表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

こまかい詩集2

詩 綺麗なままで枯れたかった

作者: 仲仁へび



「私が花であるならば」


「綺麗なままで枯れたかった」


 あのとき死んでいればよかった


 綺麗なままで 終わっていたかった


 あなたの思い出の中に残る私は


 みじめな姿にしたくなかった


 きらきらと輝いていた


 絶望なんてなかったころのままで


 残っていたかったのに


「どうして」


 なぜ ここにたどり着いてしまったの?


 救いになんて こなければよかったのに


 こんな死の国に咲く花なんて


 ロクな花なんかじゃない


 きっと醜くボロボロで 酷い臭いを


 放っているでしょう


「私をみじめにしないでほしかった」


「それとも、あなたを責めるより」


「死んでいたほうがよかった?」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ