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作者:一崎 奏真
仲の良い兄妹は、何処に行くにも一緒だった。
二つ離れた兄妹、妹思いの兄、正喜と兄ちゃんッ子の深雪。
けれどその関係は、ある日を境に無くなった。

突然の両親の喧嘩、離婚。
正喜は母と、深雪は父と。
深雪は父と共に、遠い場所へと行ってしまった。

これが、七つと五つの時の出来事だ。

そして十一年後、僕は友人の家に遊びにいった。
そこにいたのは、かつて僕の妹であった深雪。

しかし、深雪は僕のことを覚えていなかった。

兄弟愛ストーリー
思い出
2013/12/31 11:48
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