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謎に遭遇する日2

謎の生物は巨体な生物の姿が確認出来る位置まで来ていた。


(うぉーでっけぇー!

全長何mあるんだ!?)


(全長80m、高さ30mと言ったところでしょう。)


(デカすぎだろ!)


その生物をあえて例えるならば象…いやマンモスと言った方が良いだろうか。

翠色の体毛で全身が覆われており、その毛は見るからに剛毛だ。

そして長い鼻は3本生えており一本一本が非常に長く太い。

さらに象牙。

これは2本生えているが白に銀色の粒子を混ぜた色をしていて非常に神秘的だ。

しかし今は寝ているのか全く動かない。

謎の生物は見とれていた。

その美しいマンモスを見て…しかし、次第に謎の生物にある欲が生まれる。

それは食欲だ。


(あいつの血ってどんな味かな…

初めて倒した兎は少し苦くて、ゴブリンはどろのようだった。

普通の兎は木の実のようなほんのりとした甘みを感じた。

狼は生臭かった。

あいつはどんな味かな?

飲みてぇ…)


(今は寝ていて動きませんが起きたら踏みつぶされますよ?)


(体格差がありすぎて案外気づかれないかもしれないじゃん。)


(ですが気づかれたら逃げられませんよ?

周りは見渡すかぎりの草原なのですから。)


(大丈夫さ。

いざとなったら土を掘ってその中に隠れればいいんだ!

だてにモグラじゃないぜ!)


(はぁ…。

どうなっても知りませんよ。)


(おし。じゃあ行くか!

ま、一応尻の方から近づいていこう。)


そうして巨体のマンモスのすぐ近くまで来た謎の生物は思っていた。

マンモスの足元でのんびり吸血なんかしてたら流石にまずいと…。

とても今更なんだが謎の生物はたった今気づいた…馬鹿である。

どうしたらいいか考えた結果、マンモスの背中にいれば安全だと思った謎の生物は決意する。

ただモグラがロッククライミングならぬマンモスクライミングなんて普通は出来ない。

しかし、そこは流石に謎の生物…触手を使って昇っていた。

触手をマンモスに刺しながら登る姿は蜘蛛のようにも見える。

謎の生物は気づかれないかビクビクしていたが全く起きる様子はない。

それは何故か、簡単だ。

マンモスの体毛は謎の生物の触手より明らかに太いからだ。

自分の毛よりも細い物を刺されていたがる奴がいるだろうか?

逆に気持ちいいかもしれない。

そんなこんなで謎の生物はマンモスの背中まで登りきった。


(ウハー!!

やっぱ高いなぁ〜!

風が気持ちいい。)


(そんなことより早く目的の血を吸ってください。)


(あ!…そうだな。)


謎の生物は当初の目的をすっかり忘れていた。


(はぁ…。

馬鹿に付き合う身にもなってくれませんか?)


(う、すいません…

ま、まぁ気を取り直して吸血と行きましょうか!)


そして謎の生物は触手を刺しゆっくりと吸血する。


(!!!

なんだこれ美味すぎる!

飲んだ瞬間は濃厚な肉の味だったのに、少ししたら甘い物に変化した後少し苦味が入ってまるでミルク入りのコーヒーを飲んでる気分だ。

このマンモスの血だけで肉、デザート、食後のコーヒーの味を楽しめるとはやばすぎる!

<謎の人格>!)


(何でしょうか?)


(ここに住もう!!)


(馬鹿だ馬鹿だと思ってましたが此処までとは思いもよりませんでした…。)


(いやだって、こんなに美味しいんだよ!?

此処にいれば食事に困らないんだぜ?)


(たしかにそうかもしれませんが動き出したらどうするんですか?

振り落とされますよ?)


(大丈夫だって!

マンモスの体毛で体を固定すればいいし、俺には触手もあるしな!)


(はぁー…。

全く馬鹿の相手は疲れますね。)


普段は毒しか吐かない<謎の人格>もなんだかんだ言って実は心配しているようだ。

心配されてるとはまったく思っていない謎の生物は楽しそうにせっせとマンモスの毛を器用に自分の体に巻きつけていた。



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