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こころのこと

作者: 鈴木明子

わからなくて、困っているんで。

 わたしのこと、

あなたがどう思っても、

もういいんだ。

あなたが、

なんでわたしに、

そう言ったのか、

じぶんでもわかる。


 わたしだって、

あなたのこと、

何もわからないものね。

かってに、

いろいろ思いこんでいるだけ。


 あなたが、

どんなに寂しくても、

わたしは、

じぶんを守ることで、

精一杯なの。


 みんなが望んでいるわたしとは、

ちがうと思うんだ。


 いつも同じままではないの。

いつも、変わらない顔に見えるでしょうか。

わたしの心の中を見たいのでしょうか。


 嵐が吹いたり、

雷が落ちたり、

虹がかかったり。

日照りになったり。

雑草しか、

育たないような異常気象。


 わたしの心に住む人は、

嵐の中に浮かぶ船のように、

大きく大きく揺れ続ける。


 だから、

だれにも、

見せたりしない。


わたしの心は、

わたしのもの。


 そして、

今日の三日月は、

永遠の

わたしの心の住人にしてあげる。


同じじゃないものね。

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