3.中間発表1と2、そして最終発表手前
そんなわけでランキングを狙うわけでもなく、読者受けを狙うわけでもなく、ただ自分が書きたい&書いてて楽しい小説を書き始めました。
ちょうど中間発表1回目が仕事終わり直後で、幽焼け氏のTwitterの画像を見てまず知りました。
あれ、思ったよりもPV数が全体的に少ないな。
直感的にそう思いました。
そしてよく見て、あれ? 6位じゃね? となりました。
ここでわかったのは、内容じゃないんだ! 投稿頻度だ! という結論。
毎回のように自分の小説は良い点が見つからないと思っていたので、それしかないと気が付いてしまったのです。
そして私の中で目標ができたのです。とにかく更新頻度を上げて内容がゴミくずだろうがテンプレを無視しようが上位者として生き残ってやる! そう思いました。
目標ができて一つ弊害が発生しました。
ただでさえストックを作らないように毎日ちまちま書いていたのに、ここで気が付いてしまいました。更新頻度をあげるということは執筆時間が増えるという事です。
戦術がない人間はこうなるんだな、そう感じました。
なので次回参加する方はしっかりストックを確保しましょう。
毎日朝起きて執筆して仕事に出るという地獄の毎日は流石に堪えました。
仕事で人を殺しかけましたし、めちゃくちゃ怒られましたし(当たり前ですが)結構反省しました。
その頃から、ランキングの小説を読むようにしました。
アウトローな私としては成長した瞬間でした。
仕事中は只管終わってから作るストックを考え続け、書きながら矛盾がないか確認して、それ以外の時間はランキングを読むというなろうに毒された人間の日々。
10日間はあっという間でした。
そして2回目の中間発表。
TS物やラブコメ物が急に伸びてきたものの、やはりなろう特有のテンプレ系がランキングにいる中、何とか7位で順位を落としたものの生き残っていました。
多分傍から見たら勘違い物はなろうでいう一般ジャンルかもしれませんが、テンプレを知らない私からしたら、実はランキングに残ることが唯一自分の作品を証明する手段でした。
ここからは死に物狂いでした。
無理なのに1日2回なんていう頭のおかしい行動をして、毎日7000字前後を書き続けることに。
展開を考えている人や、テンプレを知っている人からしたら何を言っているのだろうと思うのかもしれませんが、0から作るというのはかなり辛かったです。
でも、自分がサボってランキングから落ちればこの1ヶ月何をしていたのか、そう思わされてしまいました。はじめは楽しく書いていたのに。
半ば楽しく書いているという風に自分の中で錯覚させていましたが。
幽焼け氏のTwitterで発表が一日ずれるというのを見て、恐怖しました。そこまで内容があるということは順位の変動が起きているという事か。
そう思わされました。
パソコンを前にすると動悸や手の震え、なろう症候群と命名したくなるような症状がたくさんおきました。でも毎日投稿しないと自分の気持ちが切れてしまうのでただひたすら温かいものを飲みながら誤魔化してきました。
そして結果発表の動画。