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昭和の半ズボン(七夕に祈りを)

作者: 秋葉竹




粉チーズを

あっつあつのご飯のうえに

た〜っぷりとかけて

しょう油を数滴


それは食べられないけど


おとおさんとおかあさんと

親友の

猫型ロボットといっしょに

食べる

それが一番好きな

だ〜い好きな

朝ごはん



眠ってるあいだに

解ける夜の

ダイヤモンドみたいに

キラキラした謎

あの

ちょっとスカした

キザな小学生名探偵にだって

解けないのに

夏に降る牡丹雪を模した

ちっぽけなスノーダストの謎


ぼくには

眠ってるあいだに

『ねてるまめいたんてい』を使って

か〜んたんに

わかってしまった


親友とふたりだけで

ドコデモドアで行ったマルセイユ

で食べた

こっちから持っていった

どら焼きと

かりんとう

あと、

安っぽ〜いシロップたっぷりの

いちごのかき氷

ぜ〜んぶ

あっま〜いの

食べて

舌が

真っ赤にならない食べ方をして


その食べ方の謎だけは

ず〜っと

解けないままだ


いまも

解けないままだ



それと

いつも

ホントいうと

あのあったか〜い

お茶の間じゃなくって

純和風の子供部屋で

親友とふたりで

食べたかったな


あのだ〜い好きな

粉チーズかけの

未来の味のする

朝ごはん










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