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放浪系騎士の様なナニカの冒険記的なサムシング  作者: 名状し難い魔王
俺氏にとってルナティックとは
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引き攣る王様ニコニコ俺氏


「・・・やっぱりこのえにならない?」


いわゆる無能な悪徳貴族が消滅し、その反動かそれとも芋ずる式なのか少なくとも王宮とその付近にいた悪役貴族の皆さんには土に御還りになって貰ったり、大量の罪状と極め付けの国家転覆計画罪とかいうこじ付けみたいな罪で方々に追放されたり、摂取されたり、ひどい場合復讐されちゃったりと・・・


まあ、あれである。漁夫の利・・・では無いな、なんだろうなんか蜂の巣を突いてそれから丁寧に殲滅されて行く蜂を尻目に蜂蜜を食べている気分である?か、ダメだな正確に言い現せん、端的にこの状況を言うなら『勝利』であり依頼達成に他ならないのだが、目の前には不満げに頬を膨らませ勧誘してくるクライアント・・・


「無理ですね。」


だが即答である。いくら幼女で、変身可能で、強くて将来的には胸も大きくなりそうなこの王様を近くで見ていても楽しそうではあるが俺はまだまだ人間やめていないので寿命的にそんな暇はない、と言うかもう一回社畜になるのは嫌ですじゃ。


「ヒグぅ…」


涙ぐむモーちゃん(相変わらず目に光がない。)


「あー!ヒミツがモーちゃん泣かしたー!」


煽るマーリン、


「最低ですね。」


そして実は神話生物な侍従長もとい『ショゴス』が冷ややかな目でこちらを見てくる。と言うか一緒になって近衛や騎士の一部もノリノリで煽ってくるがここは一応王都の王城のその謁見の間、少なくともこんな混沌としたアットホーム感溢れる職場ではない筈である。


「はいはい、悪役ですねー・・・でだ、モードレッド王、邪神はあとどれぐらいで?」


面倒になったのでシリアストーンで、なんか貴族がぶっつぶれた(潰した。)後から妙な圧迫感が南から感じられるのを今朝方に感知した。凄まじく嫌な予感がしたので褒賞の授与の名目で朝から謁見の申請をして、今ここに居るわけだ。断じて幼女を泣かせにきたわけではない。


するとモードレッドは嘘泣きを引っ込めて、未だ現世の体を取り戻せていない瓶詰め精霊のいる瓶を懐から出した。


「ムゥ、それはずるい、こたえなければならないしつもん、せいれいさまからのじょうほうだと、あとすうにちらしい、とつぜんにかそくしていそうがずれた。って。」


「ありゃ?マズくないか?」


「イヤナニ言ってんだよ!国どころか世界の危機についてサクッと話し合っちゃってんの!?」


「・・・」


近衛や騎士も静まり今度はそこはかとなくどんよりとした空気が漂う。それもそうだ。神託を受けたとはいえ俺はただの人間


「ごめん、それは多分違う。」


・・・人間である。それにここら一体でいうと戦力になりそうな有名人は『湖の乙女ヴィヴィアン』や『救済者ジャンヌ・ダルク』『謙虚な盾役フェンリル・ブロント』ぐらいだ。しかも全員国外か弱体化状態にある。


「ジトー」


「『月光の騎士ヒミツ』が抜けてますよ?この理不尽が。」


なぜ俺はこんなに侍従長からの当たりが強いのだろう。何かしてしまったかな?後俺にそんな厨二な二つ名をつけた奴はぶん殴る。


「あ、それはちちうえがつけた。」


「ぐぬぬ…アーサーちゃんか手強そうだ。」


「殴る気なのがすごいよ・・・」


まあ、この辺で既に圧を感じるということはやはり分霊である可能性が高く。距離減衰を考えるとおそらく小夜が能力を使えばどうにかなるのでは無いかと思うレベルだ。しかし、そこがオカシイ。


「それはいいんだ。問題は…」


「別方向からの奇襲、ですね。」


流石は旧主の世話係に創造された超生物、現在の主人が人間であっても微かなつながりやその思考回路はあちらや狂人よりなのだろう。


「少なくとも彼ら旧主はコッチを舐めてはいますが侮りはしません、王都に侵入されれば民は殆どが発狂するでしょうね。」


「イヤなニュース、というか予想が続くな、感動的だ。」


「無意味じゃねえし!感動要素はカケラもねえ!このバカ!」


最近の幼女の言葉の乱れが激しいですなぁ、ていうかマーリンは慌てすぎじゃないだろうか?


「落ち着いてる方がおかしいんだよ!?」


「ガーランドに武器を頼んでいるんだが多分そんなすぐには出来ないだろう。もしかしなくても戦闘終了後の可能性があるな・・・あー嫌だ嫌だ。」


そう言いながら俺はバスタードソードを召喚する。


「なっ!?」


騒然とする近衛や騎士達を尻目にそれを構え極限まで集中していく。次の瞬間!飛び込んできた人影がモードレッドの座り玉座に雄叫びをあげながら突っ込んでいくナニカに向かい・・・


「ヒャッハ「次から次に!面倒臭いぞ!」ガッ!?」


振り抜く。集中したからわからなかったがどうやら王城の横っ腹に穴を開けてこのバカは突っ込んできたらしい。ワンテンポ遅れて武器を構える近衛達、いつの間にかモードレッドを抱える侍従長と聖剣を抜刀しているモードレッド。


「あー、イタイイタイ飛んできたやつをとりあえず真っ二つにする法律でもあるのかねぇ?この国は。」


そう言いながら真っ二つになった体を組み合わせ立ち上がる飛んできた謎物体、俺はそれを軽く解析しながらいつの間にか俺の背後にいるマーリンに小夜を呼ぶように指示しておく。それから起き上がってきた魔力と神気を振りまく所謂美少年と呼ばれるナニカに向き直った。


「終末神・・・かなぁ?多分神様系ですよね?」


「そうだね!そして死んでくれ!」


とりあえず脳筋なようなので突っ込んできたのを穴の空いた王城の壁に向かってバスタードソードの腹で殴り飛ばし俺もソレを殴りながらおそらく平原であろうこれからハゲ飛ぶ地面に美少年を叩きつけたのだった。

超展開ワロスww

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