表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
つぎはぎだらけの君と私  作者: しずれ
3/6

つぎはぎだらけの夏休み

あれからメールを送っても無視され、私はもう縁を切られたと思っていた。

元々、そんなに親しい仲でもなかったから別に寂しくはなかった。かれんは3人で遊べないことを嘆いていたが。

夏休みもあと少しで終わろうとしていたある日、ゆなからいきなりメールが来た。「会いたい」と。

なんで今更?とも思ったが、怪我をさせたことを謝りたい気持ちもまだあったし断る理由もなかったので私は「いいよ」と返信した。

次の日、私とゆなは約1ヶ月ぶりに話した。謝ることもできた。

仲直りもして「友達」と呼べる関係にもなれた。でも、ゆなが私を避けていた理由は教えてくれなかった。

けれど、その時はそんなことどうでもよかった。友達になれた喜びでいっぱいだったから。

多分、これが1つ目のつぎはぎだったと思う。破れてしまった関係を「友達」というもので縫い合わせた。

そして破れたところをなかったことにしてしまった。

今思えば、この時すでに私は選択を間違ってしまっていたのかな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ