少女?が来たらしい
私は生まれて初めて....ガチのドラゴンを間近で見ている....
事の始まりは何時間か前にさかのぼる....
「マスター、少女が一人で歩いてきます」
「え?なら危険性がないと確認した後、向かい居れてくれないか?」
「マスター、また上に立つ者の威厳が抜けてますよ」
「まだ大勢国民が居る訳じゃないから目をつぶっててくれないか?」
「....わかりました。とりあえず少女のところに行きますか?」
「ああ、向かうとするかぁ」
シェリルとトカレフは出入口にハンビーに乗り向かう
「そこの少女よ、ここには何用で来た?」
「ん、お腹空いたから食料探してて来た」
嘘をついているようにも思えないな...しかしなんで魔物がウロチョロするこの森の中に少女が一人で来れたんだ?
「とりあえず、腹を空かしているなら食べて行ってくれ」
「いいの?」
「子供が腹を空かしているなら食べ物を食べさせるのが当たり前だろ?」
「あなたも子供...」
「これでも立派な大人だよ。さ、これに乗りな」
今さらながらこんな見た目だが大人ってあり得ないよな。しかしながら見た目もそうだが喋り方までも若くなったなぁ
シェリルは車に少女を乗せると帝国城まで走らせる。車をあり、食堂に連れて行く
「何が食べたい?」
「お肉」
「よし、少し待ってろよ」
ファイアーボアの肉を一口サイズに切り、塩胡椒を振って焼く。その合間に大根、大葉、ネギを摩り下ろしたり切ったりしておく。中に火が入ったころ合いを見て皿にファイアーボアの肉、大根おろし、大葉、ネギの順で入れて最後にポン酢をかけて、『ファイアーボアのおろしポン酢』の完成!トカレフには悪いんだが、前に作ってもらった料理は少し物足りなかったからなぁ
シェリルは自分も食べたいため、結構な量を少女の所へ持っていく
「ほい、御待ち遠様!この米と一緒に食べると美味しぞ」
少女はフォークを持って勢いよく食べる
よっぽど腹が空いていたんだろうな。食べやすいようにサッパリした料理にして良かった気がするな
「マスター、この後あの子はどうするんですか?」
「う~ん、一応保護かな。行かせたら死にそうだ」
「わかりました。お部屋とお洋服を用意してきます」
「わかった。よろしくな」
「食べ終わった」
おや?少女の胃袋には入り切らなかったか、まぁそうだろうね。結構多めに作った...から...な...へ?
シェリルは目の前にあった空っぽの皿に驚く
「全部...食べた...のか?」
「うん、美味しかった」
「どんな胃袋しているんだ...」
「だって私、"ドラゴン"だもん」
「ゑ?」
外に出て行った少女は目の前でドラゴンに変身していった
「ほら、これで信じた?」
ドラゴンってガチで居たんだ...
シェリルは口を開きながら静かに驚く




