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俺の天職はダンジョン管理人らしい  作者: 白井木蓮
第十四章 帰還

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第六百八十五話 お悩み相談室

「おかえりなさい。お疲れ様です」


 うんうん。

 みんな顔にも足取りにも疲労感が出ていて、ダンジョン帰りって感じがしていいぞ。


「お疲れ様です。おかえりなさい」


 あのパーティ、四人同時に新しい装備に買い替えたな。

 パーティ全体でPを管理してるのかも。


「お疲れ様でした」


 もうダンジョンの中には誰もいないな?

 よし、今日の仕事終了。


 ……でも今日はまだもう一つ、仕事ではないがちょっとした案件があるんだった。

 約束の時間は二十時半。

 早く食事をすませて、さっさと風呂にも入っておくか。


 そして約束の時間五分前に移動した。


 やってきたのは宿屋の一室。

 広さで言うと最低ランクのHランクの部屋。

 二人掛けのソファが四つ、テーブル、トイレといった最小限の設備のみ。


 そう、ここは迷える冒険者のためにある相談室。

 まぁ今日作ったばかりなんだけどな。


 さて、そろそろ時間だ。

 時間ちょうどに、ここへ通じる転移魔法陣が冒険者の部屋に出現することになっている。


 ……来た。


「おぉ~? ここも宿屋ですか?」


 ダンジョン管理人相談室の初めての客はヒューゴさん。

 今朝……ん?


「こんばんはであります!」


 なに?

 ソロモンさんもいっしょだと?


「すみません、ソロモンもどうしても同行したいと言うものでして……」


「構いませんよ。どうぞお掛けください」


 二人は俺の正面のソファに座った。

 俺と同じで風呂にも入ってきたあとのようだ。


「なに飲みます? ビール、ジュース各種、ほかにもバーで出してるものならなんでもいけますよ。サービスなんで遠慮なくどうぞ」


 サービスだからこそ遠慮してしまうパターンもあるけど。


「……ビールお願いしてもいいでしょうか」


「せっしゃもビールがいいであります!」


 うんうん。

 気を許してくれてる感じがしていいぞ。

 これから相談事をするのにビールを頼むってことは、よほどの悩みに違いない。


 この部屋専用の注文端末でビールを二杯、カフェラテ、あとはおつまみを適当に頼む。

 注文した内容はバーカウンターに設置した端末に表示されているはず。

 バー担当のネッドさんがそれを見て、すぐにこのテーブルの上に転送してくれるという仕組みだ。


「「おお~?」」


 早い、さすがだな。


「あれ? 管理人さんは飲まれないんですか?」


「俺の舌はまだお子様ですから、ビールよりもカフェラテのほうが美味しく感じるんです」


「はははっ。カフェラテ好きですよね」


「ノリ悪くてすみません。ではとりあえず乾杯しましょう」


「「「乾杯」」」


 まずはぐぐっと一口。

 うん、美味い。


「ぷはぁ~! 美味いであります!」


 いい飲みっぷりじゃないか。

 二人はおつまみにも手を伸ばす。


 今朝、ダンジョン営業開始前にヒューゴさんが管理人室にやってきた。

 そして、相談したいことがあるから今日の夜少し時間をもらえないかと言ってきた。


 俺が了承すると、ヒューゴさんはできれば二人で話したいと言った。

 場所は小屋横の準備室でもヒューゴさんの部屋でもいいと言ってくれたが、それはなんだか違うな~と思い、この部屋を作ることに決めた。


 宿屋の一室くらいすぐに用意できると思い、リョウカに相談した。

 だがリョウカたち宿屋従業員の三人は最近宿屋の魔力節約について色々と検討してるらしく、めったに利用しない部屋を作ることに対して小言を言われることになった。


 だから本当はもっと広い部屋で設備ももう少し欲しかったけど、最低限の部屋ならオッケーということで渋々用意してもらえたわけだ。

 みんなが節約してる中、俺が無駄遣いするわけにもいかないしな。


 次にカトレアの元に向かった。

 もちろん注文端末魔道具を作ってもらうためだ。

 基本はウチのリビングにあるやつと同じでいいからすぐに完成するだろうと思っていたのだが、ここでもまた小言を言われることになる。


 『楽を覚えてはいけません』

 『自分でバーまで買いに行けばいいじゃないですか』

 『そもそも相談事があって来るわけですからお酒は必要ないのでは?』

 『部屋のソファも二人掛けを一つと四人掛けを一つでいいのでは?』


 などなど、細かいことまでいちいちうるさいやつだ。

 ムカつく。


 ……なんてことは微塵も思ってないからな?


 俺は半泣きになりながらも、反論などせずに黙って聞いていた。

 途中、近くにいたモニカちゃんをチラチラと見て助けを求めてはみたが、モニカちゃんは俺のほうをいっさい見ようとせずに、笑うのを我慢しながらずっと水晶玉を触ってやがった。

 覚えとけよ。


 それから数時間後、カトレアは魔道具を完成させて持ってきた。

 相談室とバーに端末魔道具を設置、転移魔法陣も設定し、テストも完了。


 『ただの飲み会のために使用したら怒りますからね?』

 『後片付けと掃除はちゃんとしてくださいよ?』

 『注文した代金はロイス君の所持Pから自動で引かれますから』


 カトレアはそれだけ言うとさっさと仕事に戻っていった。


 ドリンク代くらいサービスしてくれてもいいだろ、ケチ。

 何十杯も飲むわけじゃないんだからさ。


 ……なんてことを言えるわけがない。

 まぁ珍しく俺に相談したいなんて言ってくれる人に奢れるんだからドリンク代やおつまみ代くらい安いもんだ。


 というかこの二人はビールを注文したじゃないか。

 やっぱり酒は必要だったんだよ。

 明日にでもカトレアにねちねち言ってやる。


 ……二人とも、一杯目が空になったから二杯目を頼んであげたら遠慮なく飲んでくれてるな。

 バイキングでご飯食べてきたはずなのに、おつまみもやけに進んでるじゃないか。

 それ、俺の小遣いから……いや、そこはなにも言うまい。


 というかさっきからヒューゴパーティの近況活動報告みたいな話ばかりだけど、それが悩みだと思っていいんだな?

 やはりあと一人早くメンバーが欲しいってことが言いたいんだな?


 なんだか普通の相談すぎて、思わず昼間のカトレアに対するイライラばかりが浮かんできてしまったじゃないか。


「すみません、長々と。ここからが本題です」


 さて、追加メンバーのことなら……


「私、気付いたんです。いえ、だいぶ前から気付いてました。私って…………雑魚ですよね?」


「はい? ……雑魚?」


「そうです。弱いですよね?」


 ……なに言ってるんだろう?

 ヒューゴさんが弱いわけないだろう。

 もう酒に酔ってしまったのだろうか。


「遠慮なさらずに言っていただいて結構ですよ。私なんて秀でた才能も特技もないですし」


「いやいや。ヒューゴさんは弱くないどころか強いですって」


「お世辞は結構です。正直に言ってください。私なんてヴィックやベンジーがいなければなにもできないんですよ」


 ……ソロモンさんの表情を見る限り、ヒューゴさんは冗談で言ってるわけでもなさそうだ。


 じゃあ本当にヒューゴさんは自分が弱いと思って悩んでいるのだろうか?

 ソロモンさんもそんなヒューゴさんの悩みを知ってたからこそ、心配して付いてきたのか。


「ヴィックさんやベンジーさんとはタイプが違うじゃないですか」


「でも今は私も剣を持ち、前衛としての役割を担ってます」


「そうですけど、そこは比較するところでは……」


 いや、比較されるに決まってる。

 なんせこのパーティは元々幼馴染の集まり。

 グラシアさんはずっとヒューゴさんたち三人のことを見てきた。


 ヴィックさんは力が強く、動きもそこそこ速く、剣の技術もある。

 戦士としての理想だ。


 ベンジーさんはなんといっても素早さが特徴で、力もあるほうだから武闘家として優秀だった。


 ではヒューゴさんはどうだろうか。

 まず視野が広く、みんなをまとめる力がある。

 素早さがあり、持久力もある。

 短剣の扱い方が非常に上手い。

 器用だから、いきなり剣を持ってもそこそこに使いこなすことができている。

 攻撃魔法は風魔法が使え、その風を利用して周囲の探知もできる。

 力上昇や素早さ上昇の補助魔法も使えたはず。


 ……なるほど。


 あの二人と比べると、前衛としては素の力の部分で圧倒的に劣っている。

 それにベンジーさんのほうが素早さはあったし、ヴィックさんの剣の技術のレベルに達するにはまだまだ時間がかかる。

 基礎体力でヒューゴさんが勝ってるところと言えばおそらく持久力だけだろう。

 その持久力も、このパーティは全員がほかのパーティよりもレベルが高かった。

 だからあまり目立つこともない。

 ソロモンさんだって、このパーティに加入してからはみんなに付いていけるようにまず持久力などの体力面を鍛えたくらいだ。


 だが冒険者としての実力は身体能力だけで比べるものでもない。

 前衛としてのヒューゴさんは、……申し訳ないが、一番にはなれないだろうな。

 今ヒューゴさんも言ってたが、秀でた才能も特技もないというのはあながち間違ってはいないのかもしれない。


 ヒューゴさんが器用なのは誰もが認めるところ。

 だがベンジーさんやヴィックさんの攻撃力には到底およばない。

 補助魔法も、グラシアさんの補助魔法のほうが効果が高いおかげで全く使ってない。

 器用貧乏とはまさにヒューゴさんのことを言うのかもしれない。


 でもレンジャーとしては非常に優秀なのは間違いない。

 周囲を見渡して危険を察知するのが上手かったうえに、探知も覚え、その探知も順調に上達してる。

 敵の隙を見て素早く近付いてからの短剣での攻撃は効果的。

 その短剣による中距離からの投てき攻撃もそこそこ上手い。

 前衛と後衛の中衛的な位置取りも上手く、冷静に声掛けもできる。

 パーティに一人は欲しい人材だ。

 特に魔工ダンジョンのような未知の場所ではヒューゴさんがいるのといないのとでは大きな違いが出る。

 複数パーティのまとめ役だって安心して任せることができる。

 剣を覚えたことも決して無駄にはならない。

 欲を言えば、ミオのように投てき攻撃に風魔法を絡ませることができたら格段に攻撃の幅が広がる。


 まぁ要するに、前衛には向いてないというだけのことなんだろう。


 ……二人は手をとめ、俺の様子をジッと窺っている。

 酔ってはなさそうだな。


「では遠慮なく、俺がこの二年間ヒューゴさんを見てきて感じたことを正直に言います」


「……はい、お願いします」


 そして俺の考えを話した。


「……」


 前衛としてのレベルは高くないと言われてショックを受けたのかもしれない。


「凄くよく見てるであります……」


 先にソロモンさんが口を開いた。


「……管理人さんはなんでもお見通しなんですよ」


 誉め言葉ってことでいいんだよな?

 冒険者のことを細かく観察してるヤバいやつだとか思われてないよな?


「でも少し私のことを買いかぶりすぎではないでしょうか……。少し恥ずかしくなります」


 ん?

 嬉しかったってことか?


「でもこの際ですから聞きたいのですが、レンジャーとして、私はジョアン君やミオさんと比べてどうでしょうか? 上か下かってことです」


 それ言ってもいいのか?


「戦闘力からいけば、ミオ、ヒューゴさん、ジョアンさんの順ですかね。パーティとして考えたときにはヒューゴさんを選ぶ人も多いと思います」


「ミオさんとの実力差はどの程度あるとお考えでしょうか?」


 お?

 ミオが上だということは自分でも認めてたのか。


「かなりありますね。ミオは小さなころから忍者として修行してますからまず身のこなしが段違いです。魔法も攻撃魔法、補助魔法、自身の身体強化魔法など幅広く使え、魔力制御も上手い。手裏剣やクナイによる攻撃手段も豊富。ただし、リーダーシップを取るようなタイプでないですし、今までソロで行動することが多かった分、仲間との連携にはまだ不安定さがあります」


「……」


 ミオにも苦手なことはあると言ったつもりだが、そんなことはどうでも良かったか。

 俺の話ぶりからして二人の間の実力差が大きいことは伝わっただろう。


「でもミオの攻撃力はあのクナイや手裏剣が特別仕様なこともあります。じゃなければあそこまで魔法を纏わせることはできないはずですから。知っての通り、ウチの従業員でもある忍者軍団に持たせるために作ったものなんですけど、ミオに渡さないのは可哀想だったものでして。もちろんちゃんとした価格で売りましたけど」


 本当はミオに持たせるために作ったものだけどな。

 まぁ今はみんな持ってるからどっちでもいいだろ。


「仮に私があの仕様の短剣を持ったとして、攻撃力は上がりますか?」


「すぐには難しいです。ヒューゴさんは魔法に関してはまだまだ未熟ですし、相当な修行が必要になります」


「ははっ……。そこまで正直に言われると清々しいものですね」


「すみません。でも何事も修行なしには上達しませんから。これからはもう少し魔法の修行に時間を割くのも手かもしれませんね」


「最近は剣の修行ばかりしてましたからね……。ちなみにその特注仕様の短剣の製作をお願いできたりするのでしょうか?」


「それについては悩んでるんですよね~。ヒューゴさんなら心配ないと思いますけど、武器を投てきする人が増えたりするとやっぱり危ないじゃないですか? ウチのダンジョン内で即死ということはありませんけど、間違えて誰かに当たりでもすれば大怪我することは間違いないですし。だからまずは根本的な技術がしっかりした人にしか扱ってほしくないんですけど、じゃあその基準は誰がどうやって判断するのかって面倒な問題もありますしね。魔法を纏わせて手に持った状態で戦うスタイルなら問題ないんでしょうけど。ヒューゴさんの影響で魔法短剣の投てきをマネしてみたくなる人が増えるかもしれませんし。風魔法以外にも、火魔法や雷魔法を纏わせた攻撃も格段に威力アップするんですよね~」


「なんだかすみません……。もうそこまで考えてくださっていたとは……」


「ヒューゴさんたちだけではなく、地下四階で先に進めずに悩んでる冒険者の方は多いものでして」


 冒険者は中級者レベルに到達する段階で一つ目の壁に当たると言われている。

 ウチでは地下四階に進めた時点で中級者という定義にしているが、それはまだ中級者になるための資格を得ただけのようなものだ。

 地下四階でなにも成長できなければ地下三階の最奥にいるのと同じ。

 つまりまだ初級者。

 本当の意味での中級者は地下四階最奥に辿り着いてこそ名乗れると言っても過言ではない。


「私は原点回帰でやはりレンジャーとしての道を究めようと思います。ライバルはミオさんです」


「それがいいと思います。となるとあと一人はやはり前衛ですよね」


「そうなんですよね~。メネアさんにはフラれてしまいましたし」


 サハでの一件から帰ってきた翌日、メネアは正式にリヴァーナパーティに加入した。

 本人が希望したこともあったが、それよりもメネアを仲間に入れたいというミオとリヴァーナさんの気持ちのほうが強かった。

 相思相愛ってやつだな。

 結局俺の出る幕は全くなかった。


「仲間に入りたいと言ってくださる方はそこそこいるんですけど、どうも私が求める理想像が高いようでして……」


 それは仕方ないと思う。

 妥協なんかする必要もないと思うし。


「4月からでも良ければ、かなり優秀な戦士を紹介できるかもしれません」


「「えっ!?」」


 いい反応だ。


 おっと、いつのまにかグラスが空になってるじゃないか。

 なにも聞かずにさりげなく追加ドリンクを頼むのが気配りだ。


「あ、すみません、ありがとうございます。それより今の話、本当ですか?」


「えぇ。今はここに来るための準備中らしいです。実力は申し分ありません」


「管理人さんが言うのであれば実力は問題ないのでしょう。4月からと言いますと、もしかして大人になったばかりで冒険者生活をスタートされる方ですか? それとも今所属してるパーティが解散にでもなるのでしょうか?」


「どちらでもありません。ヒューゴさんよりも年齢が少し上の男性です。それにずっとソロです。少し控えめな性格ですが、ヒューゴさんたちのパーティなら上手くやれるでしょう」


「……なにか事情がありそうですね」


「人口が少ない町や村の出身だと、いっしょに戦う仲間を見つけるのが難しいってだけですよ」


「あ、なるほど。私たちなんて冒険者がこんなにたくさんいる場所でも仲間を見つけられてませんしね」


「彼はどんな形でもいいから仲間という存在が欲しかったんです。一人で戦うのは精神的にもツラいですから。例え実力が彼より下の仲間だったとしても、守れる存在というものがいるだけで心強いですから」


「……管理人さんのその口振りからして、相当できる方と考えてよろしいですか?」


「年齢の分もありますが、完成度で言えばメネアより上です」


「「おぉ~?」」


「アリアさん級と言っても過言ではありません」


「「おおっ!?」」


 一度は立ち消えになった話だ。

 だがピピから聞いた最新の情報では、村を助けてもらったことで心置きなく旅立てると言ってたとのこと。

 だから来るのはほぼ間違いないと思ってる。


「ですがそこまでの実力の持ち主となると、私たちはその方に釣り合うことができるのでしょうか?」


「彼は釣り合うとかそんなこと気にしないでしょうが、ヒューゴさんたちが気にするのであれば強くなるしかないですね。彼の足手まといにならないくらいに」


「「……」」


 言い方はキツイかもしれないが事実だから仕方ない。


「……望むところです。最強の戦士を受け入れるために、最強のパーティになってお待ちしていますよ。その方が自ら入りたいと言ってくれるくらいに」


 おお~?

 ヒューゴさんの顔付きが変わった気がする。

 ソロモンさんは少し自信がなさそうだけど。


 そこでヒューゴさんの相談は終わったものの、続いてソロモンさんがヒューゴさんと同じように自分の弱さを相談してきた。

 面倒だったので、単純に修行不足だと言っておいた。

 結局二人はそれぞれ五杯ずつビールを飲み、ほろ酔い気分で帰っていった。


 残った俺は後片付けを始める。

 するとタイミングを見計らったようにカトレアがやってきた。

 どうやら片付けを手伝ってくれるらしい。


「お二人とも、満足そうに帰っていきましたね」


「酒が入って気分良くなっただけだろ」


 どうせ見られてるものと思ってたから、そこにはツッコまない。


「ロイス君のお悩み相談室を利用したい方はたくさんいそうですけど、あまり頻繁にやるとすぐにロイス君のPがなくなってしまいますよ? ですから週に一度程度にしておいたほうがいいです」


 タダにはしてくれないんだな、ケチ。


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