帝国の食べ物は美味しいらしい
シェリルは『食堂道』と呼ばれる食べ物などを主に出しているところまで車を走らせる。食堂道まで着くとイザベル国王、ラミス、近衛兵、フレアを降ろす
「おぉ...見たこともない異国の料理がゴーレムによって作り出されていく...何とも言えない光景じゃ」
まぁ、確かにゴーレムが料理を一から作っていたら異様な光景に思えるよなぁ...そして売れ残りは全てフレアのお腹行きになると言うシステムだ
「さぁ!今日は半額にしておきますので、皆さん食べて行ってください!」
シェリルがそう言うと、一斉に全員が食べたい料理の店に行く。近衛兵は焼きそば、イザベルはたこ焼き、ラミスはりんご飴、フレアは....うん、串肉の店の在庫を無くすほどもう注文していた。と言うより、もうなくなりそうだ
「うめぇ!この『焼きそば』って言うもちもちしてパンチが効いた味初めてだ!」
「おめぇ口周り汚いぞw」
「美味し....(*´ω`*)」
三人の近衛兵は焼きそばを堪能していた
「うむ、美味い!この変わった黒と黄色のソースが味を引き立たせている!そして中に入っている具の触感が良い....」
食レポありがとうございます王様。めっちゃ美味しそうに堪能してるじゃん。しかも妙に周りがキラキラ輝いているような....ラミスさんの方は...
ラミスの方をシェリルが見てみると、イザベルと同じようにりんご飴の飴のパリパリ触感を楽しんでいた
「親子の遺伝子かよ....」
「シェリルよ」
「はい、なんでしょうか?」
イザベル国王がたこ焼きを片手に話して来た
「剣と盾と防具、それと魔法剣はあるか?」
「はい、どれでもいつでも出荷可能です」
「では翌日できるか?なるべく大量に。金はその時に出す」
「わかりました....戦争でも始めるんですか?」
「あぁ、グリモワール帝国との戦争だ。あいつら魔道兵器を用いて領土を拡大しておるのだ」
前にも聞いたな...グリモワール帝国。どんだけ恐ろしい国なんだよ....かかわら割らないでおこう
だが、そんなことは叶わなかった...