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3020ストーリー~『第二の地球』と戦士の記憶を辿りながら~  作者: ユニィウルフ
〈第一章〉共鳴する過去の灯

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『世界を決めるのは誰なのか?』


 私はコロナの攻撃により、一度は倒れてしまったが……謎の声に支えられて、視界がはっきりと見えるようになった! そして、気づいていたらハンマーが握っていた……。


 「何度やっても同じですわよ! もう一回食らいなさい!」

 「甘い!」


 コロナは魔力を纏いながら、技を繰り出してきた! しかし、私はハンマーで弾き返して、コロナに反撃を仕掛けた。


 「やぁ!」

 「くっ、少しはやりますわね! なら!」


 コロナは魔力を連続で手から放って、小さい弾を連続で放ち続けた。私はハンマーで蹴散らして、攻撃が届いていない笑に合図を送る。


 「笑! 今だよ!」

 「任せて! そーれっ!」


 笑は空中からTypeの力を纏いながら、回し蹴りを繰り出した。回し蹴りはコロナの腕に命中して、部分破壊が起こった! すると、コロナは先ほどの余裕がある表情から一転、感情が乱れ始め――


 「……こうなったら……あなた方の隊長にトドメを!」

 「……!?」

 「李徴! 危ない!」


 コロナは壁に張り付いてた李徴に向かって、拳を握って魔力を蓄えた! 私は急いで李徴の元へと向かって、ハンマーを立てて、鉄壁バリアを張った! コロナはバリアを壊してでも、拳をぐいぐいと押し出してくる!

 いくらバリアでも、どんどん後ろに下がってくる! すると、笑はすぐに駆け付けて……私の背中を押した……。

 「イリルさん! 私も手伝うよ!」

 「笑……!」


 その次に、セナと駆、美菜も力一杯駆け付けて、私の背中を押したり防御マジックを展開してくれた……。


 「イリル! 私も!」

 「オレも一緒に!」

 「私も防御マジックで!」

 「セナ……駆……美菜……」


 すると、遠くから、天使のような歌声が耳にしてくる……!


 「準備は出来たぜ!! ボリュームMAX!!」

 「みんな~! 遅くなってごめん! アタシの歌で、このニュートラルシティを……そして、みんなが明るく歩める未来を取り戻そう!!」


 アプルはメイキョウタワーから、元気が出る歌声をメイキョウ地方中に、披露した……。すると、何だか元気が出てきたような感じで、倒れていたみんなも次々と立ち上がった!


 「……いい曲! あっ……傷が癒えたような気がするよ……!」

 「父上に出来たなら……私だって……」


 アプルの歌で立てるまでに回復した凛星は、彼女の持っていた石をコロナに向かって、繰り出した!


 「私に力を!」


 凛星の前に大きな十字架が現れ、コロナに弱点を与えることが出来た!


 「……!! まさか、十字架……?! きゃぁぁぁあ……!!」

 「今だ! はぁ!!」


 コロナは十字架の攻撃を受けて、穴に入り、左肘を床に置いた。コロナの拳を上手く弾き返したら右腕を床についた……。


 「助かった……凛星……イリル……」

 「シャドウ・コロナ! あなたの運命は間違ってたのよ!」

 「認めませんわ! この第二の地球は断捨離すべきだと言うのに!」


 コロナは浮遊が出来なくなっても、まだ挑戦的な目で睨み続けて、再び魔力を使おうとした……。すると、美菜はやや視線を逸らしながらも、コロナに反論する。


 「い、いいえ……わわわわ私達のこの『第二の地球』は必要です……! え、えっと、み、水と自然に空気に恵まれた奇跡の星は数ある惑星の中でも現在見つかってるのは、この星一つ……だけです……! えっと、かつての地球があった時代でも、同じ回答となります……!」

 「ああ、美菜の言う通りだな。お前は街を潰して、多くの命を屍にした! その上で今は、俺達全員を捨てようとしている! 数々の捨て駒の利用者と対立してきた俺だが、お前は時に許すわけにはいかねぇ!」

 「シャドウ・ウイルスさんよぉ! いい加減諦めたらどうだ! 俺達はまだやることあるから、ここで大人しくくたばってたまるかよ!!」


 美菜に続き、ウルと北郎と言う男性もコロナに反論をした。するとコロナは息が荒くなり、目が飛び出るほどに見開きながら反発していった!


 「私は……破滅のシャドウ・ウイルス……『シャドウ・コロナ』ですわよ!!」


 コロナは再び禍々しくも、光輝いている魔力を空に蓄えていった! まずい……また大技がくる!

 

 「防御は最大の攻撃だっ!」

 「守りたまえ!!」


 コロナは再び頭上から魔力を床に落とした! しかし、今回は私と北郎のTypeバリアのお陰で結構防ぎ切った!

 その隙に駆は、コロナの方より少しずれた場所でブラストを放った!


 「今だっ! バーニングフレア!」

 「させませんわ!」


 コロナは目を鋭く、駆の方に攻撃を仕掛けようとしていた! 私はすぐに、駆の方へと急いでハンマーを立てた!


 「鉄壁!!」

 「二人共! もう一発の方を放つから、それに乗ってくれ!」 

 「ありがとう、駆さん! イリルさん!! 私と一緒に!」

 「うん!」


 私と笑はハンマーを盾にしたまま、駆が放った炎に乗り、高速で空中へと飛び上がった!


 「フン! ってあら?!」

 

 コロナは炎の渦を打ち消そうとして、両手を使い振り払おうとした。

 でも、私と笑はコロナよりも高い位置にいる! 私と笑はブラストを使って、ハンマーを一緒に握った!


 「この未来は絶対に変えられるの!!」

 「鋼の意思よ、この大地へと貫け!」

 「「はぁぁぁぁぁぁ!!」」


 二つの思いが、大いなる脅威を打ち負かす! シャドウ・コロナは身体をハンマーで貫かれ、身体がどんどん因子と化していった……。


 「ぐわぁぁぁぁぁ!!」


 完全体シャドウ・ウイルスから元の姿へと戻っていき、どんどん穴に落ちていきそうになるコロナ……両腕をだらりと穴の縁に寄りかかりながらも、過去の戦いやウイルスになる前の黒歴史を思い出していた……。


 「まだ……あの時と……同じになるなんて……」


 私は穴を見ていたら、コロナは私に対して、あることを聞いてきた……。


 「最後に言い残した事がありますわ……『世界を決めるのは誰なのか?』」

 「うん、世界を決めるのは……『誰もいない』んだよ!!」

 「……そうですか……」


 コロナは虚ろ目になりながらも、深呼吸をしながらこの瞬間を味わっていたのだ……まるで、悔いがもうないかのように……そして、コロナは完全に消え去り、空は紅い雲が一気に晴れて爽やかな青空が広がっていた。


 「すごい……これが、トキワタリの力なのね……!」

 「戦士達の力はこれほどとは……」

 「すごい……私の父様は、最後まで戦士達と協力関係を築き上げながら、シャドウ・コロナと戦っていたのね……」

 「そして凛星様……君は劉輝を越えた。これからどうするかは、答えは見つかったか?」

 「ええ……これからは、あなた達と協力関係を持つことにするわ……」

 「フニャあ……! ここで大人しく捕まってたまるかニャ!!」

 「「「また来週~!」」」

 「ゴホッゴホッ! しまった、逃げられたのだ……」

 「あの三人組は、何度でも相手すればいいだけじゃん」


 こうして、メイキョウ地方は再び十人十色の都へと戻っていったのだった……。



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