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俺の天職はダンジョン管理人らしい  作者: 白井木蓮
第十三章 桜舞い散る

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第六百六十六話 援軍待ち

 なるべく人目につかないようにと、海に近い側の道を選んで港へと戻っていく。

 ウェルダン馬車にしては思ったより時間がかかってしまってるから、もうとっくに援軍は到着してるかもしれない。

 先にマリンを迎えに行こうかとも考えたが、港へ戻ってカトレアたちに状況を説明してからでも遅くないだろう。


 そしてようやく港が見えてきた。


 だが遠目からでもわかるくらい、港近辺の様子は一変していた。

 見るからに人で溢れている。

 なので港よりだいぶ手前で馬車を降り、ここからは歩いて行くことにした。


 あの人たちはおそらく避難してきた住民だと思うが、港に避難してきたということは魔道列車や魔道ダンジョンが開通したことをもう知っているのか?

 それとも船でサウスモナへ避難しようと考えているのだろうか。

 もしくはこの港というか市場が屋根の下にあるからだろうか。

 ほかに避難できるような広い場所がないだけかもしれないけど。


「どうなるんだよこの町は!?」


「もう終わりよ! マーロイ大陸と同じ運命だわ!」


「早く船を出せよ!」


「サウスモナに避難させろ!」


「おまえらバカなのか!? 船なんか出せるわけないだろ!」


「なんだと!? もう一回言ってみろ!」


 お~?

 怒声でにぎわってるようだ。

 どうやら魔道列車のことはまだ知られてないらしい。


「ピィ! (ご主人様!)」


「おっ?」


 上から声がしたと思った次の瞬間、空からエクが降ってきた。

 俺の胸に飛び込んできたので、ボネを抱えている手とは逆の手で受け止める。

 俺が来るのを屋根の上で待っていてくれたのだろうか。


「ピィ!? (ご無事でしたか!?)」


「あぁ。怪我一つしてないから安心しろ。でもボネが体調を崩してさ」


「ピィ! (それは大変です! すぐにダンジョンに行きましょう! こっちです!)」


 エクは地面へ飛び降りた。

 市場には入らず、手前を西へと進む。

 そして次は北へと方向を変える。

 港から西まで一直線に続くメインの通りを横切りさらに北へ進む。


 暑いからボネのためにも屋根がある市場内を通ってくれればいいのにとも思ったが、人がいっぱいだから仕方ない。

 小さいとはいえ猫と牛とリスといっしょは目立つしな。

 食料と勘違いされて捕獲されそうになっても困るし。


 でも市場に入らない理由は別にありそうだ。


「入口の転移魔法陣は港の外に設置したのか?」


「ピィ! (さすがご主人様です! 港や市場内はこういう事態になることが予想されましたので少し北側に設置しました!)」


「賢明な判断だな。もうサウスモナから援軍は来たか?」


「ピィ! (まだです!)」


「まだ? 一人もか?」


「ピィ(ご主人様。私たちはまず港の魔道化から始めたんですよ? 地面に魔道プレートを埋め込んだり、壁や屋根に魔道線を設置したり。しかも今後ナミまで接続することになるんですから、市場の外のどのルートに魔道プレートを設置するかとかも考えながらやってるんです。つまり衛兵さんから伝言を聞いたときにはまだ魔道ダンジョンにはなにも手をつけてない状態だったんです。それからすぐサウスモナのパラディン隊支部に連絡しましたけど、パラディンのみなさんも仕事で町中に出てるんですからそんなすぐ来れるわけありません。冒険者たちなんて町の外に行ってる人がほとんどでしょうからまず来れませんよ)」


「……だよな」


 エクに説教されてしまった……。

 だが言ってることはもっともだ。


 今日は日曜日だから冒険者も休みかと思ってたけど、よく考えたら休みなのはウチのダンジョンだけだもんな。


「でも西も南も結構ヤバいことになってるんだよな~」


「……ピィ(西側はともかく、南側はどうせ縮小されることになるんですから、女王たちを納得させるちょうどいい機会かもしれません。ですのでそういう意味では、多少は魔物に町を破壊してもらうのもありかもしれません。そのあとに防衛ラインをこちらで勝手に決めちゃえばいいんです。味方が少ない状況なのにわざわざ危険な場所に飛び込んで行かなくてもいいじゃないですか)」


「……カトレアの意見か?」


「ピィ(そうです。でもほかの方々や私も同意見でした)」


 南側はほっとけ派か。

 コタローもそうだったもんな。


「それだと南側では確実に死人が増えてたぞ? 思ってる以上にヤバかったんだからな?」


「ピィ(でもご主人様が危険な目に合うことはありません。カトレアさんもまずご主人様の安全を第一に考え、同時に女王を納得させる案を考えてのことですから。メルとマドから聞きませんでしたか?)」


「いや、あいつらはなにも言ってこなかったな。すぐに俺の指示に従って、魔物を遮るための道路工事を始めてくれた」


「ピィ(そうですか。でしたらご主人様の身は安全だと判断したのでしょう。犠牲者も少なくすんだということでしたら、やはりご主人様が正しかったんです)」


「でもリスクが高かったのは事実だな。ゲンさんも怒ってるらしいし」


「ピィ(ゲンさんだけじゃなく、私やカトレアさんたちも怒ってるんですからね? 今回はたまたま上手くいっただけと思ってもらわないと困ります)」


「わかってるって。で、転移魔法陣はどこだ? ここらへんだろ?」


「……ピィ(そこの建物の中です)」


 おそらく土魔法で作ったであろう小さな建物だ。


 中も当然狭い。

 だが地面の中央には転移魔法陣が光っている。


「誰でも通れるのか?」


「ピィ(ダンジョン内からは自由に出てこれますが、外から入るにはこのブレスレットを装備してないと入れません)」


 お~?

 フィリシアの技術をもう自分のものにしてしまったとは。

 さすがカトレアだ。

 これでセキュリティが格段にアップするな。


 エクは俺とボネの分のブレスレットを渡してくる。

 ウェルダンにはエクが装備させてあげるようだ。


 そして魔道ダンジョン内へと転移した。




 ……ダンジョンの中は狭いな。


 港の土地分の広さがあると思ってたが、やはりエクが言うようにそこまでしてる時間はなかったようだ。

 まだ小屋と魔道列車のためのレールしか設置してないし。


「ピュー!? (ご主人様!?)」


 俺に気付いたペンネが駆け寄ってくる。

 心配してくれてたんだろう。

 そのまま抱きついてくるかと思ったら、ボネの体調を察したようで直前でとまった。


「ピュー! (こっちだよ!)」


 ペンネのあとに付いていく。

 まぁ行くところはそこにある小屋の中だと思うけど。


「ピュー! (ご主人様が帰ってきたよ!)」


 ペンネは小屋の中に呼びかけた。


「「「……」」」


 小屋に入った俺をカトレアとエマとモニカちゃんが睨んでくる……。


 三人はテーブルを囲んで仕事を……ん?

 あ、今なにか隠したな。


 ……三人の口がもぐもぐしてる。


 こいつら、お茶してやがったな……。

 今隠したのはお菓子かなにかだろう。


「隠さなくてもいいだろ」


「……片付けただけです」


 バレたくないようにしか聞こえないけどな……。


「ボネが熱中症になった」


「「「えっ!?」」」


「熱中症だからな? 魔瘴は関係ないと思う、たぶん」


「早くベッドへ」


 カトレアは俺の手からボネを奪い取り、ベッドへ連れていった。

 だがすぐに戻ってきた。


「ウェルダン君もいっしょということは西側の状況もわかってるんですよね? 説明してください」


 俺の行動やマリンを城に置いてきてることを咎めてくるわけじゃないのか。

 今はそんな時間すらもったいないということなんだろうな。


 そして西側と南側の戦場最前線の状況、南側の町中の状況を説明した。

 ついでに女王との会話の内容も軽く話しておく。


「……本当ですか?」


「なんで嘘なんかつくんだよ。どっちも早く援軍を送らないとヤバいんだって。みんなギリギリの状態で援軍を待ってるんだぞ」


「女王が規模縮小を受け入れたと?」


「あ、そのことかよ。本当だって。カトレアが言ってたほど嫌な人じゃなかったぞ」


「私は別に……」


「でも愛想は全くなかったな。俺とは素で接したほうが印象がいいからとかなんとか言ってたけど」


「……その方が別人だという可能性は?」


「それは俺も考えたけど、本人だと思うんだけどなぁ~。コタローも驚いてはいたけどなにも言ってなかったし。あ、王女二人とも話したぞ」


「王女? ……女王によほど気に入られたようですね」


「そうなのか? でも衛兵の多くが死亡したと聞いたら態度が豹変するかもしれないぞ」


「その場合はロイス君が昨日提案したようにサハの魔道化をやめて、住民の方々を魔道列車で避難させればいいだけです。その準備はもう整ってますから」


「そっか。で、援軍は手配してくれたんだよな?」


「そのことですが、私たちと各所で相談した結果、ロイス君の案の大半を却下しました」


「は? 却下ってなんだよ?」


「色々と無理がありましたので。まずサウスモナから冒険者を呼ぶ件に関しましてベンジーさんに連絡しました。ですが、すぐに集まってもらうことはできそうにない、そもそもオアシス大陸の魔物相手に戦えそうな人はいないから難しい、ということでした」


「すぐには来れなくて、あまり実力がなかったとしても、人々を守りたいっていう人はたくさんいると思うけどな」


「Gランク、Hランクの人でもいいと?」


「……そりゃかなり無理はあるけど」


「無理がありすぎるんです。では次にパラディン隊の招集に関してですが、これはこういうときだからこそ各町にて治安を守っていただくことが先決と判断しました。ロイス君を狙う輩の罠という可能性もありますから」


「罠って……。西側の原因は魔瘴が迫ってきてるせいなのは一目瞭然みたいだし、南側も魔瘴が徐々に濃くなってることによって発生した魔瘴スポットのせいだと思うぞ」


「自然の現象を利用した罠という可能性は? パラディン隊をここに集結させ、もぬけの殻となった各町を狙う算段かもしれません」


「もぬけの殻になるほどは呼ばないって……。半数の人に来てもらうとか、今日が休みの人とかさ」


「その考えがダメなんです。パラディン隊の勤務サイクルを維持するには休みが大事なんです。それに本来のコンセプトからズレすぎています。冒険者が町の外に出払うときに安心して町を任せられるのがパラディン隊では?」


「そうだけどさ……。すぐに援軍が必要だと思ったからサウスモナのパラディン隊や冒険者に目をつけたのに」


「どちらにしてもその方々はすぐに集まりそうにないんですから諦めてください」


「……じゃあ結局ウチの冒険者だけが頼りか?」


「当然です。幸いにも今日は日曜日ですからみなさんの体力はあり余ってます」


「一週間の疲れを取って明日からの英気を養うための日曜日なんだけどな……」


「それにウチにいる冒険者の方々は緊急時の行動力があります。サウスモナまでの移動時間を考えても結局そちらのほうが早いです」


「まぁ確かに俺もウチで暇してそうなEランク五十人くらい呼んでくれとは言ったけどさ」


「五十人程度では足りません」


「何人呼んだんだよ?」


「五百人です」


「は?」


 五百人だと……。

 さすがに多すぎるんじゃないだろうか……。


「Eランクの人メインで、Fランク以上もって感じだよな?」


「はい」


「多すぎないか?」


「ついでですので明日明後日くらいでナミまで行っちゃいましょう」


「は?」


「ロイス君だって言ってたじゃないですか。砂漠やマグマに魔道プレートを設置するときは冒険者を大量に雇って一気にやっちゃおうって」


「いやいやいや……。一気にって言っても限度があるだろ? サハとナミ間はマルセールとビール村間くらいの距離はあるわけだし、魔物もたくさん出現するんだから最低でも二週間くらいはかかるつもりで言ってたんだよ。それに魔瘴が濃くなってるうえにコクエンドリやマグマウルフが出現するようになってるんだからそんな簡単にはいかないって……」


「コクエンドリは予想外でしたが、今作業しなければもっと増えますよ?」


「まぁそうなんだけどさ。でも冒険者たちには作業のこと言ってあるのか? やってくれないんじゃないか?」


「まだですけど、冒険者のみなさんが好きそうな依頼ですので支障はないかと」


「道路工事依頼のどこに好きそうな要素があるんだよ?」


「砂漠やマグマといった特殊な地形であり強い魔物がたくさん出現する危険な場所での護衛。錬金術師が使う素材の発掘および錬金術師が錬金した特殊な素材を使っての道路建設。ナミ王国への魔道ダンジョンおよび魔道列車開通のための補助作業。どれも冒険者心をくすぐる言葉ばかりです」


 確かに……。


 普段ウチのダンジョンで修行してる人なら飛びつきたい要素満載だ。

 たまには外で魔物と戦いたいだろうし。

 戦闘以外のことをしてみたい人もいるだろうし。

 それにヒューゴさんたちのナミでの冒険話をみんな知ってるはずだしな。


「報酬はどうする?」


「宿屋の宿泊延長、食事とおやつ付き、おまけ程度にPを一日につき100P付与とします」


「それだけ? 冒険者からすれば割に合わないんじゃないか? 善意を利用するのは良くないと思うぞ。サウスモナやボワールまでの作業は移住者の人たちにちゃんとした仕事としてやってもらったわけだし」


「今の状況はマーロイ大陸に行ってもらったときと似てますから問題ありません。あくまで人命救助です。みなさんも宿屋延長と、食事くらいは出してくれるだろうと思って今こちらに向かってくれてるはずですし」


「……仕方ないか。ウチも五百人に大金をやれるほどの余裕はないしな。で、いつ来るんだ?」


「あと十分程度で第一陣の約百人が到着するかと」


「十分後? 早いな」


「第一陣の方々は連絡して五分後には大樹のダンジョンを出発してますから」


「五分って……休みだったのに早すぎだろ……。詳しい内容はあとから聞けばいいと思って急ぎで準備してとりあえず列車に飛び乗ったんだろうな」


「緊急事態と言ってるんですからそれくらいの行動力がないと困ります」


「まぁそうか。第二陣はいつになる?」


「二十分遅れですから、約三十分後ですね。残りの四百名ほどが乗ってます」


「三十分後か~まだまだだな。でもFランク以上となると全体の人数はもっと多いよな? 五百人だと……約七割って感じか?」


「そのくらいですね。でも予めEランク、Fランク、それぞれの上限人数を伝えてましたので。希望者が多かったらしく、ダンジョン酒場およびマルセール駅に来た人の先着順にしてもらいました。残念ながら今回来ることができなかった人には、大樹のダンジョンを守ることも大事な任務だからと伝えてもらってます」


「なんでそんなに正義感の塊みたいな人が多いんだろうな。報酬もなにもないかもしれないうえに、死ぬかもしれないのに」


「結局冒険者は戦闘でしか自分の価値を示せませんからね。上位ランクの人ほど、大樹のダンジョンへ恩義を感じてる人が多くなりますし、それに報いることができるのはこういう機会しかありませんから」


「恩義ね~。こっちだってお金を稼ぐためにやってるだけなのにな。こんな商売して町の人から疎ましく思われてないか常に心配してるっていうのに」


「衛兵さんに言われたこと気にしてるんですか?」


「そういうわけじゃないけどさぁ~。冒険者に感謝ばかりされるのもなんか違うなって思って。凄いのは結局ご先祖様が生み出した人工ダンジョンなわけだし」


「ロイス君はちゃんと管理人として仕事してるじゃないですか。それをみんなが認めてくれてるからこそ絆みたいなものができてるんですよ」


「絆ねぇ~」


 って今こんな話をしてる場合じゃないよな。

 もうあと五分くらいでみんなが来てしまうわけだし。


「ん? そういやハリルは?」


「ゲンさんのほうの助っ人に行ってもらいました。衛兵さんが案内してくれると申し出てくれたんですけど、自分の足のほうがだいぶ速いからと断って颯爽と走っていきましたよ」


「大丈夫かあいつ? いくらカトレアが改造してやったジョウロを持ってるとはいえ、コクエンドリやマグマウルフ相手に戦力になるのかな」


「まぁ火には強いはずですし、死ぬことはないでしょう」


「だといいけど。ワタは?」


「……え?」


「えってなんだよ……え?」


 カトレアは目と口を大きく開き、そわそわし始めた。


「「「ワタちゃん!?」」」


「ピィ!? (ワタ!?)」


 おいおい……。


 急に立ち上がり、ワタを探し始める三人と一匹。


 どうやらワタからしばらく目を離してたらしい。

 どうせ退屈してベッドで寝てるとかだろ。

 ウェルダンとペンネも床で寝ちゃってるし。


「ピィ! (小屋の中も外もワタのニオイが全くしません!)」


 ということはどういうことだ?


「ピィ! (港を見てきます!)」


 え……。

 まさかダンジョンの中に入ってきてないってことはないよな?


「ワタちゃん誰といっしょでしたっけ!?」


「てっきりカトレアさんといっしょだと……」


「私もそう思ってた……。というか港で作業してるときはカトレアといっしょにいたよね?」


「……」


 カトレアの焦りが大きくなる。


「落ち着け。エクが港を見にいったから。どうやらダンジョンには入ってきてないっぽいぞ」


「……すみません」


 カトレアは泣きそうになってる。


「カトレアさん、仕方ないですよ。衛兵さんが来てからずっと慌ただしかったですし」


「うんうん。カトレアは悪くないよ。そうだよね?」


 エマとモニカちゃんは俺を見てくる。

 優しい言葉をかけてやれということだろう。


「エクも知らないんだから仕方ないと思うぞ」


「モ~? (なんの話?)」


「起きたか。ワタが行方不明になってるんだ」


「モ~? (行方不明? う~ん、砂で遊びたそうにしてたから港付近の砂にいるとかじゃない? 海際の砂浜とかかもしれないけど)」


「砂か。フェネックスは砂が大好きだもんな」


「モ~(そういやハリル君もいないね)」


「ハリルはゲンさんのところに向かったらしい。助っ人として」


「モ~? (そうなんだ~。じゃあいっしょに行ったんじゃない?)」


「ハリルといっしょにか?」


「モ~(うん。ハリル君も砂で遊びたそうだったし、ワタも遊びに行けると思ったのかも)」


 そういや市場の外で俺たちとカトレアたちが別れたとき、ハリルとワタはいっしょに砂で遊んでたな……。


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