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異世界で錬金術の現代風メシ  作者: yex


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第三十四術 攻略報酬とお祝い

「ハァ……ハァ……どうだ?」


すごい爆発が起こったけど……あっ、煙が晴れそう。


『……』ピキッ……ボロッ……


そこには赤い鎧に全身ヒビが入った姿のゼパルがいた。


「銀瓏、あれは……」

『ふむ……魔力が放出している……後数分ぐらいで消滅するな』

『……見事な腕前だったぞ……冒険者達よ』

「!」


すると、満身創痍のゼパルが話しかけてきた。

あの姿でも話せんの!?


『この数十年、幾度も冒険者と戦ってきたが……こうも越えたものはいなかった……特にあの最後に放った技……見事だった。流石の我が鎧でも防ぎきれなかった……』

「……」

『礼を言う。我が人生の中でも一番心が踊った……我が戦いの勝利にこの剣を持って行け……』 


そう言うと、ゼパルは剣を鞘におさめ、地面に突き刺した。


『最後に……冒険者よ。貴様達の名を聞こう……』

「……『酒森 幸』」

「『フラム・ガーネット』よ」

『ふんっ………『銀瓏』だ』

『そうか──その名を永遠に記憶しておこう。さらばだ、サチ、ガーネット、ギンロウ……』


──サラサラ……


ゼパルはそう言い残し、塵になって崩れさっていった……


「消えてった……」

「これって……討伐成功?」

『……魔力の濃さが消えたな。恐らくそうだろう』

「……」


そうか……倒したのか……S+ランクの魔物を………


「「や……やったぁ!!」」

『ふんっ……』


うぉぉぉぉっ!!生きてるぅ~!あのS+ランクのゼパルを倒したぁ!!いやもう本当、あの場面で死ぬかと思った!!

と、ガーネットさんと一緒に喜びあった。


「ねぇねぇ!!早速ゼパルの武器を取ってみようよ!!」

「お、おう!」


そう言い、震える手でゼパルの武器を持つ。

うおっ、意外と重い……ガーネットさんが鑑定でこのような文章が出た。


『暁の刃 『真紅のゼパル』が愛用していた剣。その赤色は数々の敵を倒した返り血だと言われる。アダマンタイト製。スキル『月華羅戦』『鬼龍侍獄』『刃界』が使用可能』


アダマンタイト製!?どうりで衝撃が受け止められなかった訳だ……


「うお~……何か興奮してきた」

「そりゃそうよ!何てったって、あのS+ランクを撃破したんだもの!!今までそのランクを討伐した冒険者や魔賢者はいないのよ!」

「マジで!?」

『ふんっ……まぁあの程度の相手なら手こずるぐらいだがな……』


いやいや……あの銀瓏の体を傷つけるやつだぞ?意外にヤバかったと思うが……でもまぁ、あのゼパルを倒せたのは銀瓏とガーネットさんのお陰だし………よーし!いっちょここはお祝いとしますか!!


「よし、皆!!S+ランク討伐の記念に、ここらでいっちょ豪勢に飯にしますか!」

『おお!!いいぞ!』

「ひゃっほーい!!」


まずは、作り置きした『ダッシュ・ブルシチュー』!!お供に『チーズ乗せ黒パン』を添える!!


『んおー!?何と濃厚な味!!『チーズ』とやらで追加するとさらに濃厚になる!!』

「今までパッサパサの黒パンがシチューの液が染み込んで、うま~………な、涙で出来た……」


んー長く煮込んだから、肉が柔らけぇ~いくらでも食えそうだな~

しかもこのチーズを乗せたパン!ただ乗せただけなのに、シチューにつけるだけで濃厚で深い味わいになる……んー!戦いで疲労した体に染みる!!


数分でシチューを完食し、普通はここで終わるが………


「まだまだいくぜー!!」

「『うっひょーい!!』」


俺は『等価交換(カタログ)』であらゆる甘味を錬金する。

ロールケーキ、プリン、クレープ、エクレア、アイスクリーム……等々これでもかってほどのスイーツを出したぞ!


『うむ!どれもこれも旨い!!』

「甘ーい!糖分が疲れた体に染みるな……」

「まだまだいっぱいあるから、じゃんじゃん食えよ!!」


――じ~


「はっ!?」


今なんか誰かに見られている感覚が……もしかして神か?


『ぬ……グググ……我輩も食べたい……』


あーこんだけ甘いものが出りゃそりゃそうか……まぁいいか。今日は討伐記念だし……


「どうぞ!お納めください!!」パァン!

『むほー!!ナイスなのだ!!』


取り敢えず、スイーツ系を片っ端から沢山与えた……これで、一時は大丈夫だろ。

さてさて……二人の様子は……


『んぐ……俺はもう満足だ……』

「私も~もう限界~」


どうやら、腹いっぱい食べたようだな……皆幸せそうな顔をしているな……!


「さてと……色々な魔物も倒したし……今俺のレベルってどうなのかな?」

「んー?覗いてみるね……」

「どれどれ……」


【名前】 酒森 幸(さかもり さち)

【年齢】 20

【性別】 ♂

【職業】 Cランク冒険者

【パーティ】 自由の食旅(スローイーター)

【レベル】 48

【ステータス】

・体力 1400

・魔力 8000

・筋力 550

・俊敏性 520

・耐久性 540

【スキル】

【契約獣】『光輝なる白銀龍プライム・シルバードラゴン

【個体能力】

・錬金術

等価交換(カタログ)

(NEWスキル)

【加護】 創造神の加護【小】


おっ新しい新スキルがあるぞ!!


「レベルが40以上に上がったから新しいスキルが出てきたぞ!」

「へーおめでとう!」

『うむ……で、一体どんなスキルだ?』

「今確認するから待ってろ……」


俺はその『NEWスキル』という項目を押してみた……すると、光輝き、新たな文字が刻まれた―――こ、これは……!


全知魔知書(ニュー・オーダー)


「……『ニュー・オーダー』??」

「なにこれ?」

『まぁ使ってみなければ分からん』

「そ、そうだな……」


取り敢えずどういうものなのかやってみる価値があるな……よし!


「コホン――いでよ『全知魔書(ニュー・オーダー)』!」


――ピロンッ


おお!『等価交換(カタログ)』と一緒でデジタル版が出てくるのか!

い、一体どんなことが記載しているんだ………


『検索ワードを記入してください』


「……」

「……」

『……』


……えっ?ワード?なにこれ??


「えっと……幸、次に何ができるの?」

「え?さ、さぁ……」

『……取り敢えず何か言ってみろ』

「ええ?……えーっと……」


ワードって言っても何て言おうか……あ、そうだ!もうすぐオーブンができあがるし、それで料理を作りたいな!……ってこれじゃあ完全にグー●ルみたいじゃないか……取り敢えず、言ってみるか……


「えっと……『オーブンで出来る料理』かな?」


『『オーブンで出来る料理』――検索中……』


すると数秒で画面が変わった。


『検索完了。以下の品物がオーブンで出来る料理です』

・ローストビーフ

・ミートローフ

・グラタン

etc……


と、こんな感じで出てきた……うん、あれだなこれ……


「『グー●ル』だぁぁぁっ!!」

「『『グー●ル』?』」


検索したい奴を出してくれるってこれ現代の必須文明の機能じゃねぇか!!おい、どこ行った!!『錬金術』どこ行った!?もしかしてあれか?『等価交換』から派生したスキルか!?だとしたら辻妻合うけど!?


「ねぇねぇ、その『グー●ル』ってなに?」

「え?あー……知りたいものを記入するだけで、色々な答えを出してくれる機能だよ」

「へー……ねぇねぇ、『エリクサー』ってどうやって作るの?」

「え、『エリクサー』?」


それってRPGで見る薬か?


「『エリクサー』は呑めばどんな病気も呪いも治る薬だよ。不老不死にだってなれると言われるんだって」

「そんなものがあるのこの世界……というか、『全知魔書(ニュー・オーダー)』がここの世界を知っているわけが……」

『おい、結果が出たぞ』

「え?」


銀瓏に言われて場面をよく見ると、次のことが書かれていた。


『検索完了』

・エリクサーは主にドラゴン族の肝・血などで作成可能。

・他にも、ヴァンパイア族、聖獣の血や肝でも代用可。

・この材料を魔力でかき混ぜ、変化をつけてやれば『エリクサー』が完成される。


ウソでしょぉぉぉぉっ!?異世界でも対応できるの!?――あ、だから『全知』なのね……ってやかましいわ!!


「うわ~すっごい!そんなのも知れるのね!」

「なんで『グー●ル』が異世界に適応してんだ!?」

『……待てよ?その『全知魔書(ニュー・オーダー)』を使えば、俺が知らない料理が知れるのではないか!?』

「……はっ!」

「いやまぁ確かに、俺が作ったことない料理も出てくるかもしれないけど……」


何ガーネットさんまで、真剣な顔しているんだよ……


「あーもう次々!!次、銀瓏だ!銀瓏のステータスを見せてくれ!」


そう言って強引に切って、銀瓏のステータスを見てみる。


【名前】 銀瓏

【年齢】 600

【性別】 ♂

【種族】 シルバードラゴン

【二つ名】 『光輝なる白銀龍プライム・シルバードラゴン

【契約先】 酒森 幸

【パーティ】 自由の食旅(スローイーター)

【レベル】 580

【ステータス】

・体力 9000

・魔力 14000

・筋力 9000

・俊敏性 9200

・耐久性 9800

【スキル】

・炎魔法・水魔法・雷魔法・風魔法・土魔法・形態変化・対魔力装甲

・ドラゴン(ソウル)・無詠唱術・消費魔力術・魔力感知術・念話

【個体能力】

・氷結魔属性


おお……銀瓏は30も上がっているな……もうすぐで全体が一万を超えるな……


「銀瓏は相変わらずの高ステータスだな……」

『ふん、当然だ』

「次は私だね……どうなっているかな~」


そう言うと、今度はガーネットさんのステータスを見てみる。


【名前】 フラム・ガーネット

【年齢】 25

【性別】 ♀

【職業】 魔法使い『魔導士』

【レベル】 68

【ステータス】

・体力 1500

・魔力 4000

・筋力 570

・俊敏性 600

・耐久性 660

【スキル】

・炎魔法・水魔法・雷魔法・風魔法・土魔法・氷魔法・瞬間移動魔法

・解体魔法・状態変化魔法・消費魔力術・鑑定・アイテムボックスLv10

【個体能力】

・結界術

・属性結界術


「な、なんか……段々幸に追い越されそうな感じがする……」

『魔力以外勝っているな……魔法使いなのに』

「ぐはぁっ!?す、鋭い一撃喰らった……」

「ま、まぁ俺には加護の力もあるからその影響ですよ!それにほら、アイテムボックスだって進化してますよ!結界だって強くなってますし!!」

「うう……優しさが心に染みる……」


と、涙目になってるガーネットさん……と、取り敢えず、この場所から出ましょうか……

攻略した俺たちは、このトランザのダンジョンから脱出するのだった。

Q.このステータスでなんでS+勝てたの?

A.『全属性波動斬』は魔力を対象として威力が上がるので、ゼパルの攻撃力とちょい負けぐらいまで来ていたから。そこからさらにガーネットと銀瓏の魔力が上乗せしたから勝った。

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