ベルフェゴール
<経歴>
●本作の主人公。前回の世界では逃亡者という位置づけから『フェゴール』と名乗っていたが、今回の世界からは本名で名乗ることに。
●元豊穣神バアル、元権天使、現7つの大罪『怠惰』の魔王。
他にも、ローカルながら、『夢魔の長官』『王国の真の統治者』等、肩書に困らず。
●一般的な魔王の姿は便座の上に座り込む年老いた悪魔。だが、当作品のベルフェゴールは、ルシファーが天界から追放されたあたりから、豹変した神に従う天使たちに命を狙われるようになったため、やむなく立ち上がり、『時期』が来るまでひたすら逃げる道を選んだ。
●銃を入手してから逃亡時代にピリオドを打ち、以降、銃のスキルを上げる修行の日々を過ごしながら、世界のあちこちを訪れ、終戦から数年後の日本に戻るや、そのまま居ついた。
●現実世界での職業は、最初は暗殺者。理由は、磨いた銃スキルが錆びるのを防ぐため。
背後からヌッと現れるや、驚いたターゲットを冷酷非情に射抜くスタイルから、『背後のヒットマン』と呼ばれた頃もある。
仕事は確実だが、デビュー当時から『悪人以外は撃たない』というスタンスだった(=悪行を積み重ねると、天使の捜索網に引っかかる)ため、あまり出番はなく、低ランクに甘んじていた。
●過去形の言い回しなのは、あるグループ令嬢の暗殺に関わって、失敗したため。
ただの女ガードマンだと思っていた相手がまさかのガイノイドという展開に、当時の携行武器では明らかな火力不足で対抗できず、大人しく捕縛された。
身分照会中、フェゴールが頑なに守ってきた特殊なスタンスを備考に特記されていたのが幸いして、ブリリアントな令嬢直々の契約主の変更の誘いが来た。
相手がフェゴールでも知っている世界的なグループだったこともあり、すんなり応じた。
そしてこのこと(契約無断変更)が、のちの『暗殺者来襲』を招くきっかけにもなった。
●影時間特別捜査先遣隊(通称『影』)の一員として活動していたが、ある日を境にイサカをはじめ仲間たちが急に神隠れしたのを機に、契約を解除して、異世界へと旅立った。
よって、現在は『無職』である。
<特殊能力>
① 淀んだ空気
本来の悪魔の姿の時に常に漂わせている腐食性のガス。
吸入した部位を腐らせ、爛れさせ、あらゆる苦痛を相手に味わわせる。
相手の実力を測る意味合いで、世を忍ぶ仮の姿の時にも解き放つときがある。
② エナジードレイン
サキュバスが十八番にしている特殊能力。サキュバスはキスや邪眼で生命力を奪うが、フェゴールの場合は、左右のどちらかの手から吸収する(……前の世界では左右にそれぞれ役割を振り分けていたが、今回の世界では状況に応じて特殊能力を使い分けることにした。というのも、時々左右のスキル役割を忘れ、誤った使用で捕縛者を廃人にすることが多々あったため)。
ちなみにこのスキル、フェゴールを兄呼ばわりするあるサキュバスからプレゼントされた。
③ 特性殺し
敵対する相手の一番の脅威を有無を言わさず無くすスキル。
但し、脅威が複数ある場合、ランダムでどれかが消える。
フェゴールが任意に選んで消すことは出来ない。
フェゴールが死んだ時点で消えた特性が復活する……ということもない。
よく勘違いされるが、アメコミ等によくある相手の特殊能力を奪い、自分のモノにする……という大変都合のいいチート能力ではない。せっかく奪ったスキルが使用者のモノにならない分、永久に相手の特性を無くしてしまう。また、付与された本人ですらも『ラクして』得た能力に関しては対象内に入ってしまう。
生まれつきの特性に頼った戦い方をしている者ほど、これを喰らった途端に『いつもの必勝パターン』を失った虚脱感から、あっさりと殺されている。だが、後天的に『努力して』得たスキルの場合、特性殺しのスキル自体が発動しない。主な例としては、スキルとの相性が最悪にもかかわらず、苦手を克服して得手となりマスター修得にまでこぎつけた場合、このスキルは対象者に対して全く効果がない。
何故それが判明しているのかというと、過去にフェゴールが【特性殺し返し】という技をかけられて、効果がなかったことから。
④ 付喪神転生
フェゴールの愛銃コレクションの中で、親密度の特に高い銃器が、フェゴールと敵対して死んでいったばかりの女の子に対して勝手に発動させる憑依スキル。
成功すると、付喪神が生前時の黒歴史が詰まった心臓を吐き出し、フェゴールは握りつぶす際の電気信号から彼女たちの黒歴史を読み取り、個人情報を知ることができる。
そして、付喪神は神様の基になる核(神核)を空っぽになった心臓のスペースに生み出して、永い眠りにつく。一方、死んだはずの対象の女の子は付喪神の神核の命を得て、軽い記憶喪失状態から蘇生復活する。
この転生を通して生き返った女の子は何故か、付喪神がフェゴールに対して持ち合わせていた親密度を受け継ぐため、胡散臭いおっさんがパートナーであることに疑問を抱かない。
かつてシグに、このシステムの効きが弱く、自問自答していた頃があったが、樹海で2人きりで一晩過ごしたら、どーしようもなくエロいことにかなり呆れさせられたものの、それさえ除けば、シグに対する好感度が全くぶれない様子から、システム云々抜きに認められたという経緯有り。
⑤ 真・女神転生
【神格ランクA】の最上級神として、一定の経験を積んだパートナーが、盤古の力を持つ女神から次世代を引き継ぐのに値すると認められた時点で、新しい時代の女神として生まれ変わるシステム。
往々にしてフェゴールが特大ピンチで、逆転ホームランで難敵を退かせるまでの手順に『無理・無駄・ムラ』が少ないと評価を得られやすい。
とはいえ、特大ピンチの状態というのは予想外以上のアクシデントがつきもの。
それでもなお、信頼に応えるサポートを惜しみなく発揮できるかどうかを見極められる。
つい最近、前の世界にてフェゴールのパートナーズの聡子が、【古代龍アジ・ダハーカ】の審判をパスして、【地母神アシェラト】の力を引き継いだ。
そしてその際、アシェラトから譲渡された力から追い出されるようにして、聡子の命を動かしていた元々の神核が【ランクA】の付喪神として再復活するという現象が起きた。
<その他>
●極めてエロい。
エロい映像コレクション多数。
エロすぎ薄すぎ発禁上等本コレクション膨大。
ローカル特技『アクシデントを装って触りにくる』のはこの人だけ。
●管理が雑。
自部屋のテレビの前にエロいのが堂々とオブジェのごとく存在する。
数が数故に、掃除に来たメイドたちが幾つかちょろまかすのだが、気付いたことはない。
但し、銃器コレクションだけは厳重管理。
●ボッチ・メランコリック症。
孤独歴が長すぎたから耐性があるかと思いきや、ボッチ状態になると気持ちがかなり沈む。
●カレー求道者。
朝昼晩カレーでも文句は言わない。365日でも文句は言わない。
味がイマイチでも『カレー』を作った結果の出来ならば、文句は言わない。
但し、八高ガールズ、てめえらのカレーはカレーじゃねえ。
<ペルソナ関連・非公式設定>
●ペルソナ世界では『原初の頃から存在する、特濃で巨大なシャドウ塊の7あるうちのひとつ』と称するときがある。
●元シャドウのクマから同じ匂いを嗅ぎつけられて、親戚扱いされ『オジサン』呼ばわりされた。
ヨースケすらもドン引きの『エロトークえんえんよもやま話』で盛り上がれるので、親戚説は、あながち間違いではない。