのか?」

「安心して、もう位置は分かってる、これ以上深い場所には居ないし

 そうするとあともう区画しか無いわ」


そういってクミンは俺に地図を見せる

マーカーがグチャグチャに引かれて手汗が染みた努力の結晶だ

地図音痴なわけじゃないが俺が見たってさっぱりだ

やはり任せるしか無いのか、俺はお礼を言って列に戻って捜索を続ける


「やっぱりここね、ゴブリンの嫌な臭いがするわ...」

「いたか、俺が前に代わる」

「頼んだわよ」


クラッソスは列から一番最前列に出て皆の護衛に回る

普段はだらしない奴だが仕事の時は自ら進んで役に徹する

どこか憎めないカッコいい奴だ

俺も太筆くらいの大きさの杖を構えて厳戒態勢に入る


「グリュグギャアアァァァァ....!!」

「ひいいっ!助けてええぇっ!」


居た、救助対象だ。俺と同じくらいの年の子供に右頬にほくろがある

こいつで間違いない、敵は...3匹?思ったより少ないな

さっきの奴らがグルだとして全員で5匹か、斥候に2匹も出すとはバカな奴らだ


「これは俺一人で十分だな、やりいっ!」


そういってクラッソスが踏み込んで剣で3匹を一気に切り捨てる

砂埃が辺りに散って前が見えなくなってからしばらくして

クラッソスがこちらへと戻って一言余計なことを言う


「やったか?」

「あほ!そんなこと言うな!」

「は?なんでだ...ってくっ!」


砂埃が晴れて前を見ると俺達の2倍の大きさはあるんじゃないだろうかという

場所に大きな目二つが赤く光ってスー...っと白い息を吐いてこちらを見つめる

俺が落ちたランタンを手に取り得体のしれないそいつに近づけてみると

そこにはバカデカいゴブリン、いや、オークがそびえたっていた


「デけえ...」

「ラミ、行けるか?」

「分かった」


クラッソスがラミに呼びかけると彼女は壁伝いで奴に迫る


「ウオオォォォォォ......!」


オークは雄たけびを上げながら石をラミに投石して攻撃する

彼女も最初は難なく交わしていたが間合いが近くなるほどそれが困難になって

結局一撃も与えずにクラッソスの後ろへと戻る

ここは狭い密室、彼女の得意な側面に回って横原を突くという戦法も通用しないか

ここは俺がやろう、俺がやらずに誰がやる...


「クラッソス皆を頼む」

「おいカミルス!気を付けろよ!」

「ああ、分ってる」


俺はクミンの話を思い出す、オークやゴブリンというのは

数十種いるが全員俺達と同じように魂気を使って体を強化する

ゴブリンは人間よりも魂気を使うのが未熟だが

オークの類は人間とはくらべものにならないほどの魂気を使って

体を防御し、普通の鍛冶屋が作った剣じゃ皮膚すら傷付けられないと言う


当然、俺が使う魔法も大体の魔法は通用しない...

通常攻撃では通用しない...そう、通常攻撃はね。俺は詠唱を唱える


「恐れ多きレムレースよ、我に力を与え給え、貫通弾(かんつうだん)!!」


この魔法は魔法の本に書かれていた物ではなく自作の魔法だ

魂気を奪い取る闇属性の魔法である闇奪(ソウルスティール)を外側にまとわせ

中は貫通力を意識したただの鉄だ、俺の経験じゃ硬い物質であればあるほど

貫通力が上がるらしい、俺が思いつく中ではこれが一番硬いしな


俺は貫通弾(かんつうだん)をオークに向けて発射した

そうすると俺の目の前から勢いよく飛び出すとオークの胸辺りに

当たって風穴が空いて通路の向こう側が見える

オークは自分の胸を見て絶望して雄たけびを上げた後、血を流してその場に倒れた


「おお...すげえよくやったな、初めて見た技だ」

「実践は初だけど上手くいったようでなによ.....」


俺は急にめまいがしてその場に倒れる、闇属性の魔法は本にも無かった

正直、簡単な魔法だし本に無かったのは違和感しかなかったが今なら分かる

闇属性というのは魂気をものすごく消費する、実際今めまいがして

疲れがドバっと急に襲ってきて...しばらくは歩け無さそうだ


それに、闇属性は人殺しの魔法だ、普通魂気を纏うなんて人がやることだからな

本にもゴブリンやオークの記述は無かった、知らないという事は無いと思うが

そもそもあんな田舎の村に何で魔法の本なんかが...考えたところで無駄だな


「おっと、カミルス無理しすぎだ、よっと」

「この子も無事です」


その場で倒れてしまった俺をクラッソスがおぶって運ぶ

ものすごく硬い鎧のせいで居心地は最悪だが

全員、クミンに付いていて出口に出ようとするが

彼女は来た道とは逆の方向へと向かう


「おいおい、どこ行くんだよ...」

「別について来る必要は無いわ、一人で行くから」


そういって彼女はランタンを持ってどこかへと行ってしまった

クラッソスが「もうあいつ置いて行こうぜ」と言ってきたが

そんな事は出来ない、仲間を置いて行けるわけないだろとかいう以前に

俺達は1年、彼女にダンジョン案内をまかせっきりだったので

全員罠の避け方や道を正しく歩くことも危うい


「ただいまカミルス、今回のミミックは当たりだったわよ」

「ミミック?」

「ちっ、なるほど、ミミックを独り占めとは趣味が悪い」


クラッソスが舌打ちしてクミンに文句を言う

彼女は帰ってくると俺の身長と同じくらいの杖を持って現れる

ダークブラウンの木に目が引き込まれそうなほど美しい水色の水晶が付いた

人目見ただけでかなりの上物を持ってきたと分かる


「うわ、しかも当たりじゃねえか、高く売れそうだな」

「勿体ないでしょ、カミルス持ってみて」

「ん...?こう?」


俺はクラッソスの肩から手を出して杖を持つ

5kgくらいはありそうな、俺の力では片手では持つのが限界なくらいには重い

しかもなんかベトベトしてるし少し臭い...

俺が杖を持つと水色に光っていた水晶が赤く光る、なんだこれ

それにただでさえ魂気切れに近い俺の体からものすごい魂気をもっていく...


「なんだそれ!今まで見たことがねえ」

「赤なんて、魔族では無いよな?」


3人が興味深そうに水晶を見つめる


「くっ、やべえこれ魂気がめっちゃ吸われる...でもなんだろう...」

「そう、やっぱ読み通りこれは魔法使いの杖よ、水晶も赤く光ったしね」


はっ、俺は重い出した

城門で魔族審判を掛けられた時も水晶玉に触れた時赤く光ったな

これは魔法使いが触れたら赤く発光すると考えるのが自然だな


原理とかは全く分からないがこれも聴く話によると魔道具なんだそうだ

魔道具は魔族が作った物だから、原理なんてこれっぽちも分からないらしい

まあ分かったところで俺が理解できるとは思えないしな!

クミンはクスッと笑い話を続ける


「どう?ミミックの口から出た涎だらけの杖は」

「その言い方はやめろよ、でもありがとう。これから楽になるよ」

「そうね、試しに使ってみなさいよ」


彼女にそう言われたので俺は何もない通路の先に炎玉(ファイアーボール)を何発か撃つ

一発撃った後、何も感じなかったので3発程度撃った物の何も感じない

すっげえなこれ、今まで使っていた杖は4発も使えばそれなりに疲れが来ていたが

今のこの杖は何も感じない、こりゃすげえ...これから世話になるな


「さっき言ったでしょ?火は禁止」

「ああごめん、忘れていた」


俺はベルトのホルスターから今まで使っていた杖を取り出す


「な、なあクミンこの杖なんだが人から貰ったって...返すのは失礼かな?」

「ん、そんな事言ったっけ?要らないのなら私に頂戴」

「お、おう」


俺は彼女にもともと使っていた杖を渡す、何度も救われた思い出のある杖だ

赤く光った水晶、いくつかけがをした柄、太筆くらいの魔法使いのにしては

小さな杖だ、まあ使ってやらないのもかわいそうだしな

赤色の水晶が水色に戻った時、彼女は信じられない行動をした


「え...何してるの...?」

「何って、飾りを取っただけよ」


水晶の留め具を取り外して水晶をポケットに入れた後、柄の部分を捨てたのだ

いくらなんでも酷すぎる、こうもすぐに人の杖を壊すとは

俺は彼女の手を取って彼女を睨みつけ「ふざけるな」とだけ言う

彼女は俺の手を払うとダンジョンから出るため皆を先導する


おれはそんな彼女に怒るでも悲しむでも無くその場で眠りこけてしまった

最後まで読んで頂きありがとうございます!


魔法って様々な種類や概念がありますよね、実際私もどのような仕様にしようか迷いました

もしよかったらコメントでどんな魔法が良いとか教えて頂けると嬉しいです!

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