奴隷を購入したらしい
シェリルはイザベルの王国の街に行って奴隷市場を探して店の中に入る
「どうもいらっしゃいませ....フッ、ガキか」
どうやらこの奴隷商人は見た目で判断するようだな
「すみません、奴隷を結構な数購入したいのですが」
「ここは服装が見たこともない客で金も持ってなさそうなやつとは取引しないんだよ」
どうやらガチの偏見人間らしい。だが、今後のことを考えるとやっぱり奴隷が必要だ
「これならどうですか?」
机の上にドシッと大量の金貨袋を叩きだす
「この倍も出せますが?以下がしますか?」
「ッ?!すぐにVIP室へ!さ、こちらへどうぞ!」
奴隷商人は部下に命令してシェリルをVIP室へ招く
「今日はどのような奴隷をお望みなのでしょうか?」
「とりあえず、安い順から大量に奴隷を購入したい。主に子供からメインでだ」
「分かりました。量はどうしましょうか?」
「とりあえず様子見で500人ぐらいを購入したい。その後も子供から順に購入を考えている」
「....どこかの貴族なのでしょうか?」
「いや、まだ名もなき帝国の帝王だ」
入った奴隷商の店は当たりだったらしく、すぐさま奴隷が手に入った。500人は列車の貨物を少し改良して座れるようにした。しかも二階まで搭載した。500人を運ぶのに奴隷商の力を使ってステーションまで運んでもらった。オマケと言うやつかもしれないな。そのまま500人を帝国まで乗せて帝国の駅に到着した。そしてすぐに銭湯に連れて行った
「みんな、ここはみんなが体を洗えるところだ。まずは、体を綺麗にしてくれ!」
「ご主人様...僕たち、体の洗い方を知りません...」
そうか....ずっと奴隷として扱われてきたから知らないのも無理ないな....
シェリルは近くにいた男の子を椅子に座らせてシャンプー、リンス、ボーディーソープ、お湯の流し方、風呂に浸かる作法などを説明し、あとは男女別れて洗ってくれと言った。シェリルはその間に、インターネットと言うスキルを作成していた
このスキルがあれば私の知らなかった情報が手に入る!無煙火薬もやっと作れるようになる!
「シェリル様、風呂からでました」
「おぉ!」
皆サッパリした様子で表情が少し和らいでいる気がした。そしてご主人と呼ばれるのは恥ずかしいのでシェリルと呼んでとお願いした
「さ!風呂から上がったらご飯にしようか!」
さっきの待ち時間にポンッとクリエイトした大食堂に皆を連れて行く
「マスター、食事の用意はしてあります」
「ご苦労、トカレフ」
もちろん、無線でのやり取りも欠かしていない
「シェリル様、なぜこんな自分たちにやさしくしてくださるのですか?」
「もちろん、仕事をしてもらうためだよ。報酬は少しのお小遣いと、週に二日の休み。そして三食寝床付だ」
奴隷:主人の命令を拒絶したら首のチョーカーが締まる