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6-1「いざギルドへ! 」

 ムラサイを離れてから俺達は途中の宿で一泊をしてギルドのある街へと向い平原を越え森を越え、昼頃に遂に辿り着いた。城壁というにふさわしい立派な壁に囲まれた大きな門が姿を現す。門のの左右には2名の銀の鎧に身を包んだ兵士たちの姿がみえた。


「ギルドか~腕が鳴るな~~」


 と門を眺めながら手に入れたばかりの妖刀の柄に手をかけニヤリと笑う。


「スペードさん、私たちの目的はあくまで魔王のモンスターの情報収集ですよ! 」


「分かってるよ、でもギルドってのはすげえなあ。魔王のモンスター倒してゴルドが貰えるんだろ? まさに一石二鳥じゃねえか! 」


「スペードさんの言うようにギルドでは依頼に応じて倒した証拠となる部位を持っていくあるいは依頼人からの確認が取れた場合、受付で依頼主が提示した報酬を受け取れるとのことですがランクが存在するようで我々が依頼主いなり魔王のモンスターの依頼を受けられるかどうかは……」


 ダイヤがオパールさんのメモを見ながら心配そうにスペードに視線を向ける。


 確かにそのルールならスペードの言う通り魔王のモンスターともなると依頼達成が困難な分大金の報酬となっているはずだ、できれば貰えるものは貰っておきたい。


「まあ、その辺は実力を示せば何とかなんだろ」


 スペードが肩をすくめる。


「それじゃあ俺はこの辺で……」


 ここから先はニンビギの様に木1本もない見晴らしのいい場所で見つかってしまうため別れるのはこの場所しかなかった。


「何だよ、前みたいに行けばいいじゃんか。最近でかくなってきてるからダイヤが背負うのがキツイってんならオレが背負うぜ? 」


 スペードが残念そうに言う。


「気持ちは有難いんだけどそうじゃないんだ、ギルドとなると警備が厳しそうだって不安もあるけどその前にこの近くにゴブリンがいるならゴブリンから情報収集をしたいなって」


 そう言って木々の生い茂った森を見渡すとこの森にゴブリンがいるというようにタイミングよく風が吹き木の葉がワサワサと揺れた。


「トーハさんの言う通り、冒険者が多く集まるギルドとなると危険もありそうですね」


「じゃあ、しょうがねえか。土産に魔王のモンスターの依頼引き受けてきてやるから楽しみにしてろよ! 」


 そう言うと2人が手を振って街へと向かっていった。


「言い忘れてた、日が沈んだらここ集合で! 」


 待ち合わせ場所と時間を相談していなかったので叫んで伝えると分かったとばかりに2人は再び手を振った。


 さて、ここからしばらくは別行動だ! 有益な情報を仕入れなくては!


 俺は剣を背負い木々の中へと駆けだした。







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