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謎に遭遇する日5

翌朝、陽が出始めた頃にマンモス?が遂に目を覚ました。

マンモス?は立ち上がる。

それは圧倒的だった。

寝ている状態で高さが30mもあったので当然だが、やはりでかい。

マンモス?は歩き出す、陽に向かって…。


(うほ、揺れが半端ねえな!

マンモスの毛で体を固定しなかったら間違いなく落っこちていたわ!)


(ですから危険だと何度も警告したはずです。)


(ま、まぁスキルも手に入ったし飢えも凌げたからチャラっていう事で…。)


(はぁ、まったく…。)


そうしてマンモス?が歩き出して1時間ほど経った頃、マンモス?は立ち止まった。


(ん?

どうしたんだろ?

さっきからふらついているようにも見えるし、気分でも悪いのか?

……ってまた寝るんかい!)


マンモス?は寝る態勢に入り、すぐに寝息を立て出した。


(こいつ寝すぎだろ?

もっとシャキっとしろ!

ええい起きなきゃ吸血するぞ!?

良いんだな?)


(貴方が飲みたいだけでしょうに…。)


(いいや違う、これはお仕置きだ!

…ぐへへ、その血を飲み干してやる!!)


(どこかの悪役吸血鬼みたいですね。)


(にしてもこの血は全然飽きないな。

俺はこの血と同等な味に到達出来るのだろうか…?)


(無理だと思いますよ。

そんな味を目指すぐらいなら血が付いただけで何でも溶かす血とかは如何ですか?)


(それはどこかの宇宙生物と被るから却下だ!)


そんな事を言いつつも謎の生物は血を飲むのをやめない。



血を飲んでは寝て血を飲んでは寝てを繰り返し3日が経った頃マンモス?がまた目を覚ます。


(お、やっと目を覚ましたなお寝坊さんめ!)


(貴方も寝てばかりでしたけどね。)


(しょうがないじゃん、暇なんだから。)


(これからどうするか話し合ったりはするべきだったと思うのですが…。)


(あれ?

もしかして相手しなかったから拗ねてる?!)


(………)


ブス ブス


チューチュー


(ぎゃぁぁあ!!

やめて不味くて頭おかしくなるぅ〜!)


学習しない謎の生物である…。

そんな時マンモス?は歩き出す。

またもや陽が昇ってきた方角に向かって。

しかし今回は大分よろめきながら歩いているのがわかる。


(マジで調子悪いのかこのマンモス?)


(もしかしたら貴方が血を飲み過ぎたのかも知れませんね。)


(いやそれはないだろ!?

こんな巨体なんだ、俺が血を飲み過ぎたからって微々たるもんだろ?)


(いえ、<吸収>も<大食い>も血の飲み過ぎでレベルが一気に上がってますから尋常じゃない量を飲んでますよ?)


(マジで!?

どうしよう…これ以上飲みすぎるのはまずいかな?)


(死んだら死んだで良いんじゃないですか?)


(ひど!

数日とはいえ苦楽を共にしたんだぞ!?)


(苦楽したのはマンモスだけです。

貴方は楽しかしていません。)


(……テヘッ♪)


ブス


(ご、ごめんなさい!!

もうやめてこれ以上俺を苦しめないでくれ!)


(苦しめられたくないならふざけないでください。)


(はい…。

しかしこのまま血を吸い続けたら死んじゃうかな?)


(間違いなく。)


(じゃあもうちょっと血を吸って進化したら、一気に血を吸い上げるか!

そうしたら進化後、一気にレベルが上がるかもな!)


(先ほどまでの言葉は一体何だったのですか?

貴方が一番酷いですよ?)


(ま、まぁここまで付き合ってもらったんだ。

気がついてないだけかも知れんが…。

とにかく最後まで付き合ってもらおう!)


(何か納得がいきません…が、その案には異論はありません。)


(よし!

じゃあ早速血を飲みますか!)


(今晩には進化したいですね。

ですが死なないように気をつけてください。)


(分かってるって!)


良いように言えば切り替えが早い。

しかし、悪く言えば冷酷。

そんな一面を見せる謎の生物だった。



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