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3020ストーリー~『第二の地球』と戦士の記憶を辿りながら~  作者: ユニィウルフ
〈第一章〉共鳴する過去の灯

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シャドウ・コロナの罠


 イリル達が庭に向かっている最中、凛星の教育係三人が、庭の掃除にやってきたのだ。

 

 「さて、続いては庭のお手入れをいたしましょうか……私は奥の方へと行ってきますので、あなた達はこの辺りへ」

 「えっと……そこは、禁足地になっていますよね……」

 「あら? そうでしたっけ? すみません、この前お恥ずかしながら、あの辺りに落し物をしてしまいまして……それでは、よろしくお願いしま――」


 禁足地周辺を手入れしたい彩花は迷うことなく向かおうとしていた……しかし、美鈴や早苗に止められるばかりで早苗は彩花の腕をがっしりと掴んだ。


 「ちょっと! あんた禁足地に落し物するとか狂ってるの? よくそんなんでリーダーを務められたわね! そこは立ち入り禁止だって言ってるでしょう! あんたが一番わかるべきでしょう!」

 「失礼いたしますわね!! 元々、私は狂っていますわよ!!」

 「きゃぁぁぁ!」

 

 彩花の態度が急変して技を使い、早苗が屋敷の外装に穴を空けながら張り付いてしまった……。


 「な、何の騒ぎ?! あっ?! 美鈴に早苗!!」

 「り……凛星様……あ、彩花さんが突然……この辺りもお掃除しようと聞かずに入ろうとして、止めようとした早苗さんを付き飛ばしたんです……!」

 「……凛星様……! 逃げてください……この女、前々からムカついていたんですが……等々変な技を……使ってきて……屋敷の外装に向かって、私に……」

 「変な技に早苗が外装に?! 彩花……! これは一体どういう事なのか説明して頂戴!」


 庭にたどり着いた凛星が、早苗の元に向かって様子を見る。そこに、彩花は上から目線で話した。


 「フン、しばらく『彩花』のままでいようかと思いましたが、お邪魔虫が凛星様の考えを変えさせた一変、予定を早めましたわ。凛星様……フューチャーファイターズとの縁をお切りなさってくれたら、この技を使わなくても良かったのに……どうしてくれましょうね!」


 彩花(?)は禍々しいオーラを纏いながら、力を蓄えた……! すると、先ほどのメイド姿と一転、吸血鬼を連想させる姿となった……。


 「……! 貴方がシャドウ・ウイルスの一体、『シャドウ・コロナ』だったのね………!! 今まで長いこと、教育係のリーダーとして信頼していたのに、どうして今となって……あっ!」

 ――「……そうか……もしそれが事実なら、アタシ達との絶縁を検討しても「仕方ない」しか言えないけど、今の話からすると、間違ってる可能性だって当分あり得る。身近で信頼できる人物が、突然裏切る事だってあるからね。「仲良くしてた子が引っ越しに行ってしまう時に手紙を送るって言っといて、別の子に手紙をやり取りする」みたいなもんだよ……」


 凛星は理央の言葉を思い浮かべながら目を見開いた……すると、コロナはそのことを他所に回すように――


 「あなた達が鈍感すぎましてよ? 普通に侵攻しても、あなた達が警戒してしまうのではないかと思い、こういう形で教育係を装う事で簡単に侵入できましたわ。元はといえば、あなたが国との合流が少なすぎて、情報量が得られていないことが原因ではありませんこと?」

 「そ、それは……」

 「私に打ち勝とうとする愚かな戦士達も居ましたわね……あなたのお父様は特に、私の生命力も知らずに命を疎かにして、私に弱点を与えた……あの時は油断してしまいましたけど今度は二度と失敗は繰り返しません。こんな愚かな生命、初めてですわ」

 「コロナ!! 人の死を平気で土台にして!!」


 凛星は目が飛び出るぐらいに目を見開き槍を取り出して、コロナの方へと攻撃を仕掛けた! 凛星の槍はコロナの体へと攻撃は当たっているが、ダメージがない。そして、コロナは凛星の槍を掴んで、禍々しいオーラを蓄えながら凛星に拳を当てた……!


 「しまった!!」

 「私と張り合う気ですこと? 生温いですわ!」

 「嫌あぁぁぁぁぁ!!」

 「凛星様!!」


 凛星はコロナの攻撃により、吹き飛ばされ、芝生の方に不時着してしまった……そして、コロナは凛星の方へと指をさし、技を使ってトドメを刺そうとした……!


 「こんなものですか? 冥土の土産話にもなりませんわね! フフフ……さようなら、国立 凛星様、父上と同じ場所で生きると良いですわ!!」

 「凛星! 危ない!!」


 掛け声と共に、後から駆け付けた李徴の剣により、不意を突かれて技は空の方へと放っていった……。また、李徴を追いかけてたイリルとセナも一緒に到着した。


 「ぐっ!!」

 「り……李徴さん……!」

 

 李徴はこわばった表情で片手剣を構えながら、コロナの前に立ちふさがった。


 「イリルにセナ、教育係の救助を頼む! こいつは私が何とかする!」

 「わかった……!」

 「あら、随分とご無沙汰しておりますわね? 私が復活したことはいつお気づきで?」

 「貴様が復活を成し遂げようと、ウイルス因子が活発している時点で気づいた。メイキョウ地方中、ウイルス因子やウイルス物質を集めて、強大な力を求めていること……コロナ、貴様の他にこの様な事をする者がいるとは考えられない」

 「長き因縁の果てにして、よくお気づきになさいましたわね。例え、私以外にも誰かがいるって言ってもそうとは言い切れるとでも……?」

 「フン、どうだが……もし『あの男』が復活していたとしても、私と『あの男』とはもう何も関係ないただの敵対関係だ……」

 「なるほど……私がただ無知な生命だとは大間違いですこと? 確か、あなたの言う者から聞いたのですが……遥か昔、あなたの両親は離婚して、あなたは母親にお兄様は元の父親に引き取られたようではございませんか? そしてあなたのお母様は再婚して、現在のお父様は義父って所かしら?」

 「ほう? 貴様は私の過去をさり気なく調べたようだな。生憎だが、私は過去の事で動揺する性格ではないのだがな、兄は昔から自己中心的で経歴を他人に責任転換する上、自分さえよければ命でさえ平気で見捨てる最悪な性格だったのだ。元の父親が毒親だったこともあり、自我が芽生えた時から関係が良くなく、改善しないまま離婚につながったのだ」

 

 コロナは、冷笑しながら、李徴の過去の事を話していた。しかし、李徴は過去の事を晒されてもかき乱す反応もなかった。それどころか、余裕のある表情をしていた……。


 「それよりも貴様の過去についても調べさせてもらった。貴様は確か……第二の地球で人間として暮らしていたらしいが……上手くいかなかったようだな……」

 「……だから何でしょうか……? 先に行っておきますが、私は過去をもう捨てたので動揺は効きませんわよ?」

 「ほう? 少なくとも数年前の貴様は対人関係が上手くいかずに放火して、町ごと焼きつくしたと聞いた。確か、メイキョウ地方の北側にある山に囲まれた小さな町ごと大規模な山火事が発生したと、きっと貴様の義母と義理の兄弟姉妹から酷い扱いされたとか……」

 「……! あの屍なんか、ただの生ゴミと同じですわ! 私はあの時、普通に生きたかっただけですわ! ただ、あの屍はなんて言ったと思いますか?!「あらまぁ大変、あの殺人鬼と同じ格好になっちゃうなんて……まぁそれも運命なのかしらね! 貴方は一生、この町のウイルスなんだから……」と、あの町全体の前で晒して……! もううんざりでしたの! そして、ウイルスとなって蘇った今、やっと初めてこの悲しみを分かち合う方がいましたわ……そのお方がダークマター様ですのよ……ダークマター様がこの力を授けてくれたおかげで、この第二の地球を再び屍にする運命となるでしょう……」


 コロナは目を見開きながら、牙を見せながら話していた……。李徴は、沈黙が絶えないまま言葉を発する……。


 「コロナ……あの時、他に救える選択肢があっただろうに……わざわざ死刑に渡る事をしてまで根に持っていたのか……しかし、今やろうとしている事は貴様の義母よりも立場が悪くなってしまうだろう! その為だけに、ツブヤキリンゴでディープフェイクまで用意して……!」

 「確かに死刑は覚悟しておりました。とっくに下されていましたから……これ以上邪魔するお邪魔虫は排除していきますわ!」


 コロナは禍々しいオーラを纏い、大技を放とうとする……! 一方で李徴は剣を構えながら、ブラストを発動した……!


 「審判を下そう!!」

 「ぬるい!!」


 二人の大技はあまりにも強大すぎて、相殺され、爆発が起こってしまった……。


 「フン!! なかなかやりますわね……! こうなったら……」

 「はぁ!!」


 煙が多すぎて何も見えない状況でコロナの目の前に氷の刃が飛んできたのだ……コロナは技を使って煙も刃も振り払った……。


 「フン! なんですのこのヘボな追い打ち! ……ってあら?!」


 煙が薄くなったら、もう庭には誰もいない……ただ、戦った痕が残っていただけだった……。

 戦士達は危険を判断し、急いで拠点へと戻っていった……。


 「あ……貴方、まだ居たの?」

 「ああ、ちょっとね……」

 

 セナはすぐさま、オペレーターや他の戦士達に伝えて、急いで緊急通達の準備を進めるように手配をした……。


 「チッ……あとちょっとで私の勝利でしたのに……まあいいでしょう……こちらも『コロナ禍3020』の準備でもしましょうかね……世界を決めるのは……ダークマター様のみ……ウフフフ……」


 コロナはニヤリと笑いながら、禁足地に突っ立って、ウイルス達を呼び寄せた……。空は真っ赤な雲に覆われてながら、日を隠していた……。


 ――その一方で……。


 国立家の屋敷から拠点へと帰ってきた私達は、迷うことなく、特別司令室へと向かいに行った……。そして、紅き雲に染まったニュートラルシティで、レイが人々に避難指示を出した。


 「警報! メイキョウ地方にウイルスの大群予兆と、シャドウ・ウイルスの反応が発生! 皆さんは、速やかに避難してください! 繰り返し、お伝えいたします――」


 人々は、学校の体育館や公園に避難して、避難カプセルの中に入りながら身の安全を守った……。

 そして、李徴は特別司令室から、外の状況の映像と共に、戦士達全員に通信を行った……。


 「諸君、突然の呼び出しですまない……実は、ご覧の通りシャドウ・ウイルスの一体『シャドウ・コロナ』が復活してしまったのだ……出現地は国立家が管理している場所で、奴は力が戻る以前から狙っていた……そこで君たちはこの地域の防衛を、またはシャドウ・コロナの討伐をお願いしたい……私も討伐作戦に参加する……! 過去に因縁があるからな……また、国立家の長女、凛星様もこの作戦に協力関係することとなった。また、天閃野家やミライ大学の学生、アプル・ディーパ殿もあるテレビ番組の出演者と共に作戦に協力してくれるようだ……全員が一致団結してこの戦いに終止符を打とう」

 「みんな! 気を引き締めて行きましょう! かつての地球と同じような運命を渡らせちゃダメよ!」

 「そうだね……セナ……作戦を開始しよう……」


 「こう言うジンクスこそ、破らないとだね!」



 【ミライ図鑑】


 もういくつ寝ると~お正月~♪……って歌ってる場合じゃなかった! もういくつか待つとシャドウ・コロナがやって来るんだった! こうしちゃいられねぇ……つい最近クラフトした『823号アロー』で出てきたウイルスを野菜炒めにしてやるぜ!

 というわけで今回の紹介を――


 くらえ!!


 【アプリ紹介:ネオ・チューブとコーンティック】

 今回はアプリ紹介! 世界的の動画サイトを代表する『ネオ・チューブ』と『コーンティック』だぜ! それぞれ紹介していくぜ!

 『ネオ・チューブ』は普通の動画からショート動画まで、何でも投稿できちゃうスゲー奴だ! 以前紹介した『日課曲』のようにオリジナル歌もあるぜ! 投稿者は『ネオチューバー』って呼ばれて、バーチャルネオチューバーもいるぜ! 駆や美菜、笑がよく使うが、ネリネは長すぎて寝ちまうらしいぜ……安眠の効果もあるな~。

 もう一つの『コーンティック』は若い世代の奴らがよく使うショート動画専門のサイトだ! 手軽に観れちゃうからちょっとした時間にダンス動画やショートドラマも観れるぜ! ネリネや弓が『コーントッカ—』で登録してるぜ! ただ、ウルや隊長は短すぎるしコンテンツも見分けがつかないって理由で嫌ってるみたいなんだ……短編小説は読んでるくせに……。

 お互いに良さや悪さもあるんだが、実は二つの運営会社の社長二人が仲悪いみてぇなんだ……。問題も山積みで、違法アップロードやフェイク動画、アカウント乗っ取りとかのトラブルも結構あるんだ……皆もトラブルに巻き込まれねーように気を付けよーな。

 以上! あっ弓が呼んでるな……ちょっとばかし暴れてくるから、勝利の報告を待ってろよ~!

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