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12話 廃村3

初めて小説を書いていきます!拙い文章ですが満足していただけるととてもうれしいです!


指摘等ありましたらコメント欄にお願いします!

ーカミルス視点ー


目の前でクミンと家一軒くらいのバカデカい化け物が戦っている

村で倒れていた男が鞘から抜いて右手だけで剣を持つ

だが手と足が震えている、この場に及んでビビるな...

にしてもあの怪物、なにかの動物に見えるな


動物は本能的に火を嫌がると聞くしな、よし火を連想しよう

そう思って俺は杖に魂気を込めて、サッカーボールくらいの

大きさの火の玉を敵に放つ


「ギャァァァァァ!!」

「今のって...」


顔に火が燃え移ると化け物は藻掻き苦しむ

怪物は手が無い腕で自分の顔を何度も叩き火を消そうとする

そうすると俺が助けた剣士が叫んで怪物に攻撃する

彼は後ろに回り、人の胴くらいの太さもある後ろ脚を切り落とす


化け物は悲鳴を上げながらその場に倒れる

ここぞとばかりにクミンが両手の短剣で怪物の目玉を刺した

最後の力を振り絞って叫ぶ、その後奴が声を上げることは二度と無かった


「助かりました!えーと...」

「クラッソスだ、お前らは?」

「俺はカミルス、彼女はクミンです」


お互い自己紹介をする、彼はD級冒険者の剣士だと言った

そのうち右の方から誰かが近づいて来る、レジーネだ


「お兄ちゃんー!」


彼女が走ってきたので俺はしゃがんで両手を伸ばして構えた

レジーネは勢いよく俺に飛び込んでくると俺安心して無事を感謝した


「レジーネ、彼の腕に傷を負っているんだ、頼んでもいいかな?」

「うん!任せて!」


レジーネはクラッソスの左腕の傷をじっくり見ると

鞄から水といくつかの薬草を取り出して彼の治療を始める

水で傷を洗って薬草を彼の腕に巻いた後、その上から包帯も巻く


「慈悲深き女神、ミネルウァよ、彼に再び立ち上る力を...」


レジーネが詠唱を初めてクラッソスの腕に手を当てる、そうすると彼女の手を

優しく払うと悲しそうに話す


「俺、回復の詠唱が効かないんだ」

「なんでよ、呪いでも罹ってるわけ?」

「俺に付いている加護の代償(・・)だ」


クミンが大きく目を開き驚いた顔をして彼に近寄る


「名前を聞いても...?」

「筋肉の加護だ、一定期間体の奥底から馬鹿力が湧いて来る...」

「代償は?」

「回復詠唱の無効化と発動のたびに寿命を削る

 ついでに発動後しばらくは動けない副作用付きだぜ」


彼はそう笑って言うとどこか悲しそうな顔をして下を向いてしまった

この世界には特殊能力がある、ただしあくまでも特殊というだけだ

必ずしもそれが強いというわけでも無い、変な能力だけ授かって

重すぎる代償を背負わされる奴だっているのだ


「ううっ、ごめんなさい。私のせいで...」

「お前は悪くない、安心してくれ...俺のせいなんだ」


レジーネが自分の力ではどうしようもないことを嘆いていると

彼が彼女の頭を撫でて笑顔になる

普段ならその汚い手をどけろと言ってしまうところだが

彼のそのエメラルドグリーンに光った綺麗な瞳を見るとその気が失せてしまう


「お前名前は?」

「クラッソスだ、お前は?」...


お互い自己紹介をし合う、俺はいつも自分が魔法使いと名乗ると皆笑うのだが

彼は一つも笑う仕草を見せずに真面目に聞いてくれた

彼はクラッソス、16歳のD級剣士だ


「よし、そろそろギルドへ戻ろう」

「待ってくれ、やることがるんだ」


クラッソスがそう言う

そういえば俺も魔導書を手に入れるためにここに来たのだ。すっかり忘れていた


「俺も、この村にやることがある。待っててくれ」


カミルスは急いで走ってどこかへと行く

クミンは飽きれた顔をして魔族の使徒へと目を向ける


「クラッソスだっけ?討伐依頼で来たの?」

「そうだ」

「そう、部位はどこ?」

「生きた魂だ、お前空き瓶あるか?」

「あるわ、私に任せなさい」


クミンはそういって使徒の解体を始めた

クラッソスも立ち上がって一緒に戦った仲間の元へと向かう


クラッソスはスコップを手に取り5人の供養をする

彼は後悔していた、自分と組んだ奴らは何人も死んだ

自分が命を削って加護を発動するのを躊躇しなければ皆助かっていたかもしれない

彼は分かっていた、この後悔だって遅すぎるし意味が無いと分かっている


「だけど、やめられねえよ...」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


カミルスは地下室のある家を探す


「ごめんください...」


人が居るわけでも無いのに礼儀正しく挨拶をしてから家へと入る

彼にとっては当たり前の事であり、癖になっているのだ

まあ、挨拶したところで廃墟荒らしをしてしまったら台無しだが

地下室が無いと分かりながらも彼はふと目に入った台所のシンクへ目が行く


「今から100年前の製造...すげえ、いいワインだ」


彼はワインを拝借すると鞄の中へ入れた、返すことは二度とないだろう

そして他になにか無いかと顔を突っ込み奥の方を見る


「なんだこれ」


なにかボタンがある、人間として、ボタンがあったら押したくなるものだ

俺は本能に従い何も考えずにボタンを押した


スパッ


後ろの方で物音がしたので振り返るとそこには鍵が開いた落とし戸があった

老婆の言っていた地下室はここの事かと思いながら下へと向かう

地下室へと向かうと研究室といったところへと着く

机と本棚がそこにはあり、机の上に一冊水色のカバーを付けた一冊の本があった


「これの事か?」


俺はロウソクへ火を付けてその本をおもむろに持ち上げる

中身を見るとそこには確かに魔法の事が書かれていた

技一覧や魂気の使い方など俺が欲しかった情報でいっぱいだ

俺はその本を鞄へと入れて他の物を漁る


しかし、ほかにはガラクタばっかりで魔道具っぽいのとかは無く

本棚の本もほとんど虫食いでやられている


「ちくしょう、魔法の本以外ゴミばっかじゃねえか」


これもあの老婆の計算の内だったら恐るべき事だ

まあ、お目当ての物は手に入った、ここは素直に喜ぶべきだろう

最後まで読んで頂きありがとうございます!


知らないほうが良い事っていくつかありますよね!

良かったら評価やコメントいただけると幸いです。

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