永遠の35歳
子育ては終わらない
永遠に
長男は11才 小学5年生
長女は8才 小学3年生
二人とも近所の区立第一小学校に通う。
11月ごろ、区立第一小の6年生は日光に修学旅行へ行く。
来年は長男たちが行くのかなと思っていても、永遠に来年は来ない。
4月になってもまた5年生。クラスメイトも担任の先生も変わらない。
変わらない。だから楽でいい。
思春期も反抗期も来やしないし、進路や将来について考える必要もない。
あるのは
「僕はパイロットになりたい」
「私はお花屋さん」
なんていう子どもの夢に話を合わせておくだけ。
乳幼児みたいに手がかからない。
子どもが学校に行く間、私は自由。
パートにだって行ける。
でも仕事は続かない。すぐに飽きるか、辞めさせられるか、会社がなくなるか。
それでいい。変化はできない。
買い物に出ると、いつも長男が野球をしていた空地に、素敵な家が建っていた。
誰か住んでいる気配がする。子どものいる家族のようだ。
この町の風景も変わってきている。
私達の知らないところは。
我が家は何十年も同じ場所で、同じ形をしている。
2階建て、3階建ての家が増えているけれど、我が家はずっと平屋。
外から見える所はずっと変わらないし、変える事は出来ない。
住んでいると、壊れていく箇所もあるから、それは直しているけれど。
そんな我が家も時代の変化に乗り、wifiがやってきた。
近所の人がみんなやっているという訪問販売のお兄さんを断り切れず契約してしまった。
インターネットというなんか便利な物らしい。
店に行かなくても、物が買えたり。病院の予約が出来たり。
最初は怖かったけれど、なんか楽しいかも。
こうして我が家の生活が変わっていく。
インターネットの登場によって、最近うちの娘が変。