16話 買い物
初めて小説を書いていきます!拙い文章ですが満足していただけるととてもうれしいです!
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ラミと出会った日、宿に帰る時にふと思い出す
200万デナリウス、かなりの大金、3か月は遊んで暮らせる大金だ
今住んでいる宿は3人用の部屋でクミンと同じ部屋に住んでいる
彼女だって俺だってもう12と14でいいお年頃だ
いい加減別の部屋が欲しいと彼女も思っているに違いない、別の部屋を取ろう...
そう思って部屋に着くと丁度二人が中に居た
「なあ、部屋についてなんだけどさ、別々にしない?」
「なんでよ」
「なんでって、一緒なの嫌じゃないの?」
俺はそういってベットに座る
彼女は表情を一切変えず、淡々と話す
「別に嫌じゃないけど、お金だっていつまでも無限にあるわけじゃないし
それに一緒に居たほうが色々とリスクが減るわ、逆に別々にするメリット無いし
それにあんた、意識してるの?」
そういって彼女は口角を上げてにやりと笑う
べ、別にそんなことは無いのだが、どうやら彼女は別々にするつもりは無いそうだ
「い、意識ってなんだよ、ま、まあわかったこのまま変えないでおこう」
「それに、お金はあんたの服を買うのに使えばいいじゃない」
そう言われて俺の服を見る、冬用とも春用とも言えない
調節の難しい上着、その下にシャツとズボン、村からずっとこの服だ
あまり質がよくないのかところどころレジーネが縫ってくれた後が目立つ
「あ、ああそうだな。レジーネも新しいの買うか?」
「でも私、何もしてなかったし...」
「きにするな、俺の取り分から払うってことならクミンもいいだろ?」
「勝手にすれば?」
レジーネはあの時、逃げていたからな、さすがにクミンが逃がしたんだろうけど
それで戦闘に参加してないから遠慮してたのだろうか
別にお金なんて家族なんだから気にしなくて良かったのに
そう思いながらお店へと着く、すると店主が話しかけてくる
「あらあら、ここはお子様が来るようなお店ではありませんわ」
そういって艶やかな美女が俺に話しかけてくる、子供だからってお金が無いと
思われているのか?、しかし妹も顔を赤らめて目を逸らす
「お金ならありますよ」
そういって俺は小銭入れをお姉さんに見せる
しかし店員はどこか困ったような顔をする、そこで俺ははじめて気づいた
ピンク色の女性の下着で溢れるお店だったのだ
俺は恥ずかしくなりすぐに妹の手を引いて店から出た
ちくしょう、クミンの奴に服屋の場所を聞くんじゃなかった
俺はメイン通りを歩いて今度こそ服屋を見つけ中に入る
俺は店主の「いらっしゃい」と歓迎され、店の中を回る
中身は服に靴、帽子にコートなど着る物全般を売っているようだ
俺はかっこいいと思ったローブを見つけて、値札をみて驚愕する
1,000デナリウス、ひざ下くらいまである長めのブーツを見ても1,200デナリウス
大体10万と12万、昔は服が貴重だったと聞くがこんなにも高いとは...
「あんた、どういう服が欲しいんだい?」
「えっと、冒険者なので丈夫な服が欲しいです」
「そうかい、こっちおいで」
店主が値札をみて動揺してる俺に話しかけて来て奥へと案内してくれた
彼は奥まで俺を連れて行ってくれるとズボンと下に着るシャツを紹介する
「あの、上から掛けれるような上着が...」
「あんちゃん、分ってないねぇ
上着とかブーツってのはダンジョンとかにある物を使いな
魔族由来の服がおすすめだ、耐性とかが付いている可能性もあるしな」
「そうなんですね...でもなんでそんな情報を...」
わざわざ裏まで連れてきて、お金の出汁にもしないとはもしかして...
店主は立ち上がって笑いながら言う
「はははっ!子供相手に騙す商売はしねえよ!
俺のせいでお前らガキが死んだら寝れなくなるからな!」
「そうですか、それはどうもありがとうございます」
彼を怪しいと思った後俺は身構えたが、どうやら杞憂で終わった
店主は図りを持ってきた後、「採寸するから上着を取れ」と言ってきたので
言われた通りに上着を脱いで腕を上げる、その時、店主の視線は胸元にあって
顔がどんどんと赤くなり頭に血が上る
「フリウスの子供かい、あんたらに売る物はねえ、さっさと出ていけ!」
「え、ええ?」
店主は怒りながら、俺と妹と上着を店の戸の前に投げ捨てるように追い出す
どういうことか全く理解が追い付かない
俺とレジーネは途方に暮れながら宿へと戻る
クミンによるとフリウス家はこの国ラマ―ノ共和国でも有力貴族で
ここペリジアの都市もフリウス家が統治してると言う、ただ評価は最低で
ここら辺の土地を異民族の食料供給源の土地と評価して搾取してると言う
そりゃ家紋のペンダントを付けていたら追い出されることもあるか
まあ気にすることはない、彼の言う通りダンジョンで服を調達すればいい
ズボンやシャツはまだ使えそうだしな、他もクミンに買ってもらえればいい
3日後、ギルドの酒場でご飯を食べる、今日はラミとの約束の日だ
パン一欠けらとシチューにリンゴ...まあ普通のメニューだ
この世界にきてからもう12年、一度も米も醤油も味噌も見たことが無い
生前は日本食は好きじゃなかった、嫌いというより当たり前だと思っていたのだ
実家でもステーキやカレーでも必ず米と味噌汁は出ていた
ある日突然、こうやって急に当たり前が奪われてから初めて尊さを知るんだ
当たり前と思うな、こんな言葉嫌というほど聞いてきたが
人間、こうやって奪われてから初めて気づくんだよな、愚かな事だ
「なにしけた顔してんだ?」
「ん?なんだよクラッソス」
「心配すんなって!ラミはあんな奴だがパーティーに来てくれるって!
これより重い修羅場なんていくつもあったからなぁ」
そういってクラッソスは聞いても無い武勇伝を語り始める
心を察するのが下手な上に聞いてないことを勝手に話し出す
友としては最高だが恋愛とかになると最悪な奴だ
そうこうしてると一人の女性が机へ向かってくる、ラミだ
「あ、ラミさん!今椅子持ってきますね」
「いやいい、あんたらのパーティー、入るよ」
そういって彼女は口角を一気に上げて歯を少し見せる
俺達は一瞬固まった物の状況を理解して次第に目を見開く
「本当ですか!やったぁ...」
「それじゃ、さっそくクエスト行くぞ!」
「いやまだご飯が...」
そういってラミは俺の手を強引に引っ張って掲示板へと向かう、急な奴だ
ああ...シチュー、食べてみたかったな
最後まで読んで頂きありがとうございます!
パーティー全員揃いました、これから5人でやっていきます
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