4.最終発表
まず生存者に入った時点でもう安心していました。
順位などどうでもいい。勿論上位に入りたいという邪な思いもありましたが、適当に書いている自分が上位にいていいはずがない。そういう強迫的な観念がありました。
だって他の人はランキングに載っているような雰囲気やテンプレにテンプレを重ねて勝ちに来ているのだから。
話は前後しますが、前日の話も。
だからこそ幽焼け氏からDMで個別のアンケートが来たときは書くかどうか本当に、本当に悩んでおりました。書いては消して、書いては消してを繰り返して。
でも万が一にランキングに入ったら、それはそれで失礼なのではないか。行ったり来たりを繰り返しました。
ただ、社会人としてやはり幽焼け氏の迷惑になるのは困るので書いてみました。
でもそれを書くと何上位ぶっているんだよ、と自分が嫌なので()で予防線を書いてしまいました。
ということで結果の動画。
10位以内に入ったことが確信できたので、手の震えが落ち着きました。
ここで自分が上位に行きたいとか烏滸がましいことを思っていることに気が付いて本当に恥ずかしくなりました。投稿頻度のごり押しの何が偉いのか。わかりませんでしたが、静かに結果を見ることにしました。
結果は8位。
6位、7位、8位と来て何とかベスト8に入れました。
他の作品群を見て、正直嬉しかった。
悔しいなんてなかった。負けて当たり前だし、そもそも勝とうなどと思ってもいなかった。
負け惜しみかもしれないけれど、肩の荷が下りて急に今の作品の続きが思いついた。
もうなんだよって感じ。
自分はデスゲームに囚われていたのかって思わされた。
自分はあくまでも関係ない風をしていたのに全てこれかよ、と。
それに気が付いてからは欲が出ること出ること。
他の上位陣のやり方を真似すればランキングに乗れるんじゃないかとかPV伸びないかなとか。
でも、自分はそれをやりません。嘘、やれません。
理由は簡単で、自分は書籍化なんて目指していないんで。
多分これも負け惜しみだって思われるのでしょうが、私はそもそも楽しく書けないとエタる病にかかっているんです。
趣味に小説を書くこと、という風に書ければ幸せだなって。
そもそもなんでお前はデスゲームに参加したんだ?
プレミアム公開された動画を見ながら、ずっと自問していました。
その答えは自分の書きたいものを書きたいというものでした。
ということで、つらつらと今後も書きたい作品を書きます。
それで皆さんに受けたら嬉しいけれど、まずは自分が楽しみます。
だからこそ胸を張って言います。
自分の作品なんて読まなくていい。だってもっと面白い作品は私が死ぬほど知ってるので。
自分のしょぼい作品を読む時間に使われるくらいならもっといい作品を読んでくれ。なろうに毒された男はそう思いました。
もしも自分の作品を面白いと思ってくれたならばすごく嬉しい。
ブックマークが三桁いくなんて思っていなかった。PVもこんなに伸びると思わなかった。
それでも最終発表であげられた作品を読んでほしい。
というのが私の中での結論です。
これは私のわがままであり、私のプライド。いつかもっと面白い作品を作ってみせるからという決意。でも勿論楽しみます。
こんな駄文を長々読んでもらって申し訳ないです。
何が言いたいかというと、第2回は私みたいに書いてみたい、でも構想なんてない!って人も参加してほしいんです。それでこそ本当に面白い作品が読めるというものです。