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金魚鉢  作者: 大魔王
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仕事場へ

 あの二件の事件で政府はaiロボットの生産を全国で禁止、海外との貿易も禁止となった。これにより完全に壊れきったaiロボットを持った人はロボット生産の禁止令により待たざるを得なかった。この禁止令は世界初の取り組みであった。


 そうか、ロボットが作れなくなったのか、そりゃそうだよな、人が死んでんのにaiを増やすなんてばかみたいなことはしないはずだよな。今日はおそらく襲撃はなさそうだからゆっくりして行けるな。昨日の爆風のせいでちょっとバイク汚くなっちゃったな。一応洗っておこう。


 「ちょっと洗っといて。ツケで」

 「わかりました。5分ほどかかります」


 まだ目の前の家が片付けられてないな。そうだよな、片付けてもうためにも大金が必要なんだからな、暇だし手伝っておくか。


 「片付けますよ。ミライ払いでいいんで」

 「いいんですか?」暇だから手伝ってあげるだけだ。俺の手ではやらないしな。

 

「この瓦礫片付けといて。ツケで」

「わかりました。2時間ほどかかります。家を復元することもできますがどうしますか?」

「やっといて」


 爺さんの困ってる姿はもう見たくねえからな。天のばあさんにも言ってやってくれ。


 「洗浄終わりました。言ってらっしゃいませ」


 おう。今日もまた改造頑張りますか、、、


 夜の1時、俺の仕事場についた。仕事場というよりは趣味を仕事にしてるだけのニートなんだがな。


 「おはようゼウ。今日も元気に行クゾ!」


 こいつは俺の上司の山本さんだ。こんな陽気なキャラを演じているが、彼が正にaiの進化の基礎を創った人だ。一応大学の教授をしているが、滅多に教室には顔を出さないようだ。


 「おはようございます先輩。今日も頑張りましょうね。」


 彼女は山本さんの大学の子らしい。名前はゆりさという人だ元々ai専攻で大学に入学したが、山本教授が授業に出ないということでこの研究ラボに直接学びに来たという。彼女はそのせいで大学には行かず単位不足で1留したそうだ。2留にはなってほしくないけどな。


 あとこの場には居ないが俺の同期の匡太郎と言うやつがいる。そいつは俺の幼馴染でai専攻で山本先生直々に教えてもらった。匡太郎は海外へ出て発展途上国にaiだけではなく乗り物や住宅も取り入れている最中だそうだ。匡太郎とは離れて3年が経つが相変わらずバカをやっている匡太郎は早く帰りたいと言っていた。どうやら派遣先は赤道付近の国々で暑さに耐えられないようだ。可哀想に。さあ今日も仕事していきますか。

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