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謎が苦悩する日3

もうすぐ夜になる時刻に謎の生物は目を覚ました。

朝まで拷問を受け続けた謎の生物は拷問が終わっても泣き続けたが、半日近くも快楽と自分の血の不味さで暴れまわったため、いつの間にか泣き疲れ寝てしまっていた。

謎の生物は起き上がろうとしたが、筋肉痛で体中に電気が走ったような激痛に襲われ全く動けなかった。

流石にやりすぎたと思ったのか、<謎の人格>は謎の生物に謝る。


(申し訳ありません。興奮してやり過ぎてしまったようです。)


(うん……)


(…ですが<吸血魅了>のレベルは4まで上がりましたし、訓練の効果は抜群でしたね!)


こう言えば何かしらツッコミが来ると予想する<謎の人格>。だが返ってきた返事は違った。


(うん……)


(……)


<謎の人格>は返ってきた返事に困惑する。

そしてどうすればいつもの元気が出るか考える。

しかし何も思い浮かばない。

数分考えるが良い案が浮かばないのでいっその事もう一度刺すか?と鬼畜っぷり全開の事を思いつくが、そんな時に謎の生物が語り出す。


(俺の尊厳とかプライド……そう言ったものが全て粉々にされたよ…。)


(……)


<謎の人格>は元々、謎の生物によりヘルプ機能的なスキルが欲しいと言う願いから創り出された存在だ。

しかし、そんな<謎の人格>をもってしてもなんと言えば助けになるのか、救いになるのか分からないため沈黙するしかなかった。


(俺さ…悶えながら色々考えてたんだ…。俺は受けるより攻めの方がいいんだ!とか、昔納豆が嫌いで知人から「俺も最初は嫌いだったけど食べ始めたら癖になるよ?」って言われて絶対そんな事にはならないって思った時の事を思い出したりとか…。でも…途中から痛いのもいいかもしれない、実は俺の血って美味いんじゃ!?なんて思いが心の隅に生まれてきたんだ…。)


(……)


謎の生物は虚空を見つめながら喋るが、<謎の人格>は何も答えない。


(だけど俺は必死に「そんな訳がない!」、「俺はノーマルなんだ!」って自分を自分で励まして耐えた!耐えきったんだ!!)


(……)


生気が籠っていない声で語っていたが、段々とその声に生気が宿ってくる。

<謎の人格>は何も答えないが、お構いなく喋る謎の生物。

だが先程まで興奮してきたと思っていた声がストンと落ち、最初の時と同様に生気が籠っていない声に戻った。


(だけど…俺はあの拷問が終わった後、思ってしまったんだ…。あぁ……終わってしまった…と…。俺はな無意識に受け入れてしまってたんだよ!刺された時の痛み、血を吸われた時の快楽、無理矢理に飲まされる不味い血、これら全てを幸福と感じてしまっていたんだ!!)


(…………)


又もや謎の生物が興奮し始める。


(それを自覚したらもう駄目だった。もっと…もっとしてくれ!!ほら、遠慮すんなよ!おもいっきりやってくれ!!)


(………)


謎の生物は壊れたようだ。

もしかしたら最初から、それこそ前世からそういった願望が心の隅にあったのかもしれない。

<謎の人格>は思う。

矯正しなければと……。

そして始まる、<謎の人格>による謎の生物を矯正する旅が…


ただのネタです。

旅が始まるとか書きましたが深く捉えないでください(^^;

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