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遺跡に迫る影


 「お前……トキワタリか……?」

 「……!!」


 地球文明が残っている遺跡、『第二の地球文明の遺跡』にて、私達は古代タイムマシンの道へと辿り着き、調査をする上、浩司の父親である源十の手掛かりを探している最中、リトや浩司に私とセナがトキワタリだと怪しまれてしまった……!

 すると、ラッキーとセナは私を庇い誤魔化そうとして、トキワタリじゃないこと必死になってアピールをしていた……。


 「お、おい! 鳥頭、いくらこいつが遺跡に詳しいからって、疑う必要ねぇんじゃねぇのか?!」

 「こいつも当てずっぽうで言ってるわけやない……俺もな……美羽が隕石の画像を見せてきた時から変やったんや……何で重要なこと、早く言わなかったんかいな……?」

 「えっ、えっと……でも、夢で見たってこともあるじゃないの? 覚えているレベルの夢を……」

 「そうだぜ! 俺様は『夢玉』っつーおかしな目玉焼きっぽい発明品を渡したんだぜ! こいつ最近――」

 「二人共……ここは、正直になるべきだよ……そうだよ……私は500年前からやって来たトキワタリで、ダークマターを倒すのと、ライルを見つけ出す為にこの時代にやって来た……でも、タイムマシンのアクシデントで、これまでの記憶がなくなってるのは本当……その上で祐郎にトキワタリである事を明かすなって言われたから……」

 「ああ、重罪を犯したのはお前やないってわかっとる……また祐郎の爺さんと来たら、必要以上に注意を呼びかけるんやから……」


 浩司は口が堅すぎる祐郎に対して、手を頭に当てながらため息をつく……確かに、あの時『何事があっても、『トキワタリ』という身分を隠さないとならない……』って、祐郎が目を鋭くして話していたが、詳しいことは話していなかった……浩司が言う祐郎のイメージから推測すると、過去に何らかの形で重大な情報を明かされてしまったのか、それとも自ら明かしてその情報を聞いた者に裏切られてしまったのか……レイト地方の地に立って日が浅いから、根拠がないけど……今後、祐郎と共に行動できる機会があったら聞いてみることにしようかな……。

 とりあえず、浩司とリトには『トキワタリ』の身分がバレてしまった以上、信頼を得る為、きらりとの会話も少しだけ、話した……。


 「更によく言うと、変った女の子からも、こう話をかけられたんだ……この地は――」

 「しっー、話は後や! 何か来とるで!」

 「えっ……? 誰……?」


 リトは人差し指を口に当てて、静かにするように呼びかけた……すると他に誰かいるかのようにこだまが響いてくる……どうやら私達に敵意がある者がこちらにやってきている……!


 「あの形は……噓やろ……? 凶暴な宇宙人か……?」

 「凶暴な宇宙人……? 俺様達が探している『フィーア星人』とは別の星からやってきたのか……?」

 「……!」


 リトが言う、凶暴な宇宙人がゆっくりと歩きながらこちらを襲いかかろうとしていた……セナは何だか、危険を感じながらスキャナーアプリを起動する……。


 「この禍々しい感じ……ウイルス因子で出来ているみたい……!」


 凶暴な宇宙人のようなウイルスが何も言わずに、拳を突き出そうとした……! 私はすぐさまにハンマーを使って、バリアを張り、浩司はけん玉をウイルスに向かって突き出した……!


 「鉄壁……!」

 「そらっ!」


 けん玉はTypeの力を纏いながら、ウイルスに命中するが全然平気かのように、動じない……そして、ウイルスは強烈なパンチを私に繰り出した……!


 「うぐっ! バリアが……!」


 ウイルスの攻撃が強すぎて、バリアが徐々にヒビが入ってきてしまう……すると、リトはウイルスの背後から双剣を繰り出し、『Wind』タイプの技を繰り出した……!


 「バーディースラッシュ!」


 ウイルスはリトにすぐに気づいたのか、片手でリトの攻撃を防いだ……! リトはウイルスの攻撃で弾き飛ばされてしまう……。


 「ぐわぁ……!」

 「リト……!」


 リトは地面に着地する時、受け身をしながらすぐに立ち上がった……再び、攻撃を仕掛ける……私もハンマーを使って、ウイルスの攻撃しのぎ続けた……!

 しかし、等々張っていたバリアはガラスが割れるかのように、破れてしまい、素の状態でハンマーで攻撃を防いだ……! すると、浩司がけん玉を使おうとした所――


 「……?!」


 なんと、ウイルスが浩司に一瞬してすぐに近寄り、浩司に技を仕掛けようとしていた……!


 「コウジ……モウ……ヤメヨカ……」

 「この声は……親父……?」

 (うう……なんや……急に頭が……何だか、視界も遮られてるような気がするがな……)

 「浩司……もうやめよか……俺は地球文明しか興味ないただのダメ親父でしかあらへんかった……浩司……もう平穏に生きよか……どう頑張っても、俺の無実なんか……あんな心ないと思われる言葉に埋もれたままなんや……」

 「……」

 「こっちへ来い……浩司……俺は新しい人生を見つけてきたんや……そして、家族全員で……また暮らそうな……」


 浩司は、突然として近づいてきたウイルスに対して、けん玉を降ろしていた……まずい、このままだと浩司が……私は浩司に向かって、強い言葉を解き放った……!


 「浩司……! あんたなら、源十の無罪を晴らす事ができるよ……そんな心ない言葉に惑わされちゃダメ……!」

 「イ……イリル……わかっとるわ! 本当の親父は少なくとも、そんなこと言わへん……! ネットでボロクソ言われおっても、悪い噂がそこら中に広まっても……親父は文明を探す道の歩みを止めるのも……俺らを見捨てるような真似はせん!!」


 浩司は強く首を横に振りながら、ウイルスを振り払った……! その後、けん玉を上に投げて、ブラストを発動した……! 浩司はTypeの力を体に纏いながら、ウイルスに向かって突撃をする……!


 「大陶芸、見せたるで!!」

 「ハァ!!」


 ウイルスも負けじと、腕から力を蓄え、手を浩司の方に向けて、力を放った力が相殺され、爆発が起こり何も見えない程の黒い煙が遺跡中に舞っている……すると、地面に膝を着いていた浩司の姿が、煙が薄くなった頃に視界に見えた……。


 「浩司……!」

 「ゴホッゴホ……か、かすり傷や……これくらい……」


 浩司はリトに支えながら、咳を交えてながらも立ち上がった……ウイルスも、右腕に電撃を走りながら、フラフラと立ち上がる……。


 「グッ……ヤルナ……シカシ、コレデオワリダ……!」


 しかし、またもや技を繰り出そうとした所、何かが視界に入ったのか一旦動きを止めた……。


 (誰なの……? 何だか、棒のように見えるけど、双剣みたいな……双剣の底がくっついてるし……)

 「『ネウラ』……キサマカ……アノママ『ダークウェブ』ニ落チ果テタママ、消エ去ッタト思ッタガ、マダ生キテイタトハナ……」


 突然として現れた、謎の少年がよくわからない武器を片手に持ちながら、ウイルスを白い目で見ていた……。


 「……お前……関係ない……」

 「……何度止メテモ無駄ダ……『ズィーヴェン星』ハモウ一度蘇ル……我ガアルジノ望ミダ……」


 ズィーヴェン星……? もう一度蘇るって……確か、ズィーヴェン星人はゼクス星との相討ちでもういないはず……ゼクス星を入れた計3つの惑星を侵攻した凶暴な宇宙人だと、本に書いてあったな……。 

 『ズィーヴェン星人』のようなウイルスが一度こちらから背いて、地面からウイルスの穴を繰り出して、穴に潜っていった……。


 「あっ、待ちや……!!」

 「……逃げたか……だが……あいつ……逃げ場はない」


 ズィーヴェン星人らしきウイルスは、壁に大きい禍々しい穴を引き裂いて、入っていった……それと同時に、背後からやって来た謎の少年は地面から穴を創り、どこかへと行ってしまった……。

 ラッキーはさっきのウイルスが引き裂いた穴の位置に、光っている所があったらしく、拾いに行く……。


 「おい、あの宇宙人型ウイルスがなんか落としていったみたいだぜ!」


 ラッキーは片手に何だか、メカメカしいチップを浩司の元に渡して来た……。


 「……? なんやこれ……メモリーチップ……?」

 「待って……これもスキャンしてみるわね!」


 セナはスキャナーアプリをメモリーチップに向かって、起動した……。

 ――スキャンが完了しました。 これはユーザーネーム、坂傘 源十に関連する物だと確認。

 ファイル『家族への言葉』……他5つ


 「親父の……? ひょっとして、親父はあん時遺言を残すような形で……?」

 「これで、復元すればきっと、親父さんの裁判に有利になりそうやで! 早く持ち帰ろか!」

 「せやな、今回はこの辺にしとこか……暗くなると迷子になってまうからな……」


 浩司の言う通り、もうすぐ暗くなる頃合いだ……私達はすぐさまに来た道へと辿っていき、遺跡が指す光に向かって、外の空気に帰還した……すると、調査員の一人が慌てて私達の元へとやって来て――


 「大丈夫でしたか……? 今回は大騒ぎでしたが……」


 私は調査員にこれまでに起こったことを詳しく話していた……。


 「ウイルスが遺跡に入ってきたと……?!」

 「それは、重大な問題ですね……素晴らしい歴史のある遺跡を踏みにじるなんて……」


 調査員の後ろに、身長が高い焼けた肌の男性がゆっくりと歩いて、私達に優しい声で話しかけていた……。


 「あなた達に危険な目に遭わせてしまってすみません……主催者側としてお詫び申し上げます……」

 「あんたは……?」

 「こちら、『レイトミライフェスティバル3020』の実行委員会の最高責任者、『古鴨(ふるかも) 陽人(ようと)』はんや」

 「初めまして……祐郎様からお聞きしました。あなたは国立家が推薦する程の優秀な戦士様だと……あえて光栄です」

 「ご丁寧に、どうも……」

 「すぐに来てアレやけど、見つけた遺物をどうにか引き取ってもらえへん? 今回はいかんことあってな……これだけなのは堪忍な……」

 「そうですね……この遺物はこちらに預かって博覧会のパピリオンに展示いたしましょうか……それに、報酬は手配済みですので、確認してください……」

 「ありがとう……」


 ――やぁ、また会ったね。


 「きらり……? どこにいるの……?」

 「ごめん……キミの見える場所にはいないんだ……今回は……人が多すぎるから……」

 「テレパシーでもいいんだ……それに、聞きたいことがある……あんたがこの地が修正が必要ってこと……それに、『脅威』って……」

 「うん……キミがさっき、遺跡で言葉を見つけてくれたから……修正がほんの少しだけできた……これから、キミは、私の事とレイト地方の歴史を知ることとなる……それと同時に、修正も進むこととなる……」


 きらりは、テレパシーを通じながらも、私に対して再び意味深な言葉を放っていた……。


 「この地は……『本当』が地に埋まってること……これだけは覚えといて……」

 「えっ……それって……ってあれっ? きらり……?」


 また、きらりの声が突然として聞こえなくなってしまった……どうして、重要な時に限ってどこかに行っちゃうんだろう……。

 そう考えていたら、浩司が私の目の前にやって来て、きらりと話していた私を、心配そうな目で気にかけていた……。


 「……? イリル……どないしたん……? ひょっとしてお前が言ってた妙な女の子に話しかけられたとかか?」

 「うん、さっきは言いそびれた事なんだけど……この地は修正が必要……そして、今回は、遺跡で言葉を見つけて修正がほんの少しだけ出来た事と、『本当』が地に埋まってることって言われた……」

 「……つまり、遺跡やレイト地方の歴史に関することや証拠をぎょうさん集めると、その娘が言う修正が進まるっちゅうわけやな! 妙な娘の目的が何なのか知らへんけど、俺は親父の冤罪を晴らすまでは止められへんで! お前らも『フィーア星人』や『レイトミライフェスティバル3020』の事もあるやろ? また手伝えいう時に声をかけっから、明日からはそっちを調べてな! 今日はおおきにな!」

 「わかった……」


 浩司は、けん玉を握りながら熱い眼差しで、私の手を取りながら握手を交わした……これからの『第二の地球文明の遺跡』の調査がいい方向に行くといいな……。

 世の中には優しい声だってあるし厳しい声だってある。くれぐれも、心ない言葉を書き込んで、他者を攻撃したり、悪質な噓で世間を惑わすような行為を避けて、誹謗中傷や悪質なデマの被害が少しでも減るよう、私は祈っている……。



 【ミライ図鑑】

 わぁぁぁぁぁぁぁーーーい!! ゴールデンウイークだぁぁぁぁぁぁ!! やっほぉぉぉぉぉぉぉーーーい!!









 そういやぁ、戦士はゴールデンウィークに全然関係なかった……もし、戦士が全員連休になると敵に取っては好都合……もはや襲い放題の状況を招いてしまう……。

 まぁ、休暇は取ってるし、今年のGWはマグロを釣ってくることにするぜ!

 ってなわけで今回の紹介を――


 くらえ!!


 【Typeの力:Light】

 Typeの力は残り半分まで切ってるんだな……金ぴかなゴールドにちなんで、『Light(ライト)』タイプをご紹介だ~!

 『Light』は名前の通り、光を操る力だ! 光で暗闇を照らしたり、敵の視界を眩ませることだってできるぞ! アタシの知り合いだと~ラルクに浩司、おめーらご存知のトキワタリの片手剣を扱う姿のイリルもLightを使うぜ!

 しかし、太陽の光にはかなり劣る! そんぐらい太陽光は強すぎる! でも、Lightタイプには出来て、太陽にはできない事……バトルだ!

 アタシのオススメはとりまこんな感じ!


 LightとFire【火花ひばな

 バチバチと火花が出てきて、ウイルスを一網打尽にするぞ! たーまやーーーー!!


 LightとLeaf【光合成こんごうせい

 Type因子で出てきた芽が光合成して、味方は空気を綺麗になり回復する! 因みに植物は普通に呼吸をするぞ。


 LightとPoison【スモッグ】

 LightとPoisonの因子が喧嘩し合って、ウイルスにダメージを通りやすくする! スモッグは絶対に吸うなよ!


 以上だ! それじゃあ、アタシはちょっくら漁に出かけてくるぜ! 大物を釣ったときは寿司パを期待しててくれよなっ!

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