2.中身について
内容についてです。
流石の私でもタイトルと粗筋が大事だって知っていました。
作るからには多少は読んでもらえるような作品にしたいなぁという思いがあったので、適当に作品のスタートと終わりだけをいくつか構想を練ることにしました。
とはいえ、プロットの作り方を知らない人間がどうすればいいのか。
唯一参考にできたのはTRPGの参加経験でした。
TRPGとは、テーブル上で行われるRPGであり基本的には会話で成り立ちます。自分自身が自分以外のキャラクターになりきり行われるゲームで、シナリオというものがあるもののよく脱線しますし極論無視しても許されます。
そんなゲームに私は過去にプレイヤーとして参加しておりキャラクターシートをいくつか残していました。
そこからまず主人公やヒロイン、登場人物を思い描き、頭の中でアニメーションとして動かし、彼ら彼女らがどういう言動をしそうか、どんな行動をしそうか、どんな生き様なのかをイメージし続けました。
紙に書き出すとめちゃくちゃになり、自分はアウトプットができない人間だと思わされて凹みましたが、想像であれば自由ですし誰にもばれません。
ということでキャラクターはたくさん作ってみました。
で、ストーリーは? という話なのです。
流行を知らないので追放…無理。悪役令嬢…無理。チート…知っているけれど個人的に読むのは好きだけど書けない。
となると勘違い物? ということで勘違い物になりました。
これは多分今書いている作品もですし今後の作品もでしょうが、私は主人公が無双する作品は書けません。だって恥ずかしいんですもん。
主人公の視点でストーリーを展開しているとどうしても感情移入してしまい、途中で恥ずかしくなってしまいそうです。
だからこそ三人称視点で書きたかったのですが、三人称視点では固すぎる文章になるのがわかっていたため、苦肉の策で主人公視点で。
終わりと、チェックポイントの内容だけ決めて、あとは全て自分が作り出したキャラクターたちがどうやったら勝手に動き出すのか。最早思い付きでした。
テンプレートを知らないという事で、独自性のある小説になってしまいました。全ては私の指運で右往左往しているということですね。
ただ、唯一私が気を付けていたこととして、まず矛盾がないこと。そして日本語のミスを減らすこと。特にてにをは。
これは自分だけでできる限り避けられる点であり、プロの小説家だろうが素人だろうが同じスタートラインだと思いました。
ということで私は誤字脱字報告が感想よりも嬉しいという残念な人物でした。
勿論感想も死ぬほど嬉しいのですが、感想は客観性がないのでどう修正すればいいのかわかりません。褒められても、自分の良さというのはわからないのが難しい点です。
その日の気分で物語が進むので、実はストックを一気に作らないようにしていました。一気に作るとその時の気分で偏りがでるので面白くないときは多分面白くない文章で埋め尽くされるからです。
……今にして思うと、よくこれで137137文字もかけたなって感じですね。