小学生で双子な従妹に愛されているので婚約します。
〜お詫びとお礼〜
ほんと全然更新してなくてごめんなさい!m(_ _;)m
受験終わって一息ついてからこの小説書いたため前作よりも駄文&トンデモ内容になってますほんとすいません。
あと前作の『ヤンデレウイルス』沢山の方々に見てくださってありがとうございました!
評価やブクマ登録してくださった方も本当ありがとうございます!
では本編どうぞ!
皆は、『いとこ婚』というのを知っているだろうか。
―え?知ってる?だからこの小説読みに来たからはよ本題行けだって?
まぁ待ってくれ。いとこ婚ってのはいとこ同士で結婚することで…
飽きた。本題行きます。
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俺は大宮嵐<おおみや あらし>
どこにでもいる一般中学生の皮を被ったギャルゲの主人公…
ではなく、大宮ホールディングスの社長息子である。
つまりカネならいくらでもある悪役王子みたいなやつだ。
だけど最近面倒くさいことがきた。
「もうすぐ高校生になるからといって婚約相手探せと言われても面倒くさいんですけど!」
結婚相手探しならぬ婚約相手探し…何かうちの親、気が早すぎる気がする…
自分で見つけろってことだから許嫁は無いだろうけども。
「俺が好きな女の子といったら…」
そりゃ可愛くて一途で一緒にいて楽しいよう…じゃなくて少女がいいが、そんな娘身近に…
「いたわ」
赤笠魅音<あかかさ みおん>
俺の従妹。可愛くて一途で一緒にいて楽しい小4。
赤笠魅希<あかかさ みつき>
魅音の双子で俺の従妹。以下同。
俺の身近にこんな可愛い従妹いるなら婚約するしかねぇ!
早速父さんに言うか。
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「おーい、父さん」
「どうした、婚約相手でも見つけたか」
「見つけた」
「婚約相手見つけたくないとか言うんじゃな…え、見つけただと!?相手は!?」
「すごく気持ちいいノリツッコミありがとう。
相手は従兄妹の魅音魅希ふたりだよ」
「なるほど…確かにあの二人はお前にメロメロだな…
お前バカだろ!!小学生相手は無しだろ!更にしれっと言ってるが重婚無理だぞ!」
「知ってるけど可愛くて一途で一緒にいて楽しいから 二人と結婚したい」
「そ、そんなに従妹と結婚したいか…分かった、小学生でも18になったら結婚できる。婚約自体は何人いてもできるからいい…
だからあの娘たちが18になるまでにどっちと結婚するか決めときなさい」
「え、なんで?二人と結婚したいのに」
「それが無理だから婚約期間の間にどっちか決めろって言ってるんだよ!」
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ということで、双子のどっちかと結婚しろということになった。重婚禁止にした法律作った奴絶対○す。
というか魅音と魅希に結婚のことあんま考えずに言ってしまったな…嫌とは言われはしないと思うが、驚くだろうなぁ。
「嵐」
「ん?母さんどうした」
「お父さんから聞いたわ。姪の双子と婚約するのね」
「そう、あんな可愛くて一途で一緒にいて楽しい子なんてそうそういないよ」
「嵐ずっとそんな言葉しか言ってないかしら?お父さんから聞いたときもそんな事言ってたけれども…」
「事実言ってるんだからいいでしょ。あ、
もしかして近親者同士とは結婚させたくない感じ?」
「ううんそんなこと思って無いし、どれほど仲いいか知ってるから不安要素は0だけども…仲いいからこそどっちを選ぶかというものが物凄く気がかりなの」
「……か、母さん、重婚禁止の法律違憲にしてくれない?」
「私は裁判長じゃないわよ。でもいい考えかも。結婚は自由なんだから禁止にする理由もないし、18歳になるまでに違憲になってるかもね」
「それ願うしかないか、外国行くか…」
「外国でオッケーにしてる国治安悪くない?」
「そんな事言うんじゃないよ母さん」
ということで母さんからもOKをもらえた。
これで第一の関門は突破した。…うん?もともと両親が婚約しろと言ってきたからもとから突破してた?
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ー22時、嵐の部屋ー
「さて、明日魅音と魅希に話すことにするか」
なんて言おうか…
「お前のことが好きだったんだよ!」
なんか違う。やっちゃいけない気がする。
「魅音、魅希、婚約しよう」
違和感。結婚しようって言いそう。
「君たちと婚約することになったんだ」
これがいいかな。これにきーめた。
話変わるけど久しぶりに従妹に会うなぁ…数ヶ月ぶりだから楽しみだなぁ。
…なんか俺、遠足楽しみにしてる幼稚園児みたいだったわ。もう魅音魅希考えずに寝よ。
「……………寝れねぇ」
「……………………魅音が一人、魅希が二人…」
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ー朝ー
「魅音は可愛い、魅希は一途、魅希は可愛い、魅音は一途…」
「おーーい兄さん、変なこと言ってないで起きろ」
「…花、魅音と魅希のどこが変なんだ?」
「兄さんの従妹に関する愛情の向け方が変なんだよ!」
おっと、ウザくて紹介が遅れたがこいつは妹の
大宮花<おおみや はな> だ。
そういやあのウザいきょぬーとして人気のキャラも花って名前だったなぁ…
「ウザいやつって、だいたい花なんだ」
「何言ってるのこの人、殴るよ?」
「というかお前昨日どこに居たんだよ、お前もこう見えてここの家族なんだから話そうと思ったのに」
「なんで『こう見えて』っていう前置詞入れたし。
というか家族間の話ってめっちゃ重要じゃないとしないでしょ、親でも離婚することになった?」
「なわけ、お前は昨日どこ居たんよ」
「この人NPC?」
「お前はきの」「もういいわ」
「昨日は昼から泉南イ○ン行って11時ぐらいに帰ってすぐ風呂入って寝たけど」
「ギルティ」
「何で」
「ってか兄さんの話ってのも教えてよ、シンプルに気になるし」
「婚約しました」
「…………は?」
「婚約しました」
「…こん、やく?」
「そうだけど、どしたそんな血の気引いた顔して」
「ち、ちょっと一人にさせて」
「いいけど?」
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「兄さん…こんな短期間で婚約したんですか。
許すわけないじゃん、兄さんは私だけのものだもん」
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「あいつ大丈夫か?」
「…あれ?なんか忘れてる気がする」
ピンポ~ン
「思い出したわ魅音と魅希に話さなくちゃ」
「あらしにぃ〜!」「嵐おにぃ!」
「あら可愛い顔が2つ」
「おにぃのなでなで久しぶり〜気持ちいい〜」
「わたしもやって〜!」
思わず頬を撫でたくなるくらい柔らかい肌に魅了されたが、この宇宙が産み出したものとは思えない絶世の美幼女が魅音と魅希だ。可愛すぎだろ。
ん?背後から気配が…
「に・い・さ・ん?」
さ、殺気のやばい花がいる…
「ド、ドウシタハナ。オレハナニモワルクナイゾ」
「婚約しているのに魅音ちゃんと魅希ちゃんに浮気するのはダメですよ?」
「「「えっ」」」
俺と魅音と魅希の声がハモったのはいいとして、
え?なぜここで婚約者?
「兄さんったらもう、早く婚約の話進めましょう?」
「いやおい待て待て話って何だよ離せっ」
何故か花によって自室に戻された。な、何故?
「さて、兄さん?婚約の話を詳しく教えて下さいな」
い、いつも敬語使わない花の敬語シーンは…やばい。
「なぜ花が俺の婚約について聞きたがるの?
お前が聞いても何もメリット無いと」「ある」
「え?」
「兄さんの婚約者にふさわしい人かどうか私が確かめる」
「なぜお前がやるんだよ!」
「………兄さん、本当に私の気持ちに気づかないとは…酷い、最低、クズ、人間失格、生まれ変わって」
「な、何でそんな首突っ込みたがるかを聞きたい」
「兄さんのことが大好きだからに決まってるでしょ」
「は?」
「もう照れ隠しするの鬱陶しくて効果もないから辞める、正直に言う。私は嵐兄さんのことが大好き」
「ま じ で ?」
「マジ」
「……えっ、朝文句垂れ流しながらも毎回起こしてくれるのも」
「兄さんの寝顔を毎回見て満足するため」
「最近俺に手料理振る舞ってくれるのも」
「兄さんの好きな味を知っていつでも作れるようにするため」
「俺の部屋のLED電球に挟まっていた隠しカメラも」
「兄さんをいつでも…ってええ!?兄さん知ってたの!?」
「全部お前が俺のこと好きだったから…」
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花の心の中…
(兄さんってバカと天才を足して2で割った人でしょ、普通隠しカメラに気がついたら取って捨てるよね?)
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「…私の話は以上です、本題に入りましょう。
婚約者は、誰ですか?」
これって…正直に魅音と魅希って言ったら
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「兄さん?冗談はいいですから早く」
「いや本当のことで」
「このことが本当だったら常識に欠け過ぎでは?
日本の法律もう一万回読み直してください」
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って言われかねない。ってか言われる。
「早く教えて下さい!」
「はぁい!」
取り返しつかなくなっちゃった☆
もう…
ええい、儘よ!一か八か!
「さっき来た赤笠魅音と赤笠魅希です!」
「兄さん?冗談はいいですから早く」
「「本当!?」」
「「!?」」
「あらしにぃ?」「おにぃ?」
魅音と魅希がやってきてって…え!?その手!?
「な、何で包丁なんか持って…」
「あ、それはおにぃ…」
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「あらしにぃが、婚約?」
「婚約って、結婚の約束だよね?」
「やだよ、おにぃは私達と結婚するんだもん!」
「あらしにぃを盗む悪者はやっつけないと!」
「一体、悪者はだれなの?」
「ドア越しから話を聞こっか」
『兄さんのことが大好きだからに決まってるでしょ』
「…」「…」
「婚約相手は花お姉ちゃん?」
「たぶん、そうかもしれない…」
✻彼女たちは近親婚についてあまり知ってません。
「なら、お姉ちゃんを倒せばいいの?」
「あれを使う?」
◁□□=コ←包丁
「危ないよそれ!」
「でもこれを花お姉ちゃんに向けたら…」
「………や、やってみようか」
『婚約者は、誰ですか?』
『さっき来た赤笠魅音と赤笠魅希です!』
「「…え?本当?」」
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「ってことで突撃してきたの」
「「……この子たち、」」
「やばい」「可愛い」
「え?兄さん何でそんなバカなこと言って」
「俺が花に取られると思って奪おうとしてくれたのか!そんなに俺のことが好きなのか!よし!
婚約しよう!」
「「うん!」」
「兄さんのバカ〜〜〜!」
やれやれ、花は嵐をツッコミながらも諦めきれないようですねぇ。
果たして嵐は魅音と魅希と共に結婚できるでしょうか。
結果はあなたの脳内で。