プロローグ あなたはどんな未来を描いていますか?
ここは、数年後の世界……かつて、奇跡の星と言われていた『地球』は、日々、社会課題や災害、犯罪や戦争などの様々な脅威が極まりない状況の中、怯えながらも、生命は『人生』という名前の道を進んで歩いて行く。
でも、それは何のために? 知らない誰かのこと? 仕事のやりがい? お給料?
理由は何であれ、私達はこの未来を切り開くために、戦い抜くのだ。
いや、戦い抜くはずだった……その悲劇は突然に現れたのだから……。
地球は、生命による治安悪化、大地を巡る大規模な戦争に地球温暖化の進行、そして、自然による災害が立て続けに起こってしまった……。
そして、最終的に、奇跡の星だった地球は、悲しい程に隕石かのように枯れ果ててしまい、最終的に破滅する運命に至ってしまった……。
幸い、それでも生きたいと言う勇士たちがいた。ある日、開発者のチームは、平穏無事を望む生活を目指して、『地球脱出ポット』を長年にわたり完成。そして、人々は地球脱出ポットを使い、地球の脱出に成功。
そして、第二の地球となる、奇跡の星に開発者チームや、人々は移住する事を同意した。
未知の大地、未知の生命、未知の物質に最初は困惑していたが、少しづつ慣れていき、私達の第二の地球が新しく完成した。
星の暮らしは、時にはトラブルも付き物だ。野生動物や対人関係、エンジントラブル……次々と問題が起こり始めていった……。しかし、中にはその問題を解決していく者もいた。その者達を勇敢な者たちを『戦士』の称号を与えた。
しかし……この暮らしそう長くは続かなかった……ある脅威との戦争の真っ最中に、突然、起こった。
その脅威はとても強力で、戦士の手に負えなかった力の物だった。その上で、奴はとても残酷で、辺りは建物の残骸だらけにして、数々の命ある物を奪っていった……。
残された一つ選択で、戦争を終わらせた。
……でも……その代償、戦士は愛する人を失った。その戦士はもう、心を閉ざしてしまった……。
「……どうして……こんなことになっちゃったの……。助けられてばかりで、私からは何もしてあげられなかった……。私が…劣っていなかったら、あんなことにならなかった……私のせいだ…全部私のせいだ……。早く取り戻さないと、全部あいつから奪ったものを……取り戻さないと……」
そんな後悔でしかない世界である機械と出会った。
私達の時代では未完成だったはずの『タイムマシン』。
タイムマシンは私を推薦するかのように、機械音を大きく鳴らしていき、システムも安定していたかのようだった。
戦士は顔をこわばり、口を開いた。
「お願いします……私を未来に連れていってください……」
そう……これが、私の運命を変える最初で最後の物語。