表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/13

シャルドネend B 再会=別れ


城へ乗り込んだ私達は、地下牢を探していた。


手分けして我等が魔王を探す。


通路の奥に鍵の間があり、なにか魔方陣が描かれている。


皆がこちらに集まって来た。


「これは、魔力封じの印ですね。かなり強力です」

ディオが顔をしかめる。ダフォトスは扉に近づこうとしない。

私は半魔、シャルドネは堕天使なのであまり効果を感じないが、彼等のように強い魔族には、辛いのだろう。


「おそらくは、この中にいると考えて間違いはない筈です」

ディオの言葉に納得する。


「逆説を言えば魔王を封じる他にこんなものを使う必要はないってことだよ」

とダフォトスが言った。


二人には頼めないので、魔から一番遠いシャルドネが印の札をはがした。


――――扉が開く。


「お父様!」


―――魔王クラウリオンがいた。


「ようやくここまでたどり着いたか」

「フォフォフォフォ」

大臣ヴサとお茶を飲みながら。

――――――――



「まさか二人が手を組んでいたなんて初耳だよ」


ダフォトスは不機嫌そうに言う。私はヴサに初めて会ったとき聞かされていたが。


なにはともあれ、見つかったのだから良しとしよう。



「シャルドネ、ありがとう。貴方が提案したお陰で見つけられたわ」

「いえ、僕が言わずともいずれは来ていたでしょうし……」


そうかもしれないが、あのタイミングで城に行こうと再び提案してくれたから、早く見つけられたのだと思う。


あれからしばらく話し合いになり。

彼等の契約通りに大臣は人国を統治、魔王は荒れた拠点の場を変えることになった。


「貴方ともこれでお別れね」

シャルドネはどういうわけか、天界に帰還することになったらしい。


「いつの日か、また会いましょう」



【normal...ついに見つけた】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ