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4-18「深夜の海水浴」

 犯人の自白により事件は解決し俺達は小麦粉まみれの部屋から他のキャンセルされて空いている客室に移動させてもらいそこで過ごすことになった。犯人は地下にある部屋で拘束されて引き渡しの時を待つらしい。


「みてたかトオハ! オレの推理をよ! ! 」


 部屋の中で大きくなった俺に対し彼女は駆け寄り真っ先に尋ねる。


「ああ、見事だったよ」


「だろ! 」


 それを聞いて彼女は満足げに頷く。推理は俺が考えてあとはウィザーという魔法使いの能力頼みだったのだけれどそれでも打ち合わせなしで昔からの顔なじみの様にウィザーに声をかけたり何より犯人へのアクティヴフェーズは見事だった。


「ダイヤも格好良かったよ、ありがとう」


 ダイヤに向かい声をかけると彼女は恥ずかしそうに俯いた。


「い、いえあのときは出しゃばってすみません。トーハさんが推理を考えてスペードさんがその通りにして……私も何かしなくてはと考えて」


「いやいやあそこでダイヤが何か言ってくれなかったら逃げられていたかもしれねえから本当に助かった、サンキューな」


 スペードも彼女にお礼を言う。彼女は先ほどと変わらず俯いたままだったが顔はリンゴの様に赤く染まっていた。俺も改めて彼女にもう1度お礼を述べようとしたその時、


 グウ~~~~


 お礼の代わりに俺の腹が室内に響いた。


「あははははははははははは! そういやオレ達昨日から殆ど食ってなかったな、よし! 食事の時今回は沢山持ってきてやるよ! 」


 スペードが快活に笑いながらそう言った。


♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤♥♢♤


 それから時は流れ数日後の夜、船はトーイスのムラサイに到着した。


「ダイヤ、『強化の魔法』はどう?苦戦しているみたいだったけど」


「一応形にはできたと思いますが到着のギリギリのことで試してみないことには……」


「そうだね、じゃあ今度落ち着いたら試してみようか」


 俺の言葉に彼女は頷く、今は部屋で誰にも見られない理想の環境なのだがもう時間がないのだ!


「じゃあ、町を出たところの海岸沿いで会おう! 」


 俺は彼女たちに荷物を全て預けそう告げると窓から勢いよく海へと飛び込んだ!


 ザッバアアアアアアアアアアアアアアン! ! !


 と激しい音を立てて海へと着水する。


「つ、冷たい! 」


 余りの冷たさに声が出るも冷たいからこそ一刻も早く海から陸へと上がらねばならない!


 それにしても、つい数秒前までは豪華な船の中だったのに……人生って何が起こるのか分からないな


 ゴブリン故に堂々と出ていけない現状を嘆きながら月明かりを頼りに平泳ぎで陸を目指した。


4章終了時ステータス

【名前】阿藤踏破

【職業】会社員

【種族】ゴブリン(ヒューマン)

【武器】棍棒、蒼速の剣、木刀←New!

【筋力】C+

【魔力】─


ダイヤ・ガーネット

【職業】魔法使い、冒険者

【種族】ヒューマン

【武器】伝説の杖

【防具】鎖帷子

【筋力】D

【魔力】A+

【魔法】シルド(盾)、ヒール(回復)、フラッッシュ(発光)、インビジヴォー(透明化)、ミニムァム(縮小化)←New!


【名前】スペード・ナイト

【職業】剣士冒険者

【種族】ヒューマン

【武器】爆炎の剣、木刀←New! 、銅の剣←New!

【筋力】C

【魔力】D

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