表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/16

#15 1回戦

ブックマーク・評価などが作者の励みになります。面白かったらぜひお願いします。

さて、1回戦と行きますか。

腕がなるぜ。

《それでは、1回戦を開始します。》

ゴングがなる。

始まった。

俺は素早く身構え、向かってきた5人を滅多刺し!!

フッ、雑魚が。

俺は最速なんでね。

そして周りにいた10人をリズムよくレイピアで刺していく。

キルによる速度補正もあるから、とりあえず弱そうなのを狩っていく。

なるべく強そうなやつとは距離を取っていこうか。

おっと、あの盾使い、なかなか上級者だな。

後で相手しなければならない。

そのためにも一刻も早く速度補正を上げて置かなければ。


1,2,3と。

よし、駆除完了。

あとはあの盾使いとその仲間たちだな。

俺は神速で間合いを詰める。

ガイアを振るい、仲間のヒーラーの胴体を一突き……したはずだった。

ガキン。

何やら硬いものに阻まれた。

……嘘だろ?こいつ俺が見えてんのか?

盾使いの盾が、俺のレイピアを弾いていた。

まじかよ。

なら、ちょっと本気出させてもらいますかね。


「天意直通」

実は俺、剣道もできるんですよ。

フッ、と短く息を吐く。

ここから縮地、からのガイアを突く……と見せかけて、横を取る!!

盾使いは驚いて振り返るが、もう遅い。

仲間の一人を串刺しにする。

ポリゴンが砕け散った。

続いて盾使いの盾を上に弾き上げ、胴体を超速で突きまくる。

鎧を貫通し、赤いダメージエフェクトが出る。

……まだ立ってるのか、やるな。

そう思った刹那だった。

足元が、爆発した。

俺はすんでのところで回避する。

あぶねー、俺HP1なの忘れてた。

こういうカウンターパンチャーかよ。

仕方ない、一旦距離を取る。

そして、これは前代未聞の方法だが……しゃあない。

一か八かやるしかない。

俺は空中に向かって全速力でユニバースを突き出す。

その瞬間、バンッと乾いた音が聞こえて、空気が爆ぜたように動いた。

やっぱりだ。

ソニックブーム。

こんな神ゲーに、空気の計算が搭載されてないわけがない。

盾使いと愉快な仲間たちは吹き飛ばされた。

ゲームセット。

《1回戦を終了します。勝者はPN:トールさんです。》

無機質な機械音声のアナウンスが勝利を告げた。

ブックマーク・評価などが作者の励みになります。面白かったらぜひお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ