表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/35

謎に遭遇する日6

マンモス?と決別する事を決意したその日の夜。

ちょうど陽が沈んだところで謎の生物の覚悟が決まった。


(よーし、進化するぞ!

もう俺も慣れたからな。

ハリモグラ??だろうが他の生物になろうが驚かんぞ!

たぶん…。)


(まぁまともじゃないのは確かですね。)


(それを言うな!

ようやく決まった俺の覚悟が揺らぐから。)


(ではさっさと終わらせましょう。)


(そ、そうだな。

その前にマンモス生きてる?)


(…虫の息ですね。)


時を少し遡る。

マンモス?は日中はずっとふらふらしながらも歩いていた。

そして夕方頃、森が視界に映ったあたりで遂に力尽きた…いや、尽きてはいないのだが。

限界が近く歩くのも出来なくなっていた。

そうして今に至る。


(いつも通りステータスの確認をしたら進化するぞ!)


謎の生物はステータスと念じる。



名前: 空欄

種族: ハリモグラ?

レベル: 20/20

HP : 71/71

MP : 38/38

SP : 37

[筋力] 54

[魔力] 26

[敏捷] 59

[ ? ] 41


[スキル]

<触手Lv9> <吸収Lv9> <大食いLv8>

<経験吸収Lv3> <限界突破Lv1>

<吸血魅了Lv1>

[?スキル]

<謎の人格2>(<肉体操作LvMax> <吸血LvMax>) <謎の魔眼>

[称号]

異世界から来た謎生物 恐怖の象徴


(そういえば今日獲得した<限界突破>と<吸血魅了>、<肉体操作>と<吸血>の上位スキルって言ってたけど、全部のスキルに上位スキルがあんの?)


(そういうわけではなさそうです。

上位スキルがないスキルもあると思われます。)


(ふーん。

まぁ良さそうなスキルが手に入ったって事で素直に喜ぼう!)


(ええ。

まったくその通りです……ふふ。)


(何、今の含み笑い!?

めっちゃ怖いんですけど!?)


(いえいえ、気にしないでください…。)


(そんな事を言われたら余計に気になる!)


(気にしなくて良いですから、ほら早くしないとマンモスが力尽きてしまいますよ?)


(怪しすぎるけど…今は置いておくしかないか…。

じゃあ進化するぞ!)


[進化しますか?]


(神様、仏様、謎なぞ様!

どうかよろしくお願いします。)


そう言い手を合わせる。

そして体は発光し眠気が襲ってくる…。




薄っすらと陽が昇り始めた時、謎の生物はマンモス?の背中で目を覚ました。


(ふぁ〜あ…。

よく寝た。

さーて、どんな感じに進化したかな!?)


謎の生物は起き上がる。


(おおぉ!

高い、俺の身長が高くなってる!!)


今までのハリネズミやハリモグラの時みたいに短足ではなく艶のある毛に覆われた長い4本足に成長していた。

謎の生物は期待で胸が一杯になり、自分の体を確認しようと勢い良く体に眼を向けた。

しかし、謎の生物は頭が真っ白になる。

またまた体が謎の進化をしていたからだ。


(期待した俺が馬鹿だった…。

こんなのが日本にいたら間違いなく隣の県まで逃げる自信があるな…。)


謎の生物の体…ベースは狼のようだが体長が馬の1.5倍はある。

全身は白に近い灰色をしており、頭には目が3つと鋭い牙がある。

左右の目は紅色をしており中央の目は怪しい紫色。

そして何より目を引くのが体に生えている一対の大きな翼…の、ようなものだ。

パッと見た感じでは艶の良い毛に覆われた翼に見えるだろう。

しかし、実態は全て触手だ…。

触手が翼を形どっているだけに過ぎないのだ。

まるで外見だけは整えました、と言わんばかりである。

最後に尻尾、これは3本生えている。

もちろん全て触手である。

謎の生物はこれを見て頭が真っ白になった後、おかしなテンションになった。


(わーい。

翼が生えたからこれで空を飛べるぞ〜……

って飛べるかぁ!!

触手でどうやったら飛べるんだよ!?

それになんだ?

ついでと言わんばかりに尻尾まで触手とかふざけんな!!)


(落ち着いてください。

それに空が飛べないと決まったわけではありませんよ。)


(…え?

マジで!?

触手で空を飛べんの?)


(まぁステータスを見てもらった方が早いです。)


(ス、ステータス!!)




名前: 空欄

種族: ウルフ…?

レベル: 0/50

HP : 123/123

MP : 60/60

SP : 57

[筋力] 78

[魔力] 38

[敏捷] 94

[ ? ] 71


[スキル]

<触手LvMax> <触手変化Lv1> <吸収Lv9>

<大食いLv8> <経験吸収Lv3> <限界突破Lv1>

<吸血魅了Lv1>

[?スキル]

<謎の人格2>(<肉体操作LvMax> <吸血LvMax>) <謎の魔眼>

[称号]

異世界から来た謎生物 恐怖の象徴

絶望を運ぶ者


(……毎度毎度、種族の欄おかしいでしょ!?

なんだよ、ウルフの横の…は?

いや…この体がウルフからかけ離れてるのは分かるよ!?

だけどそれなら?だけで良いじゃん…。)


(まぁそこは今さら言っても仕方ないですよ。

種族的におかしいのは最初からなんですから。)


(もう良いです…。

…それで、見たところ<触手変化>が空を飛べる事と関係してると思うんだけど?)


(正解です。

<触手変化>は触手を別の物に変化させるスキルです。

今の状態も触手が変化して翼の様に見えてるわけです。)


(なるほど。

じゃあ<触手変化>のレベルを上げれば空を飛べるようになるかもしれないって事?)


(<触手変化>のレベルが上がれば触手をちゃんとした翼に変化させることも出来ると思いますよ。

やってみなくては分かりませんけどね。)


(そうか。

空を飛べるかもしれないと思うだけでやる気が出てくるな。

ということで最期のマンモスの血を吸って俺の糧になって貰おう。)


そしてマンモス?の背中で数多の触手を操り突き刺す。

そのまま一気に吸血するとマンモス?の鼓動は段々と弱くなっていく。

そして最後には動かなくっていた。

謎の生物は地上に降り立ち動かなくなったマンモス?を見て感傷に浸っている。


(遂にお別れか。

これから一人で歩かなくちゃいけないんだな…。

だるい…。)


唯の面倒くさがり屋だった。

しかし側から見ればその姿は討ち取った獲物の大きさを誇っているようにも見える。

そしてそんな姿を見ている者達がいた…。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バナー画像
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ